工場勤務の社員の中には、資格取得者が多くいます。
なぜなら、資格を取得することによって得られるメリットがあるからです。
今回の記事では、工場勤務社員が取得すべき国家資格について紹介していきます。
この記事を読むことで、
- 工場勤務社員はなぜ資格を取得するのか
- 取得する資格の選び方
- 工場勤務社員におすすめの国家資格は何か
以上の内容について理解を深めることができます!
今後、工場勤務社員になりたい!とお考えの方は、ここでしっかりと取得すべき資格について知っておきましょう。
工場勤務社員に資格取得者が多い3つの理由
資格取得を目指すには、当然勉強する必要がありますし、取得するためには多少の費用を投資する必要もあります。
それでも工場勤務社員が資格を取得するのはなぜなのでしょう。
この章では、工場勤務社員が資格を取得する理由を3つ解説していきます。
1.給与UPに繋がると思っているから
工場勤務社員が資格を取得する理由として挙げられるものの中に、「給与UPに繋がるから」というものがあります。
なぜ資格を持つと給与が上がるのか、それは「資格手当」が給与に上乗せされるからです。
工場での勤務に必要な資格を取得すれば、資格を有していることで毎月「資格手当」として5000円ほど上乗せされるので、1つの資格でも年間で計算すれば6万円の給与UPが見込めます。
仮に資格を取得するのに5万円かかったとしても、この先その工場で働き続ける限り毎月資格手当がもらえるため、1年もたたないうちに元は取れてしまいます。
さらに、取得した資格が複数あれば、その全ての資格に対して資格手当が支払われるため、毎月1万円から2万円の給与UPも十分に可能です!
2.出世に繋がると思っているから
資格を持っていれば、それが将来的に出世に繋がる可能性もあります。
工場勤務で出世するのは基本的に「もともと幹部候補で入社した経験者」や「大卒以上の幹部候補生」などに限定されがち。
あなたが資格を取得したからといって、「じゃあ来月から役職をつけるよ!」なんてことにはなりません。
資格取得=出世に繋がる、とは言えませんが、工場勤務において出世するには工場内でいかに周りに差をつけて活躍するかが重要な鍵となるのは確かです。
そのため、資格を取得して周りの工場勤務社員に差をつけたいという理由で資格取得を目指す人は多いです。
3.面接時に資格が評価されたから
採用時の面接の際に、資格について面接官から聞かれるケースはとても多いです。
このときに、「この企業は資格の有無を重要視するんだな」というイメージを持ち、入社後にせっせと資格取得に励むという工場勤務社員もたくさんいます。
確かに、資格を保有していることで
- 無資格だと担当できない作業を任される
- 資格手当がもらえて毎月の収入が増える
というのは本当のことですから、資格について企業がある意味評価しているのは確かです。
工場勤務社員が資格を選ぶ際のチェックリスト
工場社員の仕事に関わる資格はたくさんありますが、果たしてどの資格を取得すればより大きなメリットが得られるのでしょうか。
せっかく時間をかけて資格取得のために勉強をするのですから、その価値が少しでも大きい資格を選んでおきたいですよね!
