毎日会社に行っても仕事がない‥。
せっかく目的や目標を持って就職したのに、仕事を任せてもらえず辛い思いをしている社内ニート。
なぜ社内ニートに陥ってしまうのでしょう。
社内ニートが生まれる原因は、会社側にあることもあれば本人にある場合もあります。
今回は、毎日会社で辛い思いをしている社内ニートに向けて、
- 社内ニートとは何か
- なぜ社内ニートに陥ってしまうのか
- 社内ニートから抜け出すための方法
について分かりやすく解説していきます。
社内ニートとは
社内ニートという言葉の意味について解説しておきます。
職場にいるのに仕事がなく、暇を持て余してしまっている人のこと。
つまり、会社勤めをしているのに関わらず、仕事を任されることがなく、1日中時間が過ぎることだけを待ち続けるのが社内ニート。
一見、「楽して給料がもらえるからラッキーなのでは?」と思われるかもしれませんが、当の本人はなんとも居心地が悪く苦しい状況に陥ってしまいます。
要するに、就職したのに「ニート」のように何も仕事をせずに過ごす人のことを社内ニートと言うのです。
社内ニートになる状況
どのような流れで人は社内ニートになってしまうのか、その背景に注目してみましょう。
この章では、社内ニートが生まれる状況について3つの例を挙げて解説していきます。
入社1ヶ月目
入社したばかりの新人たちは、毎日会社で「何をすればいいんだろう」とオロオロしてしまうことが頻繁にあるもの。
会社が適切な新人研修制度を設けていれば別ですが、教育環境が整っていない企業では、新人を育成する流れが明確に定まっていないケースが多いのです。
入社した企業の教育環境が整っていなければ、新人たちが何をやるべきか分からず、結果的に社内ニートになるのも当然です。
信頼が積み上がっていない
信頼できない社員に業務を任せることは基本できません。
そのため、仕事をたくさん任されて常に忙しくしているのは、会社から信頼を得ている社員と言えます。
信頼を得るためには、
- 業務を遂行した実績を多く残す
- 仕事を早く正確にミスなくこなす
以上のことを少しずつでも積み上げていく必要があります。
社内ニートは、常日頃から仕事でミスが多かったり、期日を守れなかったりすることが多く、結果として信頼を得ることができなくなっているケースがかなり多いです。
やれる仕事が少ない
できる人の元に仕事が集中するのは仕方のないこと。
あなたがもし指示を出す立場だったとします。
「あれこれ教えなければ仕事を進められない人」
「何も言わずとも確実に仕事をこなしてくれる人」
どちらに仕事を任せたいと思いますか?
社内ニートが誰からも仕事を振られなくなるのは、そもそもその人がやれる仕事があきらかに少ないという事実が深く関係しています。
その上、教育体制が整っていない企業であれば、ゆっくり腰を据えて教え込むこともせず、できる人にばかり仕事を任せてしまうのです。
社内ニートがやっている業務内容5選
社内ニートとは言え、勤務時間をデスクでボーッとしたまま過ごすわけではありません。
社内ニートに陥ってしまった人には、社内ニートならではの業務が一応あるのです。
この章では、社内ニートが日々日課のように行う業務を5つ紹介します。
1.誰も電話に出られない時の電話対応
仕事ができる人は電話を取るのも早いのが特徴。
しかし、忙しくて電話に出られない瞬間は誰にでもあります。
皆が忙しくしているときの電話対応は社内ニートの業務!
