一度ニートになってしまうと、その後の就活に悪影響を及ぼすことがあります。
なぜなら、仕事をしていない期間は「何もせずに怠けていた」と思われてしまいがちだからです。
ニートを脱却し正社員を目指す際には、ただやみくもに求人にエントリーし続けるだけでは成功率は極めて低いのです。
そこで今回は、ニートから正社員になる方法について解説していきます。
この記事を読むことで、
- ニートから正社員になることは可能なのか
- ニートから正社員になるための心構え
- ニートから正社員を目指す具体的な方法
の3つが理解できます!
これから脱ニートを目指す方にとって、役に立つ情報が盛りだくさん!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ニートの現状 | 正社員を目指すことはできるのか
そもそもニートから正社員になることができるのかどうかが心配な方もいるのではないでしょうか。
結論、ニートから正社員になることは可能です。
ですが、簡単なことではないということだけは理解しておくべきです。
この章では、ニートの就職率について、
- ニートの継続期間
- ニートの年齢
の2つの面から解説していきます。
ニート継続期間と就職率の関係性
ニートの継続期間は長ければ長いほど就職活動において不利になっていきます。
これは、ニートに限ったことではなくフリーターにも同じことが言えます。
要は、「正社員として働いていない期間」や「仕事自体をしていない期間」が長いと良くないということです。
ニートでいる期間は、「仕事を辞めてから次の仕事に就くまでの間」であり、この期間は一般的に3ヶ月を超えると「長い」と思われます。
ニート期間は半年よりも1年、1年よりも2年の方が就職率が低くなると考えられます。
ニートの継続期間と就職率の関係性はシンプルで、「長いほど良くない」と理解しておきましょう。
ニートの年齢と就職率の関係性
では、ニートであれば年齢はいくつでも就職率に影響しないのかという話です。
結論、年齢が若ければニートであっても就職率に極端な影響は及ぼしません。
具体的な年齢を言えば、「20代前半」までならニートからの就職も難しくないと言えます。
▼年齢ごとのニート期間の比較表
1年以下 | 5年越 | |
---|---|---|
20~24歳 | 71.1% | 2.2% |
35歳以上 | 44.4% | 38.9% |
参照:財団法人社会経済生産性本部 「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究 報告書 」
なぜなら、上記のデータから以下のことが分かっているからです。
- 20代前半のニートは1年以内に就職できている
- 35歳以上のニートの4割が5年以上ニートを続けている
つまり、あなたがいま20代前半のニートなら、今頑張れば正社員就職はそう難しくはないとも言えます。
年齢が上がるにつれ、「ニートから抜け出せない」がんじがらめ状態になってしまう傾向が見られるのです。
ニートから正社員を目指す前に必要な考え方
ニートから正社員就職を目指す際には、まず心構えが大切です。
なぜなら、「とりあえず頑張って就活すればなんとかなるだろう」と思って就活に励んでも簡単に正社員就職は叶わないからです。
この章では、ニートから抜け出し正社員になるための心構えについて解説していきます。
就職は通過点だと考える
就職は最終ゴール地点ではありません。
あなたは今から脱ニートし正社員として就職するわけですが、その先にも道はずっと続いていきます。
- 就活する
- ニートから正社員になる
- 正社員として働き活躍して会社に貢献する
- 出世して高収入を得る
- 独立するorそのまま出世街道を進む
この流れで見ると、正社員になるのは2段階目。
その先にまだまだやるべきことがありますよね。
正社員就職が最終目的でないと考えると、「就職は通過点に過ぎない」と思えるようになります。
何事も目標は大きく見据えておく方が、通過点をクリアしやすくなります。
就職には目的を持つ
「とりあえず就職しなければ」、と思って就活に臨むのと、明確な目標があって就活をするのとではわけが違います。