ここでは、工場勤務社員が資格選びを行う際のチェックリストをご紹介します。
工場勤務社員が取得する資格には民間資格もあれば国家資格もあります。
国家資格は法律によって決められている資格であり、効力は民間資格を上回ります。
民間資格にもメリットはありますが、まずは効力の強い国家資格から選びましょう。
資格を取得すれば資格手当はもらえますが、実際にあなたが関わる仕事に直接的に関わる資格でなければ、毎日の業務において役には立ちません。
あなたがこれからの工場勤務の仕事において、その資格を確実に有効に活用し、業務の幅を広げられるなどのメリットがあるかどうかも重要な判断材料となります。
資格の取得には勉強が必要ではありますが、資格の中には難易度がかなり高く資格取得までに時間がかかりすぎるものもあります。
チャレンジするのは素晴らしいことですが、そこまでの時間をかけてまで取得するべき資格なのかどうかもしっかり判断していきましょう。
資格を取得することで、任される作業内容の幅が広がっても、それがあなたのキャリアアップに繋がらなければ大きな意味はないと考えられます。
「『○○』の資格を取得したことで『△△』の仕事に関われる未来が見えてきた!」となれば、資格取得の意味は十分にあると言えます。
工場勤務社員が取得すべき国家資格7選
この章では、工場勤務社員が狙うべき以下の国家資格について解説します。
- 衛生管理者
- エネルギー管理士
- 自動車整備士
- ボイラー技士
- 電気工事士
- 特定化学物質等作業主任者
- 菓子製造技能士
それぞれの資格について、資格の概要や取得の難易度、資格試験の情報について細かく解説しているので、しっかりと読み込んでおきましょう。
1.衛生管理者
衛生管理者とは、労働者の健康障害や労働による災害を防ぐために、労働安全衛生法により定められている国家資格です。
一定規模以上の事業場では、衛生管理者を選任する必要があります。
衛生管理者の仕事内容は非常に幅が広いのが特徴です。
- 労働災害の防止、危害防止基準の確立
- 責任体制の明確化
- 自主的活動の促進
- 労働者の安全と健康の確保
- 快適な職場環境の形成
少なくと週に1度は作業場を巡視し、衛生状態が常に適切に保たれていて、労働者の健康障害を引き起こすことがないかを確認するのが衛生管理者の仕事です。
衛生管理者の資格はさらに細かく分けられていて、担当できる業務の幅が広いものから
- 第一種衛生管理者
- 第二種衛生管理者
となり、その両方が国家資格です。
資格が役立つ業界
衛生管理者の資格は大変汎用性が高いことで知られています。
一定規模の事業では衛生管理者の設置が義務付けられているため、資格を持っていることで全ての業種において幅広く役立てることが可能です。
特に、第一種衛生管理者の資格は「全業種」に対応することができるため、仮に別の業界へ転職するとなっても確実に役に立つ資格です。
第二種衛生管理者の資格は活かせる場所が限られており、例を挙げると
- 金融業
- 小売業
- 保険業
- 情報通信業
など、有害業務と関連の少ない業種においてのみ、衛生管理者となれるのが特徴です。
必要な勉強時間
第一種衛生管理者免許の資格を取得するには、おおよそ100時間程度の勉強時間が必要と言われています。
試験の詳細情報
第一種衛生管理者の受験資格を満たすには下記のいずれかに該当している必要があります。
- 大学または高等専門学校(短大を含む)を卒業し、労働衛生の実務経験が1年以上ある。
- 高等学校を卒業し、労働衛生の実務経験が3年以上ある。
- 労働衛生の実務経験が10年以上ある。
合格率は令和元年の結果からみると46.8%。
試験の内容は
- 関係法令(労働基準法、労働安全衛生法)
- 労働衛生
- 労働生理
の3つの範囲から計44問出題され、試験時間は3時間となります。
参照:公益財団法人安全衛生技術試験協会ホームページ「衛生管理者とは」
2.エネルギー管理士
エネルギー管理士は、燃料や電気の消費量が多い工場におけるエネルギー使用量の監視や改善の指揮をする役目を担っています。
通称「エネ管」と呼ばれているエネルギー管理士の資格は、経済産業省管轄の国家資格です。
「第一種エネルギー管理指定工場など」に指定されている工場や事業には、エネルギーの使用量に応じてエネルギー管理者の選任が法律で義務付けられています。
資格が役立つ業界
