INTERVIEW 2022/04/08

「大学中退、フリーター。それでも未来は変えられるんだ」 学歴コンプレックスを乗り越えて見つけた新たなシゴトとは ー 卒業ストーリーVol.7 ー

こんにちは、リバラボ広報部のきこりんです。

 リバラボインターンシップでは、学歴・職歴に関係なく18~29歳の若者が2年間のジョブ型インターンを通し、キャリアを再生するプロジェクトです。2年のインターンを卒業した後は、転職までサポートしています。

「将来〇〇になりたい」 「こんな生活を送りたい」 そんな理想を持っていても、行動になかなか移せないってことありませんか? 今回のインタビューの主人公・留依もその1人です。
大学に進学するも明確な目標が見つけられず退学。「このままだとダメだ」 「もっといい暮らしがしたい」 そんな思いを根底に抱えたまま、2年間ぼんやりとフリーター生活を送ります。そんな自分に嫌気がさしてきた時にリバラボインターンと出会い、参加を決意。
あれから2年ー。リバラボの第一線で活躍してきた彼は卒業を迎え、新たなキャリアを歩み始めようとしています。過去の挫折をどう乗り越え、どんな夢を見つけたのでしょうか。詳しく聞いてきましたよ。

■Profile

留依
24歳、埼玉県出身。大学進学するも、目標が見つからず大学2年の夏に退学。2年間フリーターとして過ごす。目的もなく生活する自分に嫌気がさし、2020年3月 リバラボへの参加を決意。入社から1年半でマネージャーに昇格し、第一線で活躍する。

最初に叩き込まれた、表情観察と本質の追求

ー フリーター生活から一変。大変なことが多いリバラボを続けられた理由は?

留依:新人研修で作った、YM(夢) ノートの存在が大きいです。このノートには現在の自分の立ち位置、2年間の目標、自分の理想像などを書いていくのですが、入社してすぐにこれらを作ったことで、やるべきことが可視化されたのはとても良かったと思います。とはいえ、2年もあれば「もう辞めたい」 と思うことは何度もありましたが、その度にYMノートを見直して励まされてましたね。ここで辞めたら過去のダメな自分に戻っちゃうから、諦めるなって。

ー 先輩からかけられた言葉で印象に残っていることはありますか?

留依:自分は最初、幸一さんの支局に配属になったのですが、配属後すぐにリーダーとしての心得やあり方をたくさん教えてもらいました。例えば「メンバーの表情をみろ、本質の原因は合っているか」 という言葉。どういう意味かというと、仕事をしていると思うように結果が出ない、売上が上がらないなど壁にぶつかる時がありますよね。そんな時にチームや後輩に対して「なぜできないんだ」 とロジカルに追及するのではなく、彼らの表情そうなった背景人柄価値観まで考えて伝えるように教えてもらいました。

教えられた当初はよく分かっていなかったのですが、ずっと頭の片隅にはあって。自分が後輩の育成に関わるフェーズになって思い出して実践したらうまくいった経験があります。入ってすぐこれを知れてよかったと思います。

失敗も成功も、徹底した「言語化」 を

ー 2年間で1番嬉しかったことはなんでしょう?

留依:数えきれないくらいありますが、俊輔というメンバーの成長は特に印象に残っています。

リバラボ生は月末月初に翌月の目標設定をするのですが、当時の彼にとってその目標は雲の上くらい高くて。(笑) 例えば… 働き始めたばかりの新人がいきなり100万売上取ってこいと言われるのと同じくらいです。諦めてたわけではないですが、率直に難しいと感じていたので、目標を落とすのか、それともこの高さを目指していくのか。もし高みを目指すなら全力でサポートするけどどうする? と聞くと、「見えないから追わないのは違うと思います。やります。」 と答えてくれたんです。結果、目標を大幅に超えて達成。彼の成長は自分にとっても大きな自信に繋がりました。

ー この成功の秘訣をズバリ教えてください!

留依:2つあります。1つ目は、成功例も失敗例も「言語化」 することです。この成功は偶然なのか、施策がよかったのか…など1つの事象を掘り下げることが大事だと思います。トークで使う言葉やイントネーション、お客様の発言とその意図。目を背けたくなるくらい時間はかかりますが、これらの理解を深めることで自信に繋がりますし、ケーススタディが増えるので、汎用性も生まれます。

2つ目は、上司を頼ること。叱られるのが怖かったり、自分の意見を上手く言えなくて消極的になる人がたまにいますが、関係なく上司の時間を奪っちゃってください。(笑) 大袈裟に聞こえるかもしれませんが、リーダー陣はみんな、メンバーの人生を背負う覚悟ができています。それに、相談する事で1番勉強になるのは実はその上司なんですよ。あと、頼られるとめちゃくちゃ嬉しいです。(笑)

ー やっぱり嬉しいものですか?

留依:嬉しいですよ、頼ってくれるということは心を開いて信頼しているということですから。でもそうなるまでに、たくさん言い合ったり、色々ありましたよ!(笑) 本気で彼らと向き合うからこそ、時には衝突もありますが、目指すものは一緒なので頑張ってよかったなと今は思います。

卒業生が次のキャリアのプラットフォームを作るんだ

ー どんなセカンドキャリアを考えていますか?

留依:衣・食・住の「住」 に関わる仕事をしたいと思っています。そう思ったきっかけはまさにリバラボで見つけたのですが、現在リバラボでは契約をとるまでが自分の仕事で、その後のお客様のフォローは別の部署が担当になります。自分が関わったお客様とより密なコミュニケーションを取ってお仕事したいなと思った時に、お客様の生活の大半を占める「住」 の部分に興味を持つようになり、この春からリフォーム関係の企業で営業として働くことが決まっています。

ー 先日の決起会で「卒業しても活躍できるんだと証明します」 と語っていましたね。

留依:そこの気持ちは変わりません。リバラボも規模が大きくなり、毎月・毎年卒業生が増えていますが、まだまだセカンドキャリアの例は少ないです。これから続く後輩たちのためにも、僕たち卒業生が活躍してプラットフォームを広げることも、このリバラボの仕事の1つだと思うんです。

ー それでは最後に、頑張っているメンバーにメッセージをお願いします!

留依:リバラボには、「入社させられてる人」 は1人もいないはずです。きっと、最後は自分で参加を決断し、入社して目標や現状の立ち位置を先輩たちと話していると思います。そこで頑張ろう! とスタートを切っても、きっとしんどくて諦めたくなる時が来ると思います。

でも、最初に決めたことがやらされたものでなければ初心を思い出せるし、もう1度頑張ろうと思えるはず。一方それがやらされたものだと感じるのであれば、再度先輩や上司に相談して目標を考え直してみよう。みんなには頼れるメンバーと同じ境遇の人がたくさん周りにいるから。1人じゃない。そして卒業した自分も絶賛新しいことに挑戦中です。だから、一緒に頑張りましょう! ずっと応援しています。

自分の自信を取り戻すために、努力も時間も惜しまなかった留依。この2年間は彼にとって大きな糧となるでしょう。新たなステージでの活躍も応援しています!