INTERVIEW 2019/10/29

リバラボ卒業生のAFTER STORY―株式会社ハローワールド 施設長 坂下裕之さん―

 リバースラボには、約2年の研修期間が設けられています。
 役員たちの審査により一定の基準を満たしたと判断された研修生は卒業を迎え、3Backsの営業本部に配属される者、外部企業で新たなキャリアを歩む者、起業を目指す者など、各々が目指す道を歩みはじめます。
 そんな卒業生たちのその後をご紹介する≪AFTER STORY≫、今回は2019年に初めにリバースラボを卒業し、現在は株式会社ハローワールドで施設長として奮闘の日々を送る坂下裕之さんのインタビューをお届けします。

■坂下裕之さんプロフィール

 出身地:富山県
 最終学歴:大学中退
 3Backs入社年月日:2015年5月1日
 最終役職:SECTION MANAGER

-三浦代表と出会ったのはいつ頃でしょうか?
 22・23の頃だったと思います。同じ職場で働いていたことがあって、同い年ということもあり交流をもつようになりました。自分にないものを持っている人だなと魅力を感じたことを覚えています。

-3Backsに入社した経緯を教えてください。
 退職後も連絡を取っていたのですが、ある日、三浦代表からIT関係の新規事業を立ち上げるから手伝ってほしいと声をかけられました。これまでの職歴を評価された形ですね。それがきっかけです。

■インタビュー/営業から福祉へ、障害のある方の生きがいにつながる仕事にやりがいを感じる日々

-現在、どのような業務に従事していますか?
 ハローワールド大宮校で、施設長として働いています。
 障害のある方が就職を希望される際に、研修や実習などの訓練の機会を提供するなど、そこに至るまでの過程を職員と一緒になってサポートすること、そして就職された方に対しては継続して働き続けることができるように支援することーこれが主な業務内容になります。

-ここにいた頃と全然違う業務のようですが、どのような経験が今役立っていると感じますか?
 確かに全然違いますが、今の仕事は大まかにいえば≪教育≫だと思うんです。人を見るとか育てるとか、リバースラボでのマネジメントの経験は今の業務にも当てはまる部分が多いですね。

-逆に苦戦していることは、どのようなものが挙げられますか?
 相談などで利用者様のモチベーションを高めることも多いのですが、営業をしていた時のような根性論は当然ながら通じず、すごく繊細な配慮を求められる場面が多いです。
 支援のあり方には正解がないので、模索する日々が続いています。

-今後の抱負をお願いします。
 福祉の仕事に携わり、その方の生きがいにつながるお手伝いをするということは、自分自身の喜びにもなるのだということを実感しています。このことに感謝しながら、これからもがんばっていきたいですね。

-それでは最後に、学歴・職歴に悩む若者たちにメッセージをお願いします。
 僕自身仕事が長続きせず、同じ企業で3年以上働いたことがありませんでした。3Backsに入社して4年弱、リバースラボのプロジェクトに関わらせていただき、継続することの大切さを感じています。
 リバースラボは、得意なことも苦手なことも物事すべてに対して、なぜこうなのだろうかという探求心だとか、物事を良くしていこう向上心であったりとか、そういうところを常に追い続けることができる環境が整っていると思います。

■一緒に働く社員からのメッセージ

 それでは、現場は坂下さんの能力をどのように評価しているのでしょうか?
 ハローワールドの皆様にお話を伺いました。

・株式会社ハローワールド 代表取締役/社長 留岡到さん
 異業種からの転職で、(福祉業界は)未経験ではありますが、コミュニケーションをとることに関しては変わらないようで、抜群のパフォーマンスを発揮していますね。
 スタッフたちととても仲が良く、彼は年長者ではあるのですが、「飲みに行こうよ」とかノリが若々しく(笑)、でも逆にそこがいいのかなとも思います。大宮校は彼が来て雰囲気が良くなったなと感じていますし、実際に現場のスタッフたちもそう言っていますよ。
 この調子でパフォーマンスを発揮し続けて、あと40年一緒に働いてほしいですね(笑)。これからも、よろしくお願いします!!

・Sさん
 施設長ですが、固すぎず、威張ることも全然ないですね。ただ、PCスキルが低いのは何とかしてほしいです(笑)。

・Yさん
 「俺、1番下!」みたいな感じでやっていて、開き直り(?)がきちんとできているので、できないことはできる人間に任せようとします。
 適材適所というのか、業務を振り分けるのが早くて、しかも他人を持ち上げるのが上手い。なにより、その持ち上げ方が嫌味じゃないんですよ。ついつい、気持ち良く仕事を引き受けてしまいます(笑)。

 卒業生という看板の重圧に負けることなく、坂下さんは持ち前のキャラクターを武器に、新たな環境でも存分にパフォーマンスを発揮しているようでした。
 そう、ステージが異なっても通じる人材に育て上げること、それがリバースラボの強みです。
 巣立った卒業生たちが、その後どのような仕事に就き、どのような活躍をしているのか、これからもどんどん紹介していきたいと思います。
 つぎに登場するのは誰か、彼らとの再会をどうぞ楽しみにお待ちください!