一度ニートになってしまうと、そこからなかなか抜け出せなくなるケースは非常に多いです。
一体なぜニートを継続してしまうのでしょう。
ニートを継続すればするほど社会復帰が難しくなります。
今回の記事では、それでもなおニートから抜け出せなくなってしまう原因と、それぞれの原因に対する対処法について解説していきます。
この記事を読むことで、
- ニートの末路
- ニートから抜け出せない原因
- ニートの末路を回避する方法
について理解することができます。
今ニートで、「このままじゃ最悪なことになるかも‥!」と不安でいっぱいの方にぜひ読んでいただきたい内容です!
ニートの7パターン
ニートを続けていると、ふと気になるのが「これからどうなっていくんだろう」ということ。
実際、ニートの末路はどのようなものなのか、ここで具体的に7つのパターンを紹介していきます。
かなり厳しいことも書いていますが、ニートを継続していると十分に起こり得る現実的な事例です。
1.高齢ニートになる
この記事を読んでいるあなたは、まだ20代かもしれません。
「まあ、まだ若いし今はとりあえずこのままで‥」
と思ってぼんやりしているとあっという間に1年間、そして2年、3年と経過していきます。
ニートが社会復帰する際には、「ニートの継続期間」が非常に重要なポイント。
というのも、ニート期間が長ければその分正社員就職は難しくなり、ニートをやめたくてもやめられないという最悪の事態に陥りやすくなるのです。
結果、高齢ニートとなってしまい絶望的な状況に陥ります。
「あのときなんで早く就職を探さなかったんだろう」
と若い頃の自分を恨む日々が続いていきます‥。
2.親の高齢化
ニートの中には、実家暮らしで親に養ってもらっている人もたくさんいることでしょう。
ですが、あなたの親はいつまでも働き続けるわけではありません。
もっと言えば、あなたの親も高齢化していき、いずれは亡くなります。
ニートになった頃は、「今だけ親の世話になろう」と思っていたところ、結局ニート生活をずるずる続けていくうちに親が高齢化するというのは当たり前に起こるケース。
「もういい加減働いてくれ」と親に言われる頃には、ニート生活が長くなりすぎていて、いまさら雇ってくれる企業など見つかるはずもありません。
3.精神的に病む
ニートは社会的信用がありません。
働いていない=何か問題がある人なんだろう、と思われるため周りから白い目で見られたり、馬鹿にされることも頻繁にあります。
- 自分は社会にとって害でしかない
- 自分はダメ人間なんだ
- 生きる価値がない
などと、自分を卑下し続けているうちに本格的に精神を病んでしまうケースもあります。
ニートはただでさえ就職するのが大変。
その上精神的に病んでしまえば、もはや就職活動にチャレンジするモチベーションも皆無でしょう。
こうして、精神を病んでしまったニートは社会復帰できないままひたすら空っぽの毎日を過ごし続けていくのです。
4.親戚から見放される
人は1人では生きていくことができません。
親や兄弟、そして親戚くらいは最後まで味方でいてくれるだろうと思っていても、現実は甘くないのです。
- もう○年もニート続けてるらしいよ
- 親不孝もいいところだ
- いい歳して情けない
などとヒソヒソと話題になっている頃はまだマシです。
だんだん話題にさえならなくなり、しまいにはまるで存在自体を忘れたかのような素振り。
最終的には親戚全員から見放され、親がいなくなれば完全に孤独になってしまうのがニートの末路です。
5.いつまでも結婚できない
結婚したいと思っても、ニートにはまず出会いがありません。
無料で利用できる婚活アプリなどを使い出会いのチャンスを得ることができても、ニートであることが原因でなかなか進展しません。
男性ニートにとって、結婚はかなりハードルが高く、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。
結婚できないと言うことは家庭を持つことができないということ。
こうして、ニートは一生孤独を貫くことになってしまうのです。
6.ホームレス
実家があるうちは良いですが、親が高齢で亡くなってしまえば、住む場所をも失うことになる可能性もあります。