エネルギー管理士の職場として多いのは、エネルギー使用量の多い工場です。
- 自動車工場
- 電子機器工場
- 食品工場
- 化粧品工場
などの大きな工場での仕事がメインとなるでしょう。
原油換算で年間3000Kl以上のエネルギーを使用する第一種エネルギー管理指定工場にはエネルギー管理士が必ず配置されている必要があるため、この資格を持っていることで工場勤務の就職や転職は格段に有利になると言えます。
必要な勉強時間
エネルギー管理士の資格を取得するには、100時間程度の勉強時間が必要と言われています。
試験の詳細情報
エネルギー管理士試験の受験に際して資格の制限は特にありません。
誰にでもチャレンジできる、というのもエネルギー管理士の特徴です。
エネルギー管理士試験は、「エネルギー総合管理及び法規」を共通科目として
- 熱管理士科目
- 電気管理士科目
これら2つのうちいずれか1つを選択する必要があります。
それぞれ3科目ずつで構成されていて、各科目ごとに60%以上の得点が必要となります。
2020年の合格率は36.7%となっており、やや難易度が高い印象です。
参照:一般社団法人全国エネルギー管理士連盟「エネルギー管理士情報」
3.自動車整備士
自動車整備士の資格は、自動車を整備する人の整備技術工場を目指した国家資格です。
自動車の整備に携わる仕事をする上でとても大切な資格と言えます。
自動車整備士には、一級、二級、三級、特殊と分類されていて、それぞれについてもさらに細かな種類分けがされています。
中でも「一級自動車整備士」の資格を取得しているとメリットが大きいのが特徴です。
その理由は、二級三級では携わることのできない整備にも幅広く携わることができるのが一級自動車整備士だからです。
資格が役立つ業界
自動車整備士の資格保有者が活躍するのは、主にディーラーや整備工場です。
しかしこれ以外にも幅広い選択肢があります。
- 中古車販売メーカー
- 損害保険会社
- 運輸会社
などでも、自動車整備士の資格を活かせるため、取得しておくと今後の転職にも役に立つと言えます。
必要な勉強時間
データが全く見当たりませんでした・・
試験の詳細情報
自動車整備士試験を受験するには、チャレンジする資格ごとに定められた受験資格を満たす必要があります。
- 一級・・二級合格後、3年以上の実務経験者もしくは国土交通省指定の一級自動車整備士養成課程修了者
- 二級・・三級合格後、3年以上の実務経験者もしくは大学、高専、高校、職能学校の指定学科修了者で三級合格後、1年6ヶ月以上の実務経験者
- 三級・・15歳以降に、1年以上の実務を経験した者もしくは大学、高専、高校、職能学校の指定学科修了者、高校の機械科卒業者、自動車整備科合格者で、6ヶ月以上の実務経験者
その他、年齢や学歴は不問です。
試験内容に関しては以下の通りとなります。(ここでは三級自動車整備士の試験科目を掲載しています)
筆記試験
- 構造、機能及び取扱い法に関する初等知識
- 点検、修理及び調整に関する初等知識
- 整備用の試験機、計量器及び工具の構造、機能及び取扱法に関する初等知識
- 材料及び燃料油脂の性質及び用法に関する初等知識
- 保安基準その他の自動車の整備に関する法規
筆記試験
- 基本工作
- 点検、分解、組立て、調整及び完成検査
- 修理
- 整備用の試験機、計量器及び工具の取扱い
合格率は種目によりばらつきはあるものの、三級においてはおおよそ6割ほどとなっています。
参照:日本自動車整備振興会連合会平成29年度第2回自動車整備技能登録試験「学科試験」の試験結果について
4.ボイラー技士
ボイラー技士は労働安全衛生法に基づく国家資格です。
ボイラー技士の資格は全部で3つあります。
- 特級ボイラー技士
全ての規模のボイラー取扱作業主任者になれる
- 一級ボイラー技士
伝熱面積の合計が500m2未満のボイラー取扱作業主任者になれる
- 二級ボイラー技士
伝熱面積の合計が25m2未満のボイラー取扱作業主任者になれる
つまり、ボイラーを使用する規模が大きい場合には、二級ボイラー技士免許ではなく一級ボイラー技士免許が必要になることがあるのです。
どの種類のボイラー技士も仕事内容は同じで、
- ボイラーが正常に稼働しているかの確認
- ボイラーの運用・管理
- ボイラーの定期的なメンテナンス
がメインとなります。
資格が役立つ業界
ボイラー技士が活躍する舞台は、大きなボイラーを使用している施設です。
