INTERVIEW 2022/05/20

「前例がないなら、私が作ればいい」 3Backs初の産休・育休を取得したママ社員に聞く、女性のキャリアの考え方

こんにちは、広報部のきこりんです。
3Backsのパパママ社員に働き方や会社のサポート、仕事と家庭の両立についてインタビューしていくシリーズ。前回はコアメンバーでかつパパ社員の2人に話を聞きましたが、第2弾の今回は、3Backs初の産休・育休を経て4月に復帰した赤丸さんにインタビュー!
取得までの流れや復帰後のキャリア、産休・育休中の様子まで詳しく語ってもらいましたよ。

■Profile

赤丸莉央
27歳。前職ではウェディングの営業に3年携わる。2019年に中途で3Backsに入社し、現在は採用管理や採用業務に携わる。2021年より産休育休を取得し、2022年に復帰。1児の活発ボーイの母。好きなことはアニメ鑑賞と海外ドラマ鑑賞。


不安定な時期の支えは「メンバーへの信頼感」

ー 妊娠が分かってから、ずっと体調がすぐれませんでしたよね。

とにかくつわりがひどかったので、妊娠が分かってからすぐリモート勤務に切り替えさせてもらいました。また、フルで働くことも体力的に難しかったので、週3日勤務に変えてもらうなど柔軟に対応してもらいましたが、「メンバーに迷惑をかけてるかもしれない…」 という気持ちと、妊娠でホルモンバランスが崩れたことでメンタル的にもしんどく、毎日泣いていました。(笑)

そんな心の内を上長の井上さんに泣きながら相談したところ、「無理しなくていいから! 心配しなくてもいい!」 とハッキリ言ってくれたのはとても救われましたね。そこからは、無理に元気になろうとせず、メンバーたちを信じて辛い時期が過ぎるのを待ちました。

ー 妊娠すると、生活がいっぺんしたんですね。

妊娠すると、突然やりたいことが何1つ叶わない生活になるんです。好きなものは食べられない、やろうと思ってた家事ができない、好きな仕事もできない…究極、なんのために今生きてるの? と思うこともありました。だからこそ、メンバーからの温かい声かけやサポートは本当にありがたかったです。

ー 3Backsでは産休、育休の前例がありませんでしたが、その中で取得する不安はありませんでしたか?

正直めちゃくちゃありました!(笑) ここの不安はその都度メンバーや上長に相談して解消することができたので、安心して産休に入ることができましたね。同時に、「前例がないなら、私が作ればいいじゃん!」と思えたので頑張れたのもあります。

「1年で復帰する!」 目標をやりがいに育児に専念

ー 産休、育休中の様子を教えてください。

家事と育児に完全専念できました! 息子の成長を見ることはもちろん楽しかったですが、毎日分からないことだらけ… 例えば、昨日はこれで寝かしつけが上手くいったのに、今日はこれで寝ないの?! とか。(笑) 時には夜中1時間おきに起きて、息子と遊ぶこともありました。育児は本当に体力勝負です。

あと、主人が仕事で帰りが遅いので、基本的に私がほとんど家事や育児を担当していますが、全部自分でやろうとすると大変なので、食器洗浄機を買ったり、いい洗濯機を買ったりとテクノロジーを積極的に頼っています!(笑) 最近の家具は本当に便利ですよ。夫婦間で役割をガチガチに決めてしまうとできない時に喧嘩になるので、依頼したことを確実にやってもらったり、便利な機械に頼るなどして工夫しています。これは今でも継続しています 。

※息子さんとの様子。

ーそんな息子さんの、嬉しい成長を教えてください!

慣らし保育中では別れ際もお迎えの時も泣いていたのに、バイバイができるようになりました! あと、最近「赤」 を言えるようになったんです!(笑) 毎日できることが更新されていて、本当に尊い存在です。

ー そもそも、復帰を決めた理由はなんでしょう?

今までは自分のために仕事をして、「1人でも生きていける人間になる」 がモットーでしたが、出産を機に「人に誇れるかっこいいママになる」 ことを目指すようになったからです。そのためにも「1年で絶対復帰する!」 と心に決めて育児を頑張りました。復帰の相談を上長やメンバーにした時も、「いつでも戻っておいで!」 と温かく迎え入れてくれて、迷わず復帰を決めました。

また、この会社でやりたいことやできることがあると感じたのが大きな理由の1つです。リバラボインターンシップに相談される女性の中には、キャリア形成に悩んでいたり、現状や将来に不安を感じている方も多いのですが、女性として妊娠・出産・育児を経験しているからこそ伝えられることがあると思うんです。彼女たちのように人生やキャリアに悩んだこともあるので、そんな自分のバックボーンを活かしてもっと貢献したいというのも本音です。

※左から赤丸、田澤、芝田。普段からメンバーとも仲がよく、育休中もよく連絡をとっていたそう。

ライフスタイルが変わりやすいからこそ、キャリアには真剣に向き合う

ー ご自身の経験から、女性のキャリア形成において大切なことってなんだと思いますか。

早くから本気でキャリアや人生について考えることだと思います。私、実は専門学校を中退して、ずっとフリーターしてたんです。夜職関連の仕事をやっていたのですが、「目の前のお金があればいいや」 「どうにでもなるでしょ」 と思いながら日々なんとなく過ごしていました。

そんなある日、当時お付き合いしていた方から突然フラれたのですが、その理由が「あなたは何者でもないから」 だったんです。すごくショックだったのを覚えています。確かに客観的に見ると当時の私は何も誇れるスキルがなくて、何も目標がなくて、本当に何も考えてなかったんです。きっかけは恋愛でしたが、初めて「ちゃんと人生とキャリアについて考えよう」 と思えた出来事でした。

そこから時間をかけて自分と向き合った結果、さっきのモットーにたどり着き、ウエディングの企業に営業として入社して1から頑張りました。本気でコミットした結果、全国で営業成績1位をとったりと貴重な経験をたくさんさせてもらいましたね。こうした経験があるからこそ、20代前半にキャリアについて考える時間を作って本当に良かったと思うんです。

ー 20代前半じゃないと難しいのでしょうか…?

もちろんそんなことはありません! 人生に遅すぎるなんてことはないですから。プライベートを充実させて楽しむこともすごく大事で貴重な時間だと思います。でも、過去の私のように学歴や経歴に自信がない方であれば、やりたい仕事や理想のためには目の前のやりたくないこともやって、実力や実績を付けていく必要があります。そうなると、ずっとフラフラもしていられない。 理想の状態から逆算して今何をすれば良いのか考え、行動に移すことが鍵になります。生きる上で大切なことなので、こうしたキャリアや人生についてじっくり考える時間をどこかでとるようにするといいと思います。

ー それでは最後に一言、お願いします!

今、こうして私が働けるのも一緒に働くメンバーや会社のサポートがあってのことです。支えてもらった分、次は私が仕事で恩返しできるよう頑張っていきます! また、産休・育休を取得して復帰した初のママ社員として、これからもっと女性が働きやすい環境を整えていきたいですね。

「周囲のサポートなしでは絶対に乗り越えられなかった」 と語っていた赤丸さん。制度を整えるだけではなく、妊娠や出産の理解を深め、チームで助け合える環境を作ることが大切なのかもしれませんね。これからも3Backsはパパママ社員が気持ちよく働き続けられる、そんな会社づくりを目指していきます!