ニートでいる以上収入はゼロ。
家賃を支払えるはずもなく、住処を失ったニートの末路はホームレスです。
ホームレスになってからは、日々空き缶を集めてほんの少しの収入につなげたり、ホームレス仲間に生きるための術を学んだりしながらギリギリ生きながらえる毎日。
ホームレスになってから「あのときなんでニートになんてなったんだろう」と後悔したところでもうなすすべはありません。
7.孤独死
最終的なニートの末路は孤独死です。
家族もいなくなり、友達など遠い昔に失ってしまったニートは、ひとり寂しくその人生を終えます。
死んでしまっても誰からも発見されない、なんてことも頻繁に起こり得るのが孤独死の悲しいところ。
「せめて愛する家族に見守られて生涯を終えたかった」と、過去の自分を悔やみながら息絶えるのです。
ニートに辿り着いてしまう主な3つの原因
ニートの悲惨な末路を知った今、あなたはきっと
「一刻も早くニートから抜け出さなければ!」
と思ったことでしょう。
この章では、ニートから抜け出せなくなってしまう原因について、代表的なものを3つ挙げています。
原因が分からなければ対策方法を考えることはできません。
あなたがニートをやめられない原因を、ここではっきりさせておきましょう!
1.親が毒親である
親の影響というのはいつまでも根深く残り続けるものです。
ニートがニートになってしまう原因は親が毒親であるというパターンがかなり多いです。
毒親の特徴はいくつもありますが、代表的なものを挙げると
- 過保護
- 無関心
- 親の言うことが絶対
- 子供の行動に対して否定的
- 価値観を子供に押し付ける
などが毒親の典型的な特徴。
子供の頃から、頭ごなしに否定され続けたり、自分の価値観を押し殺して生きていたりすれば、大人になってもポジティブなマインドで何かに挑戦すること自体が難しくなります。
ニートになってしまう原因は幼少時代の親の教育方針に深く関係しているのです。
2.責任感のある仕事の就労経験がない
何か責任のある重要な仕事を任され、求められる成果を上げることができたとき、人は達成感を感じます。
実績や経験は自信に繋がり、「よし!これからも頑張るぞ!」と明るく前向きな気持ちでいられるのです。
ニートには、このような「仕事上での実績」がない場合が多いです。
これまで「できた」経験がなければ、「できるだろう」と思う根拠がないためチャレンジすること自体が恐ろしく思えます。
責任のある仕事を任されるのは主に正社員です。
ニートの前職について調べると、その多くが「正社員以外の雇用形態」で雇われていたことが判明!
▼ニートになる前の雇用形態
雇用形態 | 割合 |
正社員 | 19.3% |
アルバイト | 64.4% |
派遣・契約 | 11.5% |
その他 | 4.8% |
参照:財団法人社会経済生産性本部 「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究報告書」
正社員からニートになった人の割合は明らかに少ないです。
正社員として会社において重要な業務を任されていた経験があれば、会社を辞めてもニートにならずすぐに転職先を探していると考えられます。
あまり責任のない仕事ばかりを経験し、達成感を感じたことのない人ほどニートになりやすく、その多くは元フリーターであるということです。
3.成功体験が極端に少ない
仕事や勉強などにおいて、成功するためのスキルにはさまざまなものがあります。
しかしニートは、多くのスキルに対して苦手意識を持っています。
ここで、ニートが具体的に何に対して苦手意識を抱いているのかを見てみましょう。
▼ニートの苦手意識(生活行動)
難しい | やや難しい | 合計 | |
早寝早起き | 16.5 | 35.6 | 52.1 |
知らない人に話しかける | 24.2 | 35.4 | 59.6 |
働く意欲を持つ | 11.7 | 36.6 | 48.3 |
仕事を覚える | 21.1 | 36.1 | 57.2 |
仕事で失敗をくりかえさない | 20.8 | 39.0 | 59.8 |
上司から信頼される | 23.0 | 41.1 | 64.1 |
