INTERVIEW 2019/04/23

【卒業INTERVIEW】オンリー・ホーリー・ストーリー2≪後編≫

 「飛ぼうとしたこと(無断退職のこと) も何回もあります」とCHIEF MANAGER昇格インタビューで話した拓弥。
 辛いこともたくさんありましたが、辛かった数だけ楽しい思い出もまたありました。
 ここではリバースラボでの2年間、拓弥が思い出に残っているという2つの出来事をご紹介します。

最高の思い出

□皆で行ったディズニーランド

 弘樹の誕生日に、支局の皆で行きました。
 弘樹って欲しい物が分からなくて、物欲もないし、かと思えば急に40万する時計を買ったりするので訳が分からないという感じだったんです。だからさり気なく「誕生日、どこ行きたい?」って聞いたら、「皆と一緒に出かけたい」って言うので、「具体的にどこ?」って… そしたら「ディズニーとか行きたいです」って。その時は神奈川支局でしたが、上が急に抜けた直後の混乱していた時期で、でも運よく研修で15時上がりの日があったんです。
 それでこっそりチケットを買って、前日にサプライズでケーキと一緒に「明日、ディズニー行くぞ」ってチケットを渡しました。ロールケーキも、ちゃんとミッキーみたいにして(笑)。あいつも「覚えていてくれたんですね」って喜んでくれて、当日は皆で楽しみましたね。

□雄太がSECTION MANAGERになった瞬間

 12月末の昇格者表彰で、SECTION MANAGERに昇格した雄太。
 壇上でお祝いのコメントを述べたのが直下の拓弥でした。
 一回り違う2人のはどのような上下関係を築いたのでしょうか?


拓弥さんへ
 2年間お疲れ様でした。
 年齢差もあって話しかけづらかったですし、本社で一緒になった時もなかなか協力し合える関係にはなれませんでした。そんな中、自分の下についた時には、入社したのも先で歳も上だったこともあり、かなりやりづらかったです。
 それでも自分を上として立ててくれたこと、一回りも違う生意気な自分に最後までついてきてくれたこと、本当に感謝してます。これからも一緒に頑張っていきましょう!!  雄太より

・雄太は、どのような上司でしたか?

 雄太はイーブンに僕のことを見てくれたので、お互い言いたいことは何でも言い合いましたね。むちゃくちゃケンカもしました。でも、僕だけじゃなくて雄太には皆感謝していますよ。

・昇格は最後までもつれこんだと聞きましたが?

 雄太のSECTION MANAGERは、最終日の9時の段階でも決まっていなかったんです。自分が涼に帯同でついて、雄太が泰裕と大悟の帯同について昇格が確定したって感じですね。
 雄太には「僕のチームは自分でやるから、泰裕のチームのサポートに集中してくれ」って頼んでいました。あとは時々でしたが、僕も泰裕の下の一樹の帯同にもついていました。本当はチーム以外のところを手伝うのはタブーなのですが…。ただ僕が自分のチームを見ていたことにより、雄太が泰裕のところに集中できたというところについては、雄太も感謝してくれていると思います。

・初めて雄太と出会ったのは、いつ頃でしょうか?

 グアム旅行の時でした。
 当時、僕は埼玉支局であいつは静岡支局だったので、それまでまったく会う機会がなかったんです。旅行中で覚えていることといえば、帰りに彼が店でコーヒーを買っていたんですよ、英語で。その姿を見た時に、「なんだこのスカした野郎は」ってなぜか腹が立ちましたね(笑)。だから、第一印象は悪かったです。今となっては笑い話ですが。
 その後、僕は神奈川支局に雄太は池袋支局に異動して、互いに大変な時期を迎えました。そんな時に話す機会があって近況を報告し合って「お互い大変だね」って、そしたら互いに親近感を抱いたみたいで。「なんだ、こいついいヤツじゃん」って(笑)。実際に話してみないと分からないものですよね。

・リバースラボに参加する人たちは、最初の頃は自分が成り上がりたいという目標をもっています。それがいつしか、誰かを上げたいと思うようになる…。この変化はどうして生まれるのでしょうか?

 やっぱり、恩じゃないですか? 皆、結構直上を上げたいって気持ちが強いんです。SECTION MANAGERが誕生するということは、ひとつの組織が完成することなので。ピラミッドのように役職が重なり合って組織が作られていく中で、SECTION MANAGER・支局長の世話になっていないメンバーなんて絶対にいないと思いますから。

・かつての部下たちからのメッセージ

 リバースラボを卒業したTakuya。
 4月期決起会での卒業スピーチでは、彼の前に集まった自分の部下たちの顔を眺めながら「この中の誰かがSECTION MANAGERになって、自分の意志を継いでくれると嬉しいです」と涙を流しました。
 ここではその意志を受け継ぐ、拓弥が関わってきたメンバーたちからのメッセージをお届けします。

 ※メッセージは要約して掲載しています。

□涼
 いい時も腐った時も、ずっと見てくれてとても感謝しています。
 反抗的になってしまっても、自分のことを思って行動してくれましたね。
 リバースラボでの日々は、拓弥さんとの思い出ばかりです。
 自分も拓弥さんのように部下を思い、拓弥さんの意志を自分の下に絶対に伝えていきます。

□雅人
 2年間という期間が過ぎた中で延長して、自分たちの成長を見届けていただいてありがとうございました。
 拓弥さんは寮ではだらしないし、布団から動かないし、いつもパンツ探しているし。でも人間味がある人で、誰よりも熱く自分たちの成長を願ってくれているのが伝わってきました。
 拓弥さんが教えてくれたことを受け継いで、仕事以外の部分も含めて今度は自分が下の子たちに教えていきます。見ていてください!!

□智文
 嫌なことから逃げていた自分に向き合ってくれて、本当にありがとうございます。
 自分はまだ1年あるので、拓弥さんを越えられるように頑張ります。
 でもまだ「拓弥さん! あとは自分に任せてください!! 」と言えるようにはなっていないので、そう言えるように成長していきます!!
 これからも宜しくお願いします!!!

□利由喜
 神奈川支局でいきなり下が3人になって、なおかつ皆うだつが上がらない中、諦めることなく真っ直ぐ向き合って貰えたこと、とても感謝しています。
 MANAGERになった今、拓弥さんの苦労が少し分かりました。僕も拓弥さんのように、関わった人の幸せを願えるような人になります。

□弘樹
 埼玉で一緒になった時は、勝手にライバル視してました。拓弥さんの下になってからはルーズな一面だったり言い方がキツかったりで、他の支局の人にいい顔してるなーとか思ったりしてました。
 今思えば、それも自分にはないものなので嫉妬してたんだと思います。自分も皆から愛されている拓弥さんのような存在になるように頑張ります!

□宏太
 拓弥さんとは初めての配属先で部下になって、ガストで話をしたのを覚えています!
最初の頃は、口うるさい人だなと思ってました(笑)。支局がバラバラになってからは相談に乗ってもらったり、つい頼ってしまいました。
 これからも、拓弥さんから教わったことを忘れず頑張っていきます!

拓弥からのメッセージ

 これからは違うステージから皆と関わることになるけど、何かあれば頼ってほしいですし、親父として見守っていきます。

 拓弥の意志は確かに受け継がれ、これから加わっていく仲間たちにも継承され続けていくことでしょう。
 「鬱は治すことができるし、人は必ず変わることができます。僕が証明します。見ていてください」
 どんな困難にも立ち向かう男の補習、これにて修了。