INTERVIEW 2019/07/30

【卒業INTERVIEW】Another Rebirth Story SHUNGO ―何かを成し遂げるため、覚悟を決めたNo.1プレイヤーの挑戦―

 2017年4月にリバースラボに参加した駿悟。
 リバラボを代表するプレイヤーとして、売り上げランキングでも上位に長らく名を刻んできた彼でしたが、7月期決起会で卒業が伝えられました。
 彼が2年間で得たものは、≪先を見る力≫≪表現力の重要性を知ったこと≫、そして≪他者を上げてやりたいという思い≫でした。
 愚直に理想を追い続けた孤高のプレイヤー、その歩みを振り返る卒業INTERVIEWです。

≪何かを成し遂げたい≫という強い気持ち

・≪何か成し遂げたい≫という思いは、いつ頃から抱いているものですか?

 中学生の頃に某古着屋のオーナーと知り合ったのですが、その人が夢に対して全力で努力する人で、「自分も、いつか何かをやりたい!!」と次第に感化されていった感じですね。今でも尊敬している人です。

 オーナーは買いつけなどでアメリカに渡ることが多かったのですが、いろいろな話を聞きました。
 もとから関心があったというのもありますが、自分もアメリカに行ってみたいと思うようになり、20歳の時に単身でアメリカに渡りました。初めての海外旅行でした。

・初めてのアメリカはどうでしたか?

 規模の大きさや人間性とか、やっぱり世界は広いなって思いました。もっともっといろいろなものを見て、いろいろな経験をしたいー≪何かを成し遂げたい≫という思いが一層強くなりました。

退屈な日々からの脱却

・前職は某大手企業のグループ会社勤務で、ネットワークエンジニアとして働いていたと聞いています。退職の理由は何ですか?

 ≪何かを成し遂げたい≫という夢は抱いていたものの、具体的に何を、さらには何からどうすればいいのか、全然わからずにいました。
 高専卒業後、とりあえず社会人経験が必要だろうということ、それだったら大手をと会社を選びました。ただ入社こそしたものの、年功序列とかそういった保守的な社風に物足りなさを感じました。とても退屈をしていたと記憶しています。
 そんな時に、SNSを通してリバースラボのことを知りました。

・リバースラボに期待したものはなんですか?

 人間的に成長できることです。≪何かを成し遂げたい≫、でもそのために必要な人間力的が圧倒的に不足していると感じていました。
 もともと「できる!」っていう根拠のない自信はあるのですが、その自信に実績をつけて根拠のあるものに変えたかったんです。リバースラボには、その部分を期待しました。

目覚めた才能と6月の学び

・4月に入社して、埼玉西支局に配属されました。5月には、早くも100万を達成しましたね。

 そうですね。

・でも、連月の100万達成を目指して臨んだ6月、埼玉西支局は売り上げ不振に見舞われました。支局のメンバーだった勝幸や広樹の不調、そして引きずられるように自身もペースを乱していきましたね。

 ほかの2人は、売り上げが50万くらいだったでしょうか。自分だけがギリギリ85万を稼いで、なんとかLEADERに昇格しました。その月を振り返ってみた時に、「100万は届かなかったけど、新人の自分が85万取れているのならいいかな」と勝手に目標を下げて満足している自分に気づきました。
 今後そういう状況におかれても、周りがどれだけ不調でも、自分は目標にした売り上げを達成することに専念しよう、あらためて自分にそう誓いました。この月は、自分の中ですごくいい学びの月になりましたね。

・追求の姿勢はその頃からあったのですね。

 周りのことよりも、自分ができていることが重要だと思っていました。
 でも、自分には売り上げ以外のところで、人間的に足りていない部分があった。そのことに徹底的に向き合ったのが、CHIEF MANAGER昇格からSECTION MANAGER昇格までの間です。

・期間としてどのくらいですか?

 1年です。壇上に上がることができませんでした。

力技の限界/100万を達成した2人のプレイヤーの明暗

・足りない部分はどんな部分でしたか?