職場で友達を作る | 25.8 | 38.8 | 64.6 |
人から好感を持ってもらう | 20.1 | 37.3 | 57.4 |
近所の人に挨拶をする | 13.6 | 30.4 | 44.0 |
参照:財団法人社会経済生産性本部 「ニートの状態にある若年者の実態及び 支援策に関する調査研究報告書」
これらの生活行動は、社会人として生きていく上で必要不可欠なものばかり。
このデータから、いかにニートが多くのことに苦手意識を抱いているかがよく分かります。
また、64.4%のニートが「人と話すことが苦手」と回答しています。
上記のデータにある項目の多くがコミュニケーションに関わること。
挨拶や、人と仲良くやっていくこと、これらは全てコミュニケーションです。
ニートはコミュニケーションに対する苦手意識が特に強いのです。
そのため、これまで「人とうまくやってこれた」という成功体験もなく、「本当に会社で働けるのだろうか」と不安ばかりが思考を支配してしまうのです。
ニートを回避する3つの対処法
ニートが最悪な末路に行き着くことなく、ニートを抜け出し社会で一人前に活躍していくためにはどうすればいいのでしょう。
ニートになってしまった原因は、
- 毒親
- 責任のある仕事を成し遂げた経験がない
- 成功体験がない
以上の3つでした。
つまり、これら3つを根本的に解決する方法を考えれば、自ずと道は開けるはず!
というわけで、この章では3つの対処法を紹介していきます!
毒親から距離を取る
これまであなたがもしも、親から
- 自分の意見を全否定されてきた
- 虐待されてきた
- ダメなやつだと言われ続けた
などの経験がある場合、あなたの親は「毒親」です。
ニートを継続してしまっている原因も毒親にあると考えて間違い無いでしょう。
毒親があなたの障害となっているのであれば、その障害をなくす他ありません。
毒親を遠ざける方法は以下の2つ。
- 物理的な距離を取る
- 心理的に距離を取る
親と離れて暮らしている場合は物理的な距離を取るのも簡単です。
会う機会を最小限に留めればいいのです。
親と同居しているニートもきっと多いはずですが、その場合にも「心理的な距離」を取ることは可能です。
- なるべく会話しない
- 顔を合わせる機会を減らす
- 無視する
など、やや強硬手段のように見えるかもしれませんが、これらの方法で親との距離を取りましょう。
小さな成功体験を積み上げる
これまで成功体験がないために自分に自信が持てなくなってしまっているなら、成功体験を積み上げる他ありません。
成功体験と言うとものすごく難しいことのように聞こえるかもしれませんが、小さな成功体験でも良いのです。
- 毎朝早起きする
- 毎日外に出る
- ハローワークに行く
- 就職相談で人と話す
これまで苦手意識を抱いていたことのうち、克服しやすいものを選んでください。
1つできるようになれば、また1つ新たなことにチャレンジするのです。
とにかく、「前はできなかったのにできるようになった」と感じることが大事です。
その達成感があなたの自信に繋がり、「挑戦する意欲」の源になります。
社会人インターンシップを活用する
ニートをこれ以上継続しないためには、結局「働く」以外の選択肢はありません。
ここでニートがやりがちなのが、「とりあえずバイトから始める」ということ。
バイトをしたところで、結局成功体験を積み上げることもできなければ、専門性の高いスキルも身につくとは思えません。
であれば、初めから確実に将来につながるスキルや実績が積み上げられる方法を選んだ方が賢明です。
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ニートの対処法で社会復帰を!
ニート期間をずるずる長引かせていると、悲惨な末路が待ち受けていることが分かりました。
今あなたがすべきことは、ただひたすら悲惨な末路に怯えて生きることではありません。
ニート生活にピリオドを打ち社会復帰をすることです。
あなたがニートから抜け出せない原因をしっかりと見極め、あなたに合った方法で社会復帰を目指しましょう。
今からでも遅すぎることはありません!1日でも早く新しい人生の一歩を踏み出すことが何よりも大事です!