INTERVIEW 2019/08/30

【卒業INTERVIEW】Another Rebirth Story REONA ―語る夢はなくとも誰よりも貪欲にあり続けたプレイヤー、その2年間の軌跡―

 惰性で通っていた大学を中退し、2017年4月にリバースラボに参加した玲央奈。
 2年後の2019年6月に卒業を迎えました。
 同じ月に卒業した駿悟が≪大きな夢≫をもつことに対し、玲央奈にはそのような夢はなく、終始一貫していたことは≪成り上がりたい≫という強い願いでした。
 そんな彼の2年間の歩みをまとめた卒業インタビューです。

幼なじみとの再会、そして3Backsとの出会い

・大学を中退した理由は何ですか?

 単純に面倒になっただけです。
 持論ですが、卒業って≪就職のためにある≫と考えているんです。でも、自分はそもそも企業に就職する気がなくて、起業して自分の力で稼ぎたいと考えていました。だからこそ、最初の頃はインカレサークルで活動したりとか、意識高くやっていましたね。何にもつながりませんでしたが。

・そこからやる気を失っていったという感じでしょうか?

 そうですね。大卒という学歴に魅力を感じることができず、それから欲に負けて遊ぶようになりました。
 次第に大学に行かなくなり、たまに顔を出したとしても、授業が終わった夕方くらいからもう飲みはじめるといった感じですね。
 その頃は、クラブ通いに夢中になっていました。多い時で、週5日くらいは通っていたんじゃないかな? クラブに行って女の子に声をかけたりとかして、次の日に起きるともう昼で、そのまま学校に行かないで、面倒になってバイトも代わりを探しはじめるといったことを繰り返していました。
 今振り返ってみても、あの頃の自分はひどかったです(笑)。人生で一番クズな時代でした。

・自分で稼ぐという目標のため、どのようなことに取り組みましたか?

 とりあえず、ネットワークビジネスに手を出してみました。でも、借金だけ抱えて稼ぐことができなかったので、結局やめましたね。
 大学の方も単位が取れず、留年が確定した状態でした。そんな時に幼なじみの侑弥と会う機会があり、3Backsを紹介されました。

・その時のことを詳しく教えてください。

 久し振りに会った時が、自分の22の誕生日でした。
 カラオケに行って、シャンパンとか飲んでいたのですが、いろいろ話をして、話を聞いて、そこで3Backsのことも紹介されました。もともと営業が好きということもあり、そこで「成り上がってやる」って気持ちになりましたね。「大学を中退して、3Backsに入る」って、侑弥に決意を伝えました。
 まぁ、その後もなんだかんだ飲み続けていて、侑弥がつぶれてしまったというおまけエピソードもありますが(笑)。

シャボン玉メンタルの葛藤

・3Backsに入社した当時の自分は、どんな自分だったと思いますか?

 やりたくないことは絶対にやらない人間でした。
 あとは、メンタルが弱かった。最初の頃は、よく泣いていましたね。山下さんにもよくいじられましたよ、「お前のメンタル、シャボン玉だもんな」って(笑)。

・売り上げを取ることができずに苦労した経験などはありますか?

 正直、売り上げでつまずいたことはありません。だから、そんなにキツイ思いはしていないです。役職も、とんとん拍子で上がりましたし。
 ただ、売り上げを取っていることで浮かれてしまって、山下さんに怒られたことはありましたね。お客様との対面率の目標を設定されて、「やってこい」って指示されたものの達成できず、「ま、売り上げ取っているからいいでしょう」って言ったら、すごい勢いで怒られました。あの頃の山下さんは怖かったですね(笑)。

・MANAGER・CHIEF MANAGERでは、マネジメント領域に入るので苦労したと思いますが。

 いえ、そんなに苦労はしていないです。それこそ駿悟が言っていたと思うんですが、自分の売り上げを達成してから帯同で部下を上げる、そして役職を上げるというのが基本でした。
 ただ、このやり方はマネジメント力がつかないんですよね。それで苦労することになったのが、SECTION MANAGER昇格後でした。

・どんなところに苦労しましたか?

