2019/07/02
6月からリバースラボに参加しているNobuyukiは、調理師歴4年の経験の持ち主。
見通しが立たない将来に幻滅し、調理師の道を閉ざしたものの、その先に待ち構えていたのは5年に及ぶ迷走期間でした。
その果てにたどり着いたリバースラボで、彼はどのような活路を見出したのでしょうか?
期待のNEWCOMER、堂々の登場です!!
年齢:27歳/出身地:神奈川県/最終学歴:専門卒
長所:打たれ強い/短所:諦めがち・飽きっぽい
趣味:料理・バイク
前職:パチンコ店のホールスタッフ
コメント:料理バカと言われるほど、料理一筋で仕事をやってきました。
新しいことに挑むことは好きで、何事も行動あるのみと思ってきた人間です。
-得意な料理って何?
【信幸】よく聞かれるんですけど、ないんですよね。一般的なものだったら基本的に作れちゃうので(笑)。
-なんで調理師を目指したの?
【信幸】理由はとくにないです。子供の頃から手先が器用で、物を作るのが好きでした。
高校で初めてやったアルバイトが調理で、進路を決める段階で「どうしようかな」って考えていた時に、親戚が卒業した調理師専門学校を選んだ感じですかね。
料理は楽しかったですよ。調理師は諦めましたが、今も決して嫌いになった訳ではないのです。
-調理師の道を断念したのはどうして?
【信幸】安定した収入を得ることが難しくて、仕事としてやっていくのは辛いなって感じたからです。体力的にも大変でしたし、給料に全然見合っていなかったですね。
-それでは、まずは聞くのが怖い調理師の過酷な労働環境から聞いてみようか…。
【信幸】最初に勤めたリゾートホテルですが、朝6時出勤で帰りが夜中の1時頃になる日が、週に2~3回はありましたね。3年くらい勤めましたが、休みはトータルで120日いかなかったんじゃないかと思います。給料は、手取りで15万くらいでしたね。
-ひぃ~、それは厳しいなぁ。その後に、某有名外資系のホテルの立ち上げに関わったんだよね?
【信幸】はい。それが調理師としてのキャリアで、数少ない自慢ですね。そのホテルでは1年ちょっと働きました。
-退職したのはどうして?
【信幸】入社時に僕の方からいろいろ条件を出していました。オープンキッチンのホテルだったのですがそこの担当になること、それと給料面でもいろいろと希望を伝えていました。ところが事業が軌道に乗って、新しく社員が入ってきた段階で、ポジションチェンジの話が急にもち上がり自分も担当が変更されることになりました。でも、僕が入社時に交わした約束と違うじゃないか? 納得できませんでした。それでも、やはりポジションは変わってもらいたいって話になって…。「だったら、辞めます」って退職することになりました。
-1年で退職したことに後悔はなかった?
【信幸】後悔はなかったですね。そもそも、自分で選択したことなので。そういう意味では、これまで歩んできた人生についても後悔はありませんでした。でも、それは自分が社会から見て勝ち組なのか負け組なのか、それをあまり意識してこなかったからというのがあります。
-そうなんだ。それを意識するようになったのは、どのタイミングで?
【信幸】ここの面接を受けてからです。前職を退職後、4~5年ほどフリーターをしていたのですが、歳も歳なのでそろそろヤバいなと危機感を抱くようになりました。きちんと就職をして、ちゃんと収入を得ないといけないと考えはじめた頃に、転職サイトでここを知りました。ただ調理師を諦めたものの、実際のところそれじゃぁどういう仕事に就こうかとか、そういう具体的なものを全然決めていなくて、稼げればいいやという安易な考えをもっていました。
面接を担当してくれた鈴木亮平さん(営業管理部本部長)が、「それだとすぐ辞めちゃうぞ。もっと具体的に目標設定をしないと」って心配してくれて、日本人の平均年収が420万であることに対して僕は250万程度とかなり低い状態であることを教えてくれました。自分の収入って世間から見ればこんなにも低いんだ、自分の歳だったらある程度の地位や役職に就いたりしているはずなのに、「一体、何をしてきたんだ自分は」ってショックを受けましたね。
-鈴木本部長は、どうしてそこまで親身になって相談してくれたんだろう?
【信幸】鈴木さんも自分と同じ歳くらいの時に転職してきたみたいなんです、ここに。その時のことを思い出しながら、熱く語ってくれたみたいです。
僕はタイミング的には5月から参加する予定だったのですけど、アルバイトの契約の関係があって1カ月ずれ込むことになったんです。でも鈴木さんとはその間にも何回か会ってくれたりとか食事にも誘ってくれたりして、最終面接に向けてフォローしてくれました。人生を変える出会いだったなと思います。
-リバースラボに参加して変えたかった自分は、どんな自分?
【信幸】自分に甘く、都合が悪いことから逃げようとする精神ですね。今まで面倒なことはやらない、意味がないことはやらない、そんな風に余計なものを省いて楽な生き方をしてきました。挫折という挫折を味わったこともなく、そのことに危機感も抱かず何もしてこないまま生きてきました。リバースラボには、そんな自分から変わることができるチャンスを頂いたと思っています。
-そういう意味では大変なことが多い研修だけど、辛さや面倒に感じたりすることはない?
【信幸】いや、それはないですね。自分を変えたくてここにきたので、それが当たり前だと思いながらやっています。成長のためには苦難や困難とか厳しい環境が必要だと思いますし、それがないと変わることはできないですよね。
-今の段階で話すのは難しいかもしれないけど、将来の夢みたいなものはある?
【信幸】1日も早く成果を出して、1日も早く認めてもらって、ゆくゆくは本部に入りたいです。そして、リバースラボの運営に関わりたいですね。このままじゃマズいって思い知らされた僕が、ここまで変わることができました。今度は同じ立場で苦しむ人をリバースさせたい、安藤さんみたいにはいかないと思いますけど、それくらい最短で一気にいきたいなって目標があります。
もっと将来的な夢というのであれば、ずっと料理をやってきたので、いつか自分の店をもちたいですね。調理師というよりはオーナー、たまに自分も厨房に立ったりとかそんなお店を出したいです。
※静岡支局の翔輝チームです。左から敬太・翔輝、そして信幸です。慣れない業務に苦戦しながらも頑張っています!!
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