具体的には、
- 工場
- 建設会社
- 病院
- ホテル
- ビル管理会社
などが挙げられます。
必要な勉強時間
ボイラー技士の資格に挑戦する人は二級ボイラー技士の資格からチャレンジすることになります。
二級ボイラー技士の資格取得までに要する勉強時間に関してはさまざまな情報があるものの、30時間ほどの勉強で合格できたという情報もあります。
これまでに紹介した国家資格の中では比較的短い勉強時間で合格を目指せる資格であると言えますね。
試験の詳細情報
二級ボイラー技士免許試験を受験するにあたり、特に定められた受験資格はありません。
しかし、試験に合格した上で「実技講習を終了する」もしくは「一定条件における実務経験」を積んではじめて免許取得となります。
二級ボイラー試験の内容は
- ボイラーの構造に関する知識
- ボイラーの取扱いに関する知識
- 燃料及び燃焼に関する知識
- 関係法令
以上の科目から10問ずつ出題され、マークシート方式となっています。
合格の基準は各科目で4問以上正答すること。
二級ボイラー技士の合格率は令和元年度の結果を見ると50.8%となっており、国家資格としては比較的高めの数字となっています。
5.電気工事士
電気工事士は、電気工事を行うにあたり必要な国家資格です。
電気工事の規模に応じて、一定範囲の電気工作物については、その作業に従事する者は必ず電気工事士の資格を持っている必要があるのです。
そして、電気工事士には
- 第一種電気工事士
- 第二種電気工事士
の2種類があり、扱うことのできる工作物の最大電力に違いがあります。
電気工事士の具体的な仕事内容は、主に建設電気工事と鉄道電気工事の2種類に分けられます。
- 建設電気工事
ありとあらゆる建物(一般家屋から工場・ダム・空港など多岐に渡る)の電気設備の設計や施工をおこなう。 - 鉄道電気工事
信号システムや踏切、駅の照明などの設備工事の施工、管理
資格が役立つ業界
電気工事士は電気に関わる仕事です。
どのような建物にも電気は必要不可欠で、かつ電気工事士にしかできない工事ができることもあり、電気工事士は多くの企業や電力会社から必要とされる存在です。
主な就職先としては、
- ビル管理会社
- 建設会社
- 電力会社
- 家電量販店
などが挙げられます。
必要な勉強時間
第二種電気工事士の資格取得に必要な勉強時間はおおよそ50時間から100時間、第一種になると60時間から120時間ほどと言われています。
試験の詳細情報
第二種電気工事士の資格試験を受験するために必要な受験資格の条件は特にありません。
誰でも勉強さえすれば取得するチャンスはあるのがポイントです。
試験内容は筆記試験と技能試験の2種類あり、それぞれの出題範囲は以下の通りです。
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
※マークシート形式
- 電線の接続
- 配線工事
- 電気機器及び配線器具の設置
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
- コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
- 接地工事
- 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
- 一般用電気工作物の検査
- 一般用電気工作物の故障箇所の修理
※筆記試験合格後に受験。一定時間内に配線図で与えられた問題を支給される材料で完成させる方法で実施される。
ちなみに合格率は令和元年度のデータによると、筆記試験で66%、技能試験で65%となっています。
6.特定化学物質等作業主任者
特定化学物質等作業主任者は、特定化学物質などを扱う工場などの施設において、それらの化学物質に汚染される危険を回避すべく、作業の指導や作業環境の改善を行う役割を担っています。
特定化学物質を扱ったり製造したりする工場では、特定化学物質等作業主任者の資格を保有する人を必ず設置しておく義務があります。
具体的な仕事内容は以下の通りです。
- 特定化学物質を扱う工場などで作業員への指導を行う
- 作業員が健康障害を引き起こすことがないよう、少なくとも1ヶ月以内ごとに予防装置の点検を行う
- 作業員の安全確保のために、業務で使用する安全保護具の使用が適切に行われているか監視する
