「挫折や失敗こそ人生を厚くするチャンス」 ーー唯一無二のキャリアを築くために必要なのは、経験の掛け合わせ

過去の大きな失敗や苦労をどのように乗り越え、現在に活かしているのか。第一線で活躍するビジネスパーソンの成功の裏側に迫るインタビュー・「私にとっての失敗」 

2回目は、株式会社サイダスでブランド戦略本部本部長 / 執行役員として躍進する清水麻美さんにインタビューを行いました。

プロフィール 株式会社サイダス 清水麻美

デザイン専門学校を卒業後、都内デザイン事務所にて、集英社の書籍やファッション誌など紙媒体を中心としたデザインを担当。フリーランスとなりグラフィックやパッケージデザイン、飲食店のプロデュースなどを行う。 2012年HR Techであるサイダスにデザイナーとして参画、コーポレートデザインから広告、アプリケーションの開発まで幅広く担当。 2017年テレマティクスサービスを開発するスタートアップにて、新規プロジェクトのUI/UXデザインやマーケティングなどを担当。 その後再びサイダスへ。リブランディングを実施し、クリエイティブやマーケティング、人事企画などの責任者を務める。Twitterアカウント: サイダスのあさみ

ー なぜデザインの道を歩もうと思われたのでしょうか?

清水: 高校はいわゆる進学校。高3の夏までは、周りと同じように大学受験に向けた勉強をしていました。ふと「これからの将来どうしよう」 と真剣に考えて、結婚したり子供ができた時に、どこにいても働けるスキルがあるといいなと思ったんです。「だったら働く場所を選ばないスキルを得よう!」 と決断。思い切って大学受験をやめて、デザインの専門学校に進みました。当時は全校生徒のほとんどが大学を目指していたので、珍しそうに見られましたね(笑)

ー 現在の仕事内容について教えてください。

清水: ブランディングを軸としたクリエイティブとマーケティング、それからPRも担当しています。また最近は人事の責任者も務めているので、幅広く業務に携わっています。いろんな職種を兼任すると考えることも倍になりすごく大変ですが、優秀なメンバーばかりなのでとても助けられています

ー 貴社の事業内容はどういったものになりますか?

清水: HRテック企業としてタレントマネジメントシステム(以下: タレマネ) と呼ばれるクラウドサービス「サイダスピープル」 を開発・販売しています。サイダスは、日本のタレマネ業界のパイオニア的存在として、10年以上製品開発を続けてきました。創業当初から変わらないのは、「働く人の才能をいかに引き出すか」という点へのこだわりです。システムを通じて、社員の資質をスキルやキャリア希望を一元化し、人事戦略・経営戦略の活用していくことで、誰もが活躍できる会社や社会をつくることに貢献したいという思いがありますちなみにサイダスという社名は才能を引き出す が由来になっているんですよ!

転職、結婚、妊娠。ライフスタイルが変わってもこだわってきたキャリア形成

ー 清水さんにとってキャリアの転換期はいつでしょうか?

清水: 大きな変化だったのは、子供を生んだ時だと思います。20代は毎日時間も気にせず終わるまで仕事をやるし、残業も遅くまでやってストイックに働いていました。そんな生活が子供が生まれてから一変。朝・夕の時間も限られる上に時短で働くとなると、いかに効率的に仕事を進められるかが勝負。ずっと焦って時間に追われてた気がします。のんびりランチも食べれなかったですよ(笑)

ー 清水さんの中で仕事やキャリアが大きな意味合いを持っているように感じます。

清水: 働き方や人生の優先順位は人それぞれだと思いますが、私にとって、家庭と仕事は同じくらい大切なものです。だって、どうせ働くなら稼ぎは良い方がいいし、裁量のある環境でやりがいを感じながらキャリアを積んでいきたいじゃないですか。だからといって、家族との時間を減らして仕事だけをしていたいわけじゃない。

時短であってもパフォーマンスは落とさず、生産性と効率を上げて取り組んでいるという自負があったので、時短を理由に給与が引かれるのは納得がいかない! と代表に直談判したこともあります。

ー 思い切った行動ですね。どのように相談したのですか?