しかし、尋ねられた内容に答えられず、先輩に聞こうとしても誰もつかまらず慌ててしまう場面も多いです。
2.コピー機の用紙補充
「○○さん、コピー用紙補充しておいて!」と言われ、プリンターに用紙を補充するのは基本社内ニートの仕事。
やることがなく暇を持て余していた社内ニートは、ここぞとばかりに時間をゆったりと使って用紙補充を行います。
3.帰宅前のトイレ掃除
多くのオフィスでは、終業時間が近づくと「時間のある人がトイレ掃除をする」という習慣が根付いています。
時間のある人と言えば社内ニート。
数少ない貴重な業務の1つであるトイレ掃除は、社内ニートの日課。
中には終業30分前からトイレ掃除に向かう人もいるようです。
4.オフィスのゴミ捨て
社内ニートはとにかく暇。
見渡すと、オフィスのゴミ箱が山盛りになっていることに気づくことも多いです。
こまめにゴミをまとめ、ゴミ捨て場に捨てにいくという業務も社内ニートの担当です。
5.マニュアル熟読
いよいよやることが本格的にないとなれば、先輩に「とりあえずマニュアル読んでおいてね」と言われることが多いのも社内ニート。
特に新人の社内ニートはよくマニュアルを読むことを命じられます。
先輩たちも指示することがなくなり、いわゆるネタ切れを起こしてしまっているのです。
社内ニートになる5つの原因
ここからは、社内ニートになってしまう明確な原因について解説していきます。
会社でやることがない、社内ニートが生まれてしまう原因は大きく、
- 会社側の問題
- 社内ニート本人の問題
の2つに分けられます。
それでは、5つの原因を見てみましょう。
1.教育制度が整っていない
こちらは会社側に原因がある場合です。
中小企業によくある問題ですが、教育制度が整っていないと社内ニートは自然に増えてしまいます。
新人を雇っても育成できなければ社内ニートが増えてしまうだけ。
教育制度とは、具体的に言うと「新人専用の研修プログラム」などのこと。
採用した新人たちが、新人専用の研修スケジュールに沿って業務を学ぶためのものですね。
入社後に最低限必要とされる知識や業務の進め方を身につければ、少なくとも社内ニートになることはないでしょう。
2.人員不足
こちらも会社側に原因があるケースです。
業務量に対して人員不足の状態にある部署に配属された場合、
- 指示不足で仕事の進め方が分からない
- 分からないことを質問する人がいない
- 結果的にミスが増える
- 頼んでもミスるからもう頼まない
このような悪循環が起こってしまいます。
人が足りていれば、分からない人を教育することは当たり前にできること。
人員不足だと指示も不十分になってしまうため、新人社員はミスをしやすくなります。
結果的に、「この人に頼んでもダメだ」と判断し、どんどん社内ニートを増やしてしまうことになってしまうのです。
3.人員過剰
こちらも会社側の問題ですが、人員が多すぎても社内ニートに陥る人は増えてしまいます。
人員過剰の職場では、
- できる社員にばかり仕事がふられる
- 仕事の数が少なく必然的に暇になる
などの状況に陥ってしますのです。
4.社内での評価が低い
社内ニートになる本人に原因のあるケースです。
社内における評価が低い人には、誰も仕事を任せようと思いません。
社内の評価が低い人とは、具体的に
- 人に対する態度が良くない
- 遅刻・欠勤が多い
- 仕事が遅い
- ミスが多い
- 同じことを何度も聞く
などの特徴がある人のことを言います。
社内の評価が低い人は仕事を任されることが少なく、気付けば誰からも何も頼まれない社内ニート状態に陥ってしまうのです。
5.自分から仕事を探そうとしない
こちらも社内ニート本人に原因があるケースです。
仕事ができる人は周りをよく見ています。
- 何かできることがないか自分で探す
- 意欲的に周りに声をかけて仕事をもらいにいく
困っている人や、明らかに多忙を極めている人に自ら声をかけ、「自分にできることはないですか?」と仕事をもらいにいく人こそ、社内ニートから最もかけ離れた人です。
社内ニートを脱出する方法3ステップ
何とも居心地が悪い社内ニート。
社内ニートから抜け出すためには何をどうすればいいのでしょう。
最後の章では、社内ニートから抜け出すための3ステップについて解説します!