作業にあたる従業員の身の安全に関わる責任のある仕事ですね。
資格が役立つ業界
特定化学物質等作業主任者は特定化学物質を取り扱う場所に必ず設置されている必要があるため、資格を持っているだけで重宝される存在です。
主に活躍する場所として例を挙げると、
- 医療業界
- 塗装会社
- 半導体メーカー
などがあります。
必要な勉強時間
実は、特定化学物質等作業主任者になるためには、特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者の資格が必要となります。
しかし、こちらの資格は公益社団法人東京労働基準協会連合会が実施する講習を受けること、そして試験を受けることで取得できるのです。
講習自体は、全部で12時間となりますが、この12時間の講習を終えて終了試験にクリアすれば資格は取得できるため、難易度の高い試験に向けて何百時間も勉強をする必要はないのです。
試験の詳細情報
先ほどもお伝えした通り、特定化学物質等作業主任者になるためには、特定化学物質及四アルキル鉛等作業主任者の資格取得のために講習を受ける必要があります。
試験の詳細の代わりに、ここでは講習のカリキュラムを紹介します。
学科講習(2日間)
- 健康障害及びその予防措置に関する知識(4時間)
- 保護具に関する知識(2時間)
- 作業環境の改善方法に関する知識(4時間)
- 関係法令(2時間)
- 修了試験(1時間)
終了試験に合格すると、当日修了証(写真入りのプラスチックカード)が交付され、晴れて特殊化学物質等作業主任者を名乗ることができるのです!
7.菓子製造技能士
菓子製造技能士とは、お菓子の制作技能を認定する国家資格のことを言います。
洋菓子製造作業と和菓子製造作業に区分され、洋菓子の実技試験においてはケーキ作り、和菓子の実技試験においてはまんじゅう作りなどを行います。
菓子製造技能士は洋菓子と和菓子それぞれに一級と二級があります。
和菓子の老舗で働くにせよ、有名ホテルのパティシエになるにせよ、必ず必要となる資格はありません。
しかし、この資格を持っていることで、「菓子製造に関わる専門知識をすでに身につけている」ことがアピールできるため、就職においては有利になります。
資格が役立つ業界
菓子製造技能士の資格を保有している人が活躍する場所としては、
- 洋菓子・和菓子店
- ホテルの洋菓子やベーカリー部門
- レストランのパティシエ
- お菓子教室
- 製菓メーカー
など、お菓子に関わる幅広い活躍の舞台が待っています。
必要な勉強時間
この部分、データを見つけられなかったです・・すみません。
試験の詳細情報
菓子製造技能士の資格を取得しようと思ったら、まず確認すべきは受験資格。
一級二級共に受験資格は割と厳しく設定されているのが特徴です。
- 一級菓子製造技能士
1.実務経験のみならば6年以上
2.二級を取得していれば2年の実務経験 - 二級菓子製造技能士
1.実務経験のみならば2年以上
2.受験する職種に相当する学科(専門学校など)を専攻した者
3.検定職種と同一の職業訓練を受けた者
早い話が、厚生労働省指定の専門学校を卒業しているか、もしくは必要年数以上の実務経験を洋菓子店や和菓子店で積んでいるかのどちらかに該当していなければ受験できないということです。
試験内容は筆記試験と実技試験に分かれています。
内容は以下の通りとなります。
- 筆記試験
食品一般、菓子一般、関係法規、安全衛生の4科目+洋菓子もしくは和菓子製造を選択 - 実技試験
材料の選定、記事の調整、成形加工、熱加工、仕上げ、(製品精査、デザイン、積算及見積もり)
※()内は一級のみの内容
無資格で和菓子や洋菓子に関わる仕事に就く人が多いため、資格を保有していると周りと差をつけられるのは大きなメリットと言えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
工場勤務社員が取得しておきたい国家資格については、きっと全く知らなかったという人も多いと思います。
この記事の内容をまとめておきます。
- 工場勤務社員は資格取得で給与がUPする
- 工場勤務社員は資格取得で活躍の幅を広げられる
- 取得するなら国家資格から選ぶべき
- 資格取得が現実的な資格を選んでチャレンジするのがポイント
今後工場勤務の仕事において確実にメリットをもたらす資格は何か、しっかり考えてから取得する資格を決めましょう。