 エリアを見ないといけない、支局のメンバーの状態も見ないといけない。自分の売り上げはクリアすることはできるものの、どうやれば部下を上げることができるのか、そのために自分は何をしたらいいのか、何ができるのか、何もかもが全然わかりませんでした。
 マネジメントは伝え方とか、相手の考え方とか、さまざまなものが絡んでくるので大変ですよね。リーダー会議でも、「できていない」って散々怒られました。これが何カ月も続いた時は、辛かったですね。

・打開するためにどのような対策を講じましたか?

 わからないことは聞く、このことを徹底しました。ただ、「わからないんですけど、どうしたらいいですか?」と相手に頼りきった質問はしたくありませんでした。
 だから、まず自分なりに考えることにしたんです。「今こうこうこうで、改善するためにこうしようと思うんですけど」といった…、質問というよりは相談をするという姿勢を大切にしました。

・その意識は昔からあったものですか?

 誰かに言われたことが、ずっと頭に残っていたんです。安藤さんだったかな? 営業で外を回っている時に、わからないことがあって電話をする、その電話の≪質を上げろ≫と言われました。
 「こういうお客様がいたんですけど、どうしたらいいですか?」じゃなくて、「こういうお客様がいて、こういう対応をしたらこういう結果になって、今度はこうしようと思うんですけど、安藤さんはどう思いますか?」くらいまで突き詰めろって。だからマネジメントも一緒で、「こういうふうにしようと思うんですけど、どうですか?」ってもっていく癖をつけていましたね。

・マネジメントには、やはり部下との信頼関係が大事だとは思いますが、どのようなことを意識しながら関係を築いていますか?

 自分は性格的に相手に合わせるのは得意なので、嫌われることはないと思っています。
 ただ、以前は自分の意見を伝えることが苦手だったので、言うべきことを言えなくて後悔したことがありました。遠慮したり、相手の顔色を窺ったり、「これを言ったら嫌われるんじゃないか」「落ち込んでしまうんじゃないか」とか考えてしまって結局言えず、初めてついた部下を離脱させたことがあったんです。
 このことは、ショックでした。だからこういう部下を出さないように、≪言わない後悔≫をしないようにしようと決めました。相手のことを思うなら、言わないといけないことは、しっかり伝えるべきなんですよね。

・言うべきことと、言い過ぎたらいけないことの線引きは難しいと思いますが。

 そういうことは、もう考えないです。気になったことは、そのまま伝えています。
 相手はどう思っているかはわかりません。その時は反抗心をもたれてしまうことがあるかもしれませんが、いつかは気づいてくれる、ありがたく感じてくれる、そうなってくれればそれでいいと思っているので。

成り上がるという原点へ

・今回卒業を迎えて、多くの人に支えられてきたという実感はありますか?

 それしかないですよ。
 なにかと問題児であった自分を働かせてくれている三浦代表もそうですし、面倒を見てくれる幹部の方、こんな自分についてきてくれてるメンバー、すべての人たちに感謝しています。

・これから先、こういうことをやっていきたいとか夢はありますか?

 前に安藤さんが夢の話をしてくれた時に、安藤さんに比べて自分には大きな≪夢≫と呼べるものがないことに気づきました。
 それで突き詰めて考えてみたんです。そしたら自分は、侑弥に紹介されて3Backsに入社した時もそうでしたが、≪成り上がりたい≫という思いでずっとやってきたことを思い出しました。そのことを安藤さんに伝えたんです。そしたら、「それでいいじゃん」って言われました。「あ、これでいいんだ」って、なんだかすごく安心しました。
 夢があって努力している人を、もちろんすごいなと思います。でも、夢があるからいいとか、ないからダメとか、そういう感覚はもうもっていません。

・それでは、今原動力になっているのはなんでしょうか?

 結局のところ、承認欲求とプライドですね。
 売り上げとかでも誰にも負けたくないですし、自分が見ている支局を1位にしたいですし、メンバーの役職が上がって壇上に上がっているのを見るのもやっぱり嬉しいですよね。なんていうのか、これが今の自分のモチベーションになっています。

 インタビューを通して彼が強調していたことは、会社への感謝でした。
 卒業後は3Backs営業本部の社員として、リバースラボのプロジェクトと静岡支局を支えます。
 これから彼が歩む道については、機会をあらためてNEWSなどでご紹介したいと思います。
 玲央奈との再会を、どうぞ楽しみにお待ちください!!