例えば、将来ケーキ屋さんのオーナーになりたいとします。
そのためには、あなた自身がパティシエとして一人前になる必要が絶対にあります。
あなたはきっとどうにかしてパティシエとして修行を積める就職先を見つけるでしょう。
明確な目標があり、その目標を達成するために必要なことなら人間誰しも頑張れるのです。
あなたが将来どうなりたいかを考えて目標設定をしましょう。
目標があればモチベーションも上がり就活の成功率も高くなるのです。
自分自身をよく知ってから企業を選ぶ
自己分析は就活に欠かせないステップです。
なぜ自己分析をするのかというと、自己分析をすることで自分に本当に合った職種や企業を選ぶことができるからです。
就職してから「やっぱり自分のやりたいことじゃなかった」なんて理由ですぐ辞めてしまいニートに逆戻りする事態は避けたいですよね。
自己分析には様々な方法がありますが、どなたにでも取り組みやすい方法の1つに「モチベーショングラフ」があります。
自分が何に対してモチベーションを感じるのかを見極めることで、自分に合った仕事を絞り込んでいくことができる、というモチベーショングラフ。
作成方法は以下の通りです。
- 時系列(学生時代・アルバイト時代・前職正社員時代など)
- モチベーションの高さをグラフにする
- モチベーションが上がった要因を書き出す
例えば、
- バスケ部のキャプテンに選ばれてすごくやる気になった。
- アルバイトで販売成績がバイトの部で1位になって表彰された。
などをきっかけにモチベーションがUPしたとします。
ここから読み取れることは以下の通り。
- バスケ部のキャプテンに選ばれてすごくやる気になった。
→リーダーになることでモチベーションが上がる
- アルバイトで販売成績がバイトの部で1位になって表彰された。
→成果が目に見えるものに対してモチベーションが上がる
このように自己分析していくことで、あなたが何に対してやる気になるのかがはっきりと分かります。
モチベーションがUPする要因をもとに職種を決めれば、入社した後に「こんな仕事ならやりたくなかった」と感じることもありません。
自己分析を怠ると、長続きしない仕事を選んでしまうことになる恐れがあるので注意しましょう!
ニートから正社員を目指せる3つのルート
ニートから正社員を目指す際の方法は大きく3つあります。
どの方法を選んでも正社員になることは可能ですが成功率は変わってきます。
この章では、正社員を目指す際の3つの方法について紹介しましょう。
インターン後に正社員
インターンシップとは、働きながらスキルを身につけることができる制度のことです。
ニートから正社員になるにあたり、まずは自分自身のスペックを上げるためにインターンシップを活用するというのが1つ目の方法。
インターンシップの良いところを挙げると、
- スキルを身につけて実績を積むことができる
- インターン経験を職歴として就活の際にアピールできる
- インターン中は給料をもらえる
などがあります。
ニートからすぐに正社員になることはできませんが、その分スキルを身につけて「経験者枠」の求人にも挑戦できるため、ハイレベル就職が可能になります。
ニートから正社員になるルートとして最もおすすめなのが、インターンを経て就活するというルートなのです。
正社員登用制度を利用して正社員
ニートから、アルバイトを経て正社員になる方法があります。
企業の中には、
- アルバイトとして従業員を雇う
- 正社員登用制度でアルバイトから社員に格上げする
という流れで正社員を採用しているところがあります。
正社員登用制度はアルバイトであれば誰でも正社員になれる制度ではありません。
そのため、いつまでたっても正社員雇用してもらえずに悩むフリーターは割とたくさんいるのです。
ニートから正社員を直接狙う
ニートから直接正社員就職を狙う方法でもあっさり就職先が決まることはあります。
しかし、このルートにはデメリットがたくさんあります。
- そもそも成功率が低い
- 業種や企業は選べない(手当たり次第)
- 人員不足のブラック企業に就職しがち
ニートを正社員雇用する企業の多くは人手が足りていません。