 昇格を、自分の成長のためだけのものと考えていました。
 LEADERまでは個人の力だけで上がることができますが、MANAGERからは部下の昇格も条件に加わるようになります。だからとりあえず前半で自分の売り上げを稼いで、後半は部下の帯同(※部下の営業に上司が同行すること)について売り上げを取って部下を強引に昇格させる、そんな力技でMANAGERに昇格しました。

・部下のことを考えるようになった、きっかけについて教えてください。

 自分の下に、初めて新人がついたんです。これまで下についていたのは、他支局から異動してきたメンバーばかりでした。
 その新人は怖がりで人見知りでがんばりが足りない部分はありましたが、そいつなりにちゃんとやっている奴でした。今振り返ってみても、当時の自分はそういうところをよくわかろうとしていなかったですね。取ることができない人の気持ちとか。
 自分がMANAGERの頃の話です。よく覚えています。そいつがついたから、自分はCHIEF MANAGERに昇格できたので。

・CHIEF MANAGERに昇格した時のことを教えてください。

 支局のメンバー4人で、売り上げ400万を取る必要がありました。
 他の2人には自力で100万を取るように指示をして、自分は新人につきました。そいつを、また力技で上げたんです。自力で上がるんじゃなくて、帯同で上げさせたパターン、MANAGERの時と同じように。
 結果だけ見ると、そいつは入社して1・2カ月で100万を達成しました。自分と同じように。ただ自分の力か、そうじゃないかの違いがありましたが。

・その子はその後どうなりましたか?

 昇格したものの、でもそれはそいつの力じゃない。次の月、自力で達成することができずに降格しました。
 それからも落ちて落ちて、取れない日がずっと続きました。自分も自分でそいつのことを全然考えないで、「なんでできないんだ?」「真面目にやっていないんじゃない?」って叩いていました。

 ある日、そいつが言いました。
 「もう無理です。これ以上、がんばれません。辞めます」って。

・離脱はショックでしたか?

 ショックでした。
 帯同であっても、役職が上がるんだからいいじゃんって思っていました。
 実際に部下がどう感じるかとか、周囲からどう見られているのかとか、あまり考えていなかった。「あいつ100万取って昇格したけど、自力じゃなくて帯同だったからだぜ」とか言われていたかもしれない。
 もっと話を聞けばよかった、後悔しました。

・その後、SECTION MANAGER昇格までの間、どのようなことに取り組みましたか?

 部下と、とことん話をするようにしました。
 もともと感情を表現したり、伝えることが苦手だったので苦労しましたが、とりあえず共通の話題を見つけて掘り下げていくことにしました。
 自分は≪夢≫の話をするの好きなので、ここで自分がやりたいこと、将来の目標とかを話しました。すると、相手も話してくれるようになる。夢の共有ですね。いいなと思ったものには、「それ、いいね」と共感する。するといつの間にか、こいつと一緒にやっていきたい、一緒に上がっていきたいって感情が湧いてくるんです。

 自分はSECTION MANAGERに昇格するまで、いろいろなものを失いました。でもその反面、いろいろな人に助けられました。SECTION MANAGERに昇格して、1年を振り返った時、あらためて自分の成長を実感することができました。嬉しかったです。

・そして、卒業を迎えました。今後どのようなことに挑戦してみたいですか?

 まだまだ足りていないので、もっともっといろいろなことに挑戦したいですね。
 三浦代表が言っていた、≪先のイメージ≫を大事にしています。すべての行動は、点ではなく線でつながっているんです。今やってることが将来の自分につながるのだと意識していれば、毎日は意味のあるものになるはずなので。
 まだまだ追求は止めません。いつだって、ワクワクしていますよ。自分で決めた道を歩いているのだから、まぁ当然ですが。

 卒業後は新規事業の立ち上げメンバーとして、売り上げを牽引する駿悟。
 ただ人間力を高めるための追求は、まだ道半ばのようです。
 過程すら楽しんでいる様子の駿悟、その挑戦はまだまだ続きそうです。