2019/06/24
SPECIAL INTERVIEWでは、営業部を舞台裏で支える営業管理部のメンバーを紹介しています。
10回目の今回は、5月から管理部で活躍している諒太のインタビューをお届けします。
(※ステータスは独自調査+勝手な推測によるもので、正確な数値ではありません。また、画像はイメージです。予めご了承ください)
大学在学時代に見舞った父親の急死という不幸と、大学中退という選択。認知症となった祖父の介護に追われ20代の半分を費やした諒太。
祖父の老人ホーム入所が決まり介護については一段落となったものの、そこに残されていたのは大学中退と職歴のない中途半端な自分でした。
変わる可能性にかけて、彼はリバースラボに参加するという道を選びます。
2019年1月、諒太の戦いが幕を開けました。
-営業部に配属されましたが、やっぱり業務は大変だったと思います。どんなところが辛かったですか?
【諒太】辛くないところがないところですね。訪問営業は会えない辛さがありました。1日中回っていても、インターホンで断られることが多くて… 会えないことは取れないことよりも精神的にこたえるんです。
営業メンバーの行動には目標値が設定されていて、インターホンを鳴らす数、対面で会う数が細かく設定されているのですが、達成することができずに事務所に帰る時は憂鬱でした。最後の月は神奈川支局にいましたが、1日やっても1回・2回しかお客様に会うことができなかった時があって、こっちは全力でやっているつもりだったのに、数字だけ見たらやっていないのと一緒じゃないですか? 支局長の幸一さんに「ちゃんと営業やっているの?」って言われた時は辛かったですね。大事なのは数字ですので、そう思われても仕方がないなと思いました。
-売り上げを取るために、自分の中で足りていなかったことは何だと思いますか?
【諒太】何が足りているのかが分かりませんでしたね。あまりに足りないものが多過ぎて。実は、管理に誘われる2日くらい前に辞めようと思ってました。飛ぼう(無断退職)としていたんです。
-踏み止まったのはどうしてですか?
【諒太】僕が飛ぼうとした3日前に、同僚が飛んだんです。その時に山下さんから飛ぶということは、周囲にすごい迷惑をかけることだって説明がありました。自分はビビりなので「辞めます」って言うことはできない、飛ぶという楽な選択をしたら家族に迷惑がかかるし、なにより会社に迷惑がかかる… 辞めたいけど辞められない、飛びたいけど迷惑はかけたくないし、そんなことを1日中ずっと考えていました。
僕、ここの会社の業務って正直嫌いなんです(笑)。ただ、会社自体はすごい好きなんです。同期とか直上だったりとか、皆優しくて親身になってくれる人ばかりなので。
-管理部の異動の話があったのはそのタイミングですか?
【諒太】そうですね。その週に山下さんが「どうすれば日野がよくなるか?」って考えてくれて、売り上げ目標を設定してくれました。でも達成できなくて、5日後くらいに本社に呼び出されました。営業に出る直前に「今日、本社呼ばれているから一緒に行くぞ」と山﨑さんに言われて、きっと山下さんだろうなって思いながら本社に向かうと、僕を呼び出したのは亮平さん(営業管理部 鈴木亮平本部長)でした。後から聞いた話ですが、管理部内では「日野、そろそろヤバイ」って話があったみたいです(笑)。
-鈴木本部長とは、どのような話し合いがなされましたか?
【諒太】「今どうなの?」って話になって、それまで辛いと思ったことはあったのですが辞めたいと思ったことはなかったんです。でも山下さんと話してからの5日間は、辞めたいという気持ちでいっぱいでした。そのことを正直に話しました。自分は変わるために入ってきたのに、「変わりたいという気持ちよりも、逃げたくないって気持ちが強くて踏み止まっている感じです」って伝えたら、「お前がその気持ちだったら、今すぐこの会社を辞めた方がいい」って言われました。ここは変わりたい人間が来る場所だから、「逃げたくないから辞めなかった」という考え方は、この会社には合わないって。
その後、亮平さんといろいろ話をしている内に、変わりたいという気持ちがまだ自分の中に残っていることに気づきました。その上で、「まだ変わりたいって気持ちがあるのなら管理部に来ないか?」って誘われた感じですね。その後に営業本部に行って山下さんに報告しました。
-山下執行役員からはどのような声をかけられましたか?
【諒太】営業本部に「管理にお世話になりたいと思っています」と了承を得にいきました。山下さんからは「それで変われるビジョンがあるの?」、「お前自身が成長していく、なりたい自分に近づけるビジョンがあるの?」って言われて、亮平さんと話していた後にはビジョンが固まっていたので「お世話になりたいです」って答えました。「そっか。だったら、そっちで頑張れよ」って言われました。
-管理部での業務は苦労していますか?
【諒太】管理部では重要な仕事を任されていないこともあって、辛いと思ったことはないです。ただ、思ったよりも時間が経つのが早いなって感じています。営業は移動もあるので時間が経つのが早いのは理解できるのですが、管理はデスクワークじゃないですか? 時間が経つのが遅いんだろうなという勝手なイメージがありましたが、見事に覆されました。あと、仕事量が多いですね。僕自身、管理の仕事って契約内容を確認するための電話をかけたりとか、事務的な作業が中心かなって思ったんです。でも、そんなのは仕事の一端で、契約内容を確認するだけでしたらバイトでもできますよね。むしろ、お客様からのクレーム対応とか営業メンバーの行動を把握することだったりとか、こちらの方がよほど大変で、そしてこれこそが管理部のメインとなる業務でした。
-どんな時に仕事のやりがいを感じていますか?
【諒太】営業メンバーの契約を守った時です。営業時代に自分の力で契約を取ることができなかったからこそ、1本取ることがどれだけ難しいかを理解しています。その1本を取るために、皆がどれだけ努力をしているかもよく知っています。
トラブルが発生して営業メンバーに非がない場合は、お客様の気持ちを汲んだ上でちゃんと説明して理解してもらう、その上で納得してもらうことができれば、契約を守れた、営業メンバーの努力を無駄にさせなかったってことですよね? それが嬉しいです。
-自分が取った時よりも嬉しい?
【諒太】いえ、それはないです(笑)。やっぱり自分が取った時でしょう。
「お詫びの気持ちを、一番伝えたい相手は誰ですか?」という質問に、山下&安藤執行役員の名前を挙げた諒太。
さらに加えて述べたのは、かつての直上たちの名前でした。その直上2人との思い出を聞きました。
□幸一
真面目で熱くて優しくて、相手のことをすごく考えてくれます。そのためには厳しいことを言うし、フォローもしてくれます。
僕が休日出勤で離れた地域で営業をしていた時に、休みだった幸一さんが様子を見に来てくれたことがありました。あまりにも自分が不甲斐ないので、堪らず出てきてくれたんでしょうね(笑)。代わりにサッと契約を取って帰っていった時は、カッコいいと思いました。
□純一
僕の実家って千葉にあって、父親の墓が五反田にあるんですよ。「今度休みに墓参りをして、実家に顔を出そうと思っています」って話をした時に、「じゃぁ、俺も連れていってよ。せっかくお前の上司になったんだから、親にもちゃんと挨拶したいし。一緒に決意表明しようぜ」って、本当に父親の墓参りに付いてきてくれました。母親に「こいつ俺が変えてやりますから」と言ってくれた時は、本当に熱くて優しい人なんだと感じました。
幸一さん・純一さん、この2人にも申し訳ない気持ちいっぱいです。
営業では結果を残すことができませんでしたが、1日でも早く営業の皆さんが安心して結果を出すことができるように、サポートや環境作りなど力になれるよう頑張りますので宜しくお願いします。