1.社内ニートになった原因を明確化する
社内ニートになる原因には様々なものがありました。
まずは社内ニートになってしまった原因が何であるかを突き止めるところから始めましょう。
会社の教育体制や人員の数に問題がある場合、あなたがいくら頑張ろうとしても社内ニートからの脱却は不可能です。
あなたがやるべきは、環境を変えること。
今のまま同じ職場に居続けても、成長することなく時間だけが過ぎていってしまうのは目に見えているからです。
一方、あなた自身の勤務態度や業務への取り組みに問題があると思う場合は、今すぐに改める必要があります。
会社に原因がある、と判断した場合には次のステップに進みましょう!
2.自らのキャリアプランを考える
そもそもあなたは何を目指しているのでしょう。
会社で働く以上、その環境であなたが何かのスキルや実績を身につけ、キャリアアップに繋げていかなければあまり意味はありません。
今だけに意識を向けるのではなく、今後進むべきキャリアプランを考えていく必要があります。
キャリアプランを考える際には、
- 最終的にどうなりたいか
独立する、優良企業で出世するなど - 最終目標達成のための必要条件は何か
必要スキル、必要実務経験 - 経験を積むべき会社を見極める
どの会社で経験を積めば将来につながるか
と逆算して考えていくのもおすすめです。
つまりは自分にとって必要なスキルが具体的に何なのかまで理解できればOKです。
3.インターンシップを活用する
自分の目指すキャリアを実現させるために何のスキルが必要かが明確になったところで、ここからはスキルを身につける方法について。
社内ニートのまま今の職場に居続けても、スキルが身につくことはありません。
となれば、環境を変えて確実にスキルと実績を積み上げていく道を選ぶべき。
スキルを身につけてバリバリ働くビジネスマンとしてのキャリアを目指すなら、今の会社を辞めてインターンシップに参加する手があります。
とは言え社内ニートの人たちは、インターンとして採用されるだけの経験値が積めていない人がほとんどでしょう。
そこでおすすめしたいのがリバラボインターンシップです!
- まず、リバラボで働く
十分な給与(平均年収400万円)や社宅完備等の福利厚生も充実 - スキルと実績を積み上げる
スキルと実績を積む環境が整っている - 高収入/高待遇な優良企業に転職
平均年収490万円以上の企業に就職することが可能
インターンシップはたくさんありますが、リバラボインターンシップは特にこれまでの職歴や学歴に自信のない人たちをターゲットにしたサービス。
中卒、高卒、大学中退などの学歴や職歴に不安を抱えている方に特化したスキルアップの場所としてリバラボインターンシップを提供しています。
逆に学歴や職歴に不安がない方だと判断した場合は、お断りさせていただいております。
「インターンに参加しても給料なんて激安なんじゃない?」と心配する人もいるでしょう。
しかし、リバラボインターンシップは、頑張れば頑張るだけガッツリ稼いでいくことも可能な伸び代の半端ないインターンなのです。
社内ニートで積み上げられるのは勤続年数のみ。
転職する際には、具体的な保有スキルや積み上げた実績がものを言います。
それなら、今思い切って環境を変えインターンシップでメキメキ力をつけておく方が余程あなたの将来のためになると思いませんか?
リバラボの魅力はここでは語り尽くせないほど!少しでも気になったら、こちらから詳しくリバラボインターンシップの全貌をご覧になってみてはいかがでしょうか。
まとめ
社内ニートという言葉を初めて聞いて、「もしかしたら自分は社内ニートなのかも」と感じた人もいるのではないでしょうか。
会社勤めをしていれば確実にスキルや実績が身に付くとは限りません。
将来のためにスキルと実績を身に付けるためには、適切な環境を選ぶ必要があり、自分自身も積極的に学ぶ姿勢を持って取り組む必要があります。
社内ニートのままでは今後あなたの目指すキャリアは実現できません。
時間を無駄にせず、今すぐに脱社内ニートを目指しましょう!