清水: 人によって働き方は色々あること、「母親だから」 と変に忖度されずにやりたいこと、生産性を上げて業務に支障が出ないよう働いているのだから「時短」 という括りは改善できないかと相談しました。社員の声に向き合ってくれる会社なので、フレックス制度が導入され、様々なバックグラウンドを持つ社員がより活躍できる環境になりました。この経験から私のキャリアに対する考え方に改めて気づくことができましたし、いろんな考え方や選択肢があるのだと学んだ大きな出来事でした。

咀嚼するまで戦い、自分の言葉で伝えていく

ー これまでで1番苦労したこと、失敗したことがあれば教えてください。

清水: 3年ほど前でしょうか、自分のマネジメント力が原因でチーム全体のパフォーマンスを下げてしまったことがあります。クリエイティブチームの長を任されたのですが、責任者として全体のマネジメントに挑戦することが初めてで、うまくメンバーに指示ができていなかったんです。例えば、経営陣からとある作成物の指示がきた時に「こうやって代表は言ってるからさ〜」 「〇〇みたいにしたいらしいんだよね〜」 と上から落ちてきたものを自身も腹落ちしない状態で、メンバーに伝えていました。自身が納得していない状態で、誰かに伝えることは当然できません。メンバーからは「えー、やりたくないのに」 「なんでそんなことしなきゃいけないんですか」 とネガティブな反応が多くなり、チーム全体の士気は低下結果、パフォーマンスがガタ落ちしてしまいました。

ー 全体のマネジメントは難しいですよね。どのように乗り越えたのでしょうか?

清水: 何か指示された時に「咀嚼」 するまで戦って、頭の中で「納得」 できたら「自分の言葉で」 次のアクションを伝えるようにしました。特にマーケティングやクリエイティブの部門は「これは何」 という理由や目的が不明確だと、手が止まりがちな仕事です。そこで私がするべきことは、ただ上から下に指示を流す伝書鳩ではなく、自分が納得感を持てるまで深く議論しやるべきことをきちんと言語化しミッションとして伝えることなんですね。こうした取り組みを徹底するとメンバーも自主的に動いてくれるようになり、いいパフォーマンスを発揮できるようになったと思います。これは今でも気をつけているポイントです。

痛みやしんどさを知る=あなたの幅を広げてくれる

ー 清水さんにとって、「失敗」 とはなんでしょう。

清水: 苦労や失敗は報われるとは限らないですが、その経験は自分の幅を広げてくれると思ってます。先ほどの出産やキャリア、マネジメントの悩みもそうですが、挫折感があるからこそ人に寄り添えたり、他者の痛みがわかったり、自分の知らない信念や思いに気づけるチャンス。だから、そこまで失敗に対して気負いしなくてもいいのかなって。まぁ苦労も失敗もできるだけしたくないですけど(笑)

ー こうした失敗へのマインドはサイダスの中でもこだわっていますか?

清水: そのカルチャーはもちろんありますし、「より良いもの」 のために試行錯誤したいと思っています。弊社は、ミッションとして「明日が楽しみになる世界をつくる」を掲げていますが、そのミッションの通り、明日が自分にとって、チームにとって、組織にとって、今よりも良くなるように声を上げ続けたいんです。まだまだ弊社もスタートアップの側面が強いので、自分で何かを掴み取ってもらうとか、分からないことは自分で聞く力が必要です。そんな時にモゴモゴせず自分の意見をはっきり言える自分で道を切り開いていける強さ は弊社に限らず必要になると思うので、メンバーにはよく伝えています。

唯一無二のキャリアを築くために

ー 今の仕事のやりがいは何でしょう。

清水: クリエイティブ・ブランディング・マーケティング・人事と幅広く携わっていますが、ありがたいことに各チームが拡充してポジションを守れるようになり、数年かけてブランドへの意識が高くなったことを感じることができるのはやりがいの1つです。こうした意識は細部に宿っていて、言い方や言葉尻、クリエイティブの扱い方から会社全体が良い方向に向かっていると実感できると嬉しいですね。

ー 今後の目標をぜひ教えてください!

清水: 人事部門は立ち上がったばかりなので、評価制度の策定や新しい人事施策を考えるなどやるべきことはたくさんあります。弊社のMVVにある「明日が楽しみになる世界を作る」 「働くを楽しみにする」 という世界観実現に向けて、弊社内でも人に対する考え方をより明文化していく予定です。また、PRの側面も今後強化していくので、より多くの方にサイダスを知ってもらえるよう取り組んでいきたいと思います!

ー では最後に、転職や人生に迷っている方へのメッセージをお願いします。

清水: 私自身いい学歴を持っていたり、分かりやすいキャリアを歩んできたわけではないですが、変に自分の中で制限を設けず「こんな目的やメリットがあるから、やったほうがいいかも!」 と挑戦したことで、思わぬチャンスが巡ってきて今があります。いろんな経験を掛け合わせると唯一無二のキャリアが築けると思いますので、ぜひたくさんチャレンジしてできることを増やしてみてください。みなさんの未来は無限大です!

ー ありがとうございました!

※株式会社サイダス 公式サイト

執筆者
きこりん
人材・教育系の大手とベンチャー企業2社を経験。広報PR・採用広報・ライティング・編集・ブランディング・新規事業・ディレクションなど幅広い分野で活躍する。


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