そのため、採用試験は易しく誰でも就職できるような状態になっています。
裏を返せば、
- 残業や休日出勤が多い
- 給料が安すぎる
- 激務
など、ブラック企業と言わざるを得ないような特徴を兼ね備えた企業が待ち構えているのです。
結論、ニートから直接正社員を目指す方法もありますが、リスクはかなり大きいと言えます。
ニートから正社員になる確実な3ステップ
ニートから正社員になるにあたり唯一おすすめできるルートとしては「インターンシップを経て正社員を目指す」というもの。
この章では、インターンシップの紹介を交えつつ、ニートから正社員になる確実な方法を紹介します。
1.選ぶ業界はIT業界
ニートから正社員になるには、選ぶ業界が「実力がものを言う業界」である必要があります。
なぜなら、学歴重視や職歴重視の業界では、ニートあがりのあなたを積極的に採用しようとはしないからです。
ここでおすすめしたいのがIT業界。
なぜIT業界なのかと言うと、
- IT業界にはベンチャー企業が多いから
- IT業界はスキルがあれば学歴や職歴を問われないことが多いから
- 在宅などさまざまな働き方が選べることが多いから
- IT業界なら就職後のキャリアも描きやすいから
などが理由として挙げられます。
IT業界は、ニートでもスキルさえ身につければ就職しやすく、さらに働きやすく将来性もある言うことなしのおすすめ業界なのです!
2.いきなり就職を目指さない
ではニートからいきなりIT業界への就職を目指せば良いのかと言えば、それは違います。
ニートから正社員になるには、段階を踏みながら着実に狙っていく姿勢がとても大切。
今はニートで仕事を一切していないわけですから、仮にアルバイトであろうと契約社員であろうと今よりは確実に状況は改善されるのです。
ニート期間が長くなると特に、一刻も早く脱ニートしなければいけない危機感もあるため、つい焦ってしまいがちです。
ですが、何事にも順番があるのです。
最も確実な方法でいくと、
- インターンシップに参加
- スキルと実績を積み上げる
- インターン後に就活をする
- 正社員就職を叶える
このように一歩一歩進めていくことで、今の時点では難しいと思われる企業への正社員就職が可能になります。
インターンシップを自力で探そうとすると、なかなか見つけられなかったり経験者もしくは学生でなければ応募できなかったりとなかなか進みません。
そこでお伝えしたいのがリバラボインターンシップ!
リバラボインターンシップを活用すれば、インターンの場を用意してもらえるので、あなた自身がインターン探しに明け暮れる必要はなくなります。
リバラボインターンシップを使えば、
- インターンの場を用意してもらえる
- インターンとして働きながらスキルを身につけられる
- 身につけたスキルと実績を武器に就活する
- 憧れのIT企業に見事正社員として就職!
という流れで夢の正社員就職を叶えることが可能になります!
リバラボインターンシップを活用して脱ニートを目指してみようかなと思ったら、ぜひこちらも見てみてくださいね!
3.スキルと実績を積み上げた後に就活する
インターンシップでITスキルを身につけたらいよいよ就活が始まります。
インターン後の就活では以下の点が重要です。
- インターンで身につけたスキルと実績を最大限にアピールすること
- 具体的な事例や成果を伝えることで信憑性を持たせること
結局、どれだけ経験を積んで成長を遂げたとしても、その成果は伝えなければ伝わるはずもありません。
あなたの経験を120%伝えられるよう、面接対策や職務経歴書対策は万全に行っておきましょう。
まとめ
ニートから正社員就職を目指す際のポイントは、「着実に一歩一歩進めること」です。
今までニートだったあなたが一気に優良企業の正社員になれる可能性はかなり低いのです。
ですが落胆する必要はありません。
ニートからインターンシップを経て正社員を目指す方法を選べば、あなたの脱ニートは確実に叶います。
大事なのは焦らないこと。
急いで成功しようと思わないことです!
一歩ずつステップを経ていけばその先に必ず就職活動に成功して喜ぶあなたの姿があるはず。
まずはインターンについて調べることから始めてみてはいかがでしょうか。