TREND 2018/07/07

【トレンド】大企業がAI面接を導入!? 人事領域における“労力削減”が目的

こんにちは、広報担当の須永です。
梅雨が明け、夏到来!花火、かき氷、プール、海と楽しいモノとコトが目白押しの季節です。
そんな折、世界的な企業が人事領域でAIを面接で取り入れるブームが起こっています。

AIとはARTIFICIAL INTELLIGENCEの略で、最近皆さんもよく耳にされているであろう人工知能のことです。人工知能は、コンピュータを使って、学習・推論・判断など人間の知能のはたらきを人工的に実現させます。AIの技術は、機械学習プラットフォームや、自然言語処理、画像認識など様々な場で活用されています。

最近では、世界的な企業が人事領域でAIを導入しています。AIを活用することで「人事業務のコスト・労力削減」を目指しているそうです。大企業には毎年膨大な数のエントリーシートが送られていますが、その中から適切な候補をAIに“キュレーション”させることで効率化を狙っています。

日本では、住友生命保険、損害保険ジャパン日本興亜、ソフトバンクなどが導入。また面接担当者の研修など、企業の採用支援を手がけてきたタレントアンドアセスメントは、約3千人分の実際の面接データから学習したAIが学生と面接するサービス「SHaiN(シャイン)」を昨秋から始め、これまでに大手食品メーカーなど23社が導入しているそうです。

企業の人事担当者にとっては、「業務コスト・労力削減」がテーマとなっていますが、この他にも企業・大学生のとってのメリットはなんなのか。

1つに「より多くの応募者が選考可能」というのがあります。つまり応募者の都合がいい場所やタイミングで面接できるため、企業側としては場所にこだわらず、広い範囲で募集をかけることができます。より多くの応募者を選考することによって、より優秀な人材の獲得が可能となります。

それではデメリットはなんなのか。1つに「あくまでも資質分析ツール」であるというのがあります。つまり、現時点でAI面接官の利用が奨励されるのは初期面接の段階のみ。感情の動きを追い、社内文化に一致するかどうかまでの判断は難しい。AI面接官にできることは、集めたデータを解析して点数化させる段階までなので、評価者としての企業側の一貫した採用理念は不可欠と言えます。

はじまったばかりのAI面接。最初AIデータに入力するのは人間の仕事です。ほしい人材の適切なデータ構築が要になりますね。得られたデータを総合的に分析し、未来予測・意思決定・企画立案などに役立てるデータドリブン型の世界。正直、ワクワクとゾクゾクが半々です!みなさんはどのように感じていますか?ぜひ、教えてください。