INTERVIEW 2019/02/07

【NEWCOMER INTERVIEW】何もないから、何にでもなれる/Ryota、29歳の選択

Ryota、千葉県出身29歳。独身。大学中退。まともな職歴なし。これ以上、失うものはなし。
同年代の友人たちに比べて遅れている自分、自信がないなどの劣等感まみれの自分、潜在的に他責にしてしまっている自分、彼に残されていた武器は≪我慢強さ≫だけでした。

このインタビューは30歳を前に人生のREBIRTHを望んだ、心優しい青年の半生を描いたものです。

■夢のはじまり/恩師との出会い

-諒太は将来の夢ってあった?
【諒太】体育教師になりたかったですね。

-体育教師かー。何で憧れたの?
【諒太】中学3年の時にお世話になった担任の先生の影響ですね。昔気質というのか、すごい怖い先生で殴ったり蹴ったりするんですが、理不尽なことでは決して怒らない人でした。相手のことを心の奥底から思っている、向き合っていることが伝わってくる、他の先生たちにはない魅力を持った先生でした。
それからですかね、その先生と一緒の大学に行って、体育の先生になりたいという夢をもつようになったのは…。

-それで希望の大学に入学することはできたの?
【諒太】2浪しました。自分は小学校からずっとサッカーをやっていたのですが、高校の時も12月くらいまで部活をやっていていました。つまり、勉強を全然やっていなかったんです。そんな状態で受験しても筆記試験が通る訳がなくて、1年間浪人して勉強しました。
ところが、体育大学は筆記の他にスポーツのテストもあるんです。1年間勉強ばかりしていたので、全然運動をしていなくて、今度はそちらを落としました。で結局2浪して、念願の体育大学に入ることができました。

■夢のおわりと挫折のはじまり/介護の日々

-でも、せっかく入った大学を中退してしまった…。何でだろう?
【諒太】3年の時に、父が急死しました。母親1人だと経済的な面で厳しくて、それと大学に通っているうちに体育教師になりたいって思いが弱くなっていたこともあって、母親に「大学を辞める」って伝えました。

-体育教師になりたいって夢が薄れたのはどうして?
【諒太】高校まではスポーツしかやってこなかったんですが、大学に通うようになってバイトをするようになって、やれることが増えたんです。友達と遊んだりとか。
そしたら、良い意味でも悪い意味でも視野が広がっちゃって、これまでは体育教師になるって目標しかなかったのが、次第に薄れていったんです。

-視野が広がって、他にやりたいことが見つかったとか?
【諒太】そうですね。大学時代にギャンブルを好きになって、暇な時にスカパーを見ていたんです。
そこにギャンブル系の映像とか出版物を手がけている会社の社長が出演していて、その人がすごく面白い人だったんです。高学歴でいろんな分野にわたる知識があって、多趣味で…こんな人の下で働きたいなって思って、「雇ってください」ってお願いに行きました。

-へぇ、行動力あるなぁ! それで、採用されたの?
【諒太】はい。バイトとして採用されました。ただ、少ししてから祖父が認知症になって、介護認定が低かったので自宅で介護する必要が出てきました。症状が進行するにつれて次第に暴力を振るうようになってきて、母に「力仕事だけでも助けてほしい」って頼まれて、役割を分担するような感じで祖父の世話をしました。
最初はまだら認知症からはじまったんですけど、どんどんひどくなっていって、職場にも迷惑がかかるので退職をしたいと伝えたら、社長が「そういうことなら、新しいところを俺が紹介してやる」って出版社のバイトを紹介してくれました。

-そこでADをやっていたんだね?
【諒太】はい。週に1・2日程度でしたが、動画制作をしていました。ただ最終的には介護に専念するために、そのバイトも辞めることにしました。介護認定が上がって老人ホームに入るまで1年ちょっとだったでしょうか…。
とりあえず介護については落ち着いたので、就職活動をはじめました。29歳になっていました。

-辛いことが続くね。何だか言い方が難しいのだけど、自分の境遇を恨んだことってある?
【諒太】家族のことなので、恨みとかはありません。ただ、何で大学の時に父が死んだのか、その時父が死んでいなかったら大学を卒業して、もっと違った人生を歩んでいたのかもしれない…って少しだけ思いました。
リバースラボの面接時に正直にそのことを伝えたら、「それは他責にしているよ。大学を辞めるも辞めないも自分が選んだ道なんだし、もっと踏ん張って辞めない選択肢だってあったんだから」って言われて、それまで恨んだりとか後悔だったりとか他人のせいにしているつもりはなかったんですけど、他責にしていた自分に気づきました。
「本気で自分を変えたいのなら、全力でサポートするよ」って言葉から、自分以上に自分のことを本気で考えてくれていることが分かったので、現状を打破するためにリバースラボに参加しよう、そう決意を固めました。

■挫折の終わりと夢の再開/Ryota’s Dream

-リバースラボに参加する人って、これまでの人生に満足していなくて、「何としてもやり直してやる!!!」って覚悟を決めた人たちが多いでしょう? 同期は19歳とか20歳とか若い子たちが多いけど、一緒に研修とかやっていてどう?
【諒太】皆、すごい頑張りますよね。努力している姿を見て、自分も負けていられないなって気持ちになります。

-リバースラボで変えたい自分って、どんな自分?
【諒太】同世代に比べて遅れているという劣等感、自分の行動や発言への自信のなさ、自分としてはこれ以上悪くなる気がしないので、妥協したり逃げ出したりせずに絶対に変わってやろうと思います。今の自分から脱却して、行動に自信と発言に説得力を持つ自分になって夢を叶えます。

-そっか、いいねー。ところで、夢って何!?
【諒太】できるだけ稼いで、早期リタイヤします。田舎に平屋の一軒家を建てて、野菜とか自給自足して穏やかに暮らしたいです。できれば結婚して、妻や子どもたちと一緒に。スローライフ、50代のうちに叶えたい自分の夢です。
-うん、いい夢だね。でも何かなぁ、…やっぱり苦労すると人は老成するのかな(笑)。

Ryota、千葉県出身50代。既婚。大学中退、職歴もないという同世代への劣等感から焦りを感じ、29歳の時にリバースラボに参加する。
失うものは何もないと覚悟を決め、潜在的に他責にしていた自信のない弱い自分を2年の研修期間を通して克服する。
昨年、某県の山奥に一軒家を建て、家族とともに念願のスローライフを満喫中。

↑ このような夢が現実のものとなる日はもう少し先のようですが、彼はわずかながらも確実に前進しているようです。
NEWCOMER Ryotaのさらなる成長を、どうぞお楽しみに!!


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