専門卒という学歴を持つあなたにとって、世間が羨む優良企業や有名企業に就職をすることはどのくらい難しいことだと思いますか?
専門卒で優良企業や有名企業への就職を叶えることは、決して不可能ではありません。
しかし、専門卒の就職事情をきちんと理解し、計画的な流れで就活をすることなしに、目指す企業への就職をすんなりと決めることは至難の技。
この記事では、なんとしてでも就活を成功させたいあなたへ、
- 専門卒の就職率と就職における傾向
- 専門卒で優良企業に就職するために必要な準備
- 憧れの企業へ就職するための具体的な就活方法
について、詳しく解説していきます。
専門卒の就職率を確認して現実を知る
専門卒の就職事情を知るために、この章では専門卒の就職率、そして就職先の分野に注目していきます。
専門卒の人たちが、どのくらいの割合で就職を決めているのか、どのような分野への就職が多いのかについて理解を深めていきましょう。
専門卒と大卒の就職率比較
専門卒の就職率は基本的に高いです。
ここでは、参考までに専門卒と大卒の就職率を比較したデータを紹介します。
▼新卒者の就職率推移
平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年 | 平成30年 | |
専門卒 | 81.2% | 81.8% | 81.3% | 81.1% | 80.7% |
大卒 | 69.8% | 72.6% | 74.7% | 76.1% | 77.1% |
このデータから分かる通り、5年間の就職率の推移を見る限り「常に専門卒の方が大卒よりも就職率が高い」です。
専門卒の就職率は81%あたりを推移しており過去5年間で大きく変わりませんが、大卒の就職率は年々右肩上がりの推移となっています。
さらによく見てみると、平成26年の時点では専門卒と大卒の差が10%を超えていたのにかかわらず、その差は年々縮まっているのが分かります。
大卒の就職率UPは、大学へ進学する人自体が増えており、大卒者を積極的に採用する企業も増えていることが関係していると考えられます。
専門卒の分野別就職率
専門卒が就職先に選ぶ分野については以下のデータをご覧ください。
▼専門卒就職者のうち学んだ専門分野に関連した職種への就職率
専門学校全体 | 93.6% |
工業 | 93.7% |
農業 | 91.9% |
医療 | 98.7% |
衛生 | 97.7% |
教育・社会福祉 | 96.5% |
商業実務 | 92.1% |
服飾・家政 | 93.7% |
文化・教養 | 82.0% |
専門学校で学んだ分野に関わる業種や職種を就職先に選ぶケースは極めて一般的ですが、中でも医療の分野や衛生の分野、教育・社会福祉に関しては、特に高い数値となっています。
これらの業種は専門性が高く、専門学校で学んだことを直接的に生かしやすいため、その結果これだけ高い割合となっていると言えます。
専門卒で優良企業への就職を考える前の2つの準備
専門卒の学歴で、優良企業への就職を考えるなら、その前にやっておくべき準備が2つあります。
ここでは、その2つの準備について、内容を具体的に解説していきます。
1.専門学校で専攻している方向性で就活するか決める
専門学校は、特定分野の専門知識やスキルを身につけることができる学校です。
まず決めるべきことは、「専門学校で学んだ分野に関係する仕事に就くのかどうか」という点です。
専門学校に通ったからと言って、必ずしもその分野で就職を決めなければならないルールはありません。
特に、専門学校に入学する時点では「明確なキャリア」が描けていない人も多いため、在学中に方向性が変わることも珍しくありません。
あなたは専門学校で学んだことをそのまま就職に活かすつもりですか?それとも別の分野を希望しますか?
まずはこの点を明確にしなければ、その後の動き方を決めることができません。
2.就職する業界の候補をいくつか決める
専門卒が目指す就職先として特に多いのが、ホテルやサービス業です。
なぜなら、ホテルやサービス業は業務の幅が広く、接客マナーや調理、語学など、活かせる要素が非常に多いからです。
あなたが今考えるべきことは、「どのような業界で働きたいか」です。
専門学校で学んだ分野と全く関係のない分野でも構いませんし、専門的なスキルを要する分野でも構いません。
就職先として考えたい業界を絞り込んでおきましょう。
参考までに、代表的な業種を例に挙げ、それぞれの特徴についてまとめておきます。
▼業界一覧(特徴)
業界 | 特徴 |
メーカー | ものを作ることに関わる業界(食品・電子機器・自動車・精密機器など) |
不動産 | 土地の開発や建物の建設に関わる業界 |
サービス | 目に見えないものを提供する業界(ホテル・旅行・コンサル・人材サービス・教育など) |
金融 | 金融商品を売ることで金利、保険料などから利益を得る業界(銀行・損保・証券など) |
商社 | 物の売買の仲介や事業投資で利益を得る業界 |
小売・流通 | 百貨店やスーパーなど、直接消費者が利用する販売店を展開している業界 |
マスコミ | 放送・広告・新聞・出版など情報を伝達する業界 |
IT | ITを提供して利益を稼ぐ業界、汎用性が高い点が特徴 |
中でも特に注目すべき業界はIT業界。
ITの技術はほぼ全ての業界で必要とされており、今やITなしではビジネスは到底成り立ちません。
「どの業種を選んで良いかわからない」という場合にはIT業界を優先的に考えてみるのがおすすめです。
専門卒が優良企業への就職可能性を高める3つのこと
専門卒の学歴で、優良企業への転職を目指すなら、ここから紹介する「インターンシップを活用する」方法をおすすめします。
インターンシップを活用することで、専門卒でも優良企業への就職が叶いやすくなるのです。
この章では、専門卒→インターンシップ→優良企業を目指す流れを3つのポイントに分けて解説していきます。
1.インターンシップの参加を検討する
就職先としてあなたが目指したいと思える業界が絞り込めたら、ここからはインターンシップを検討していきましょう。
インターンシップのメリットについては、以下の3つが挙げられます。
- 業界や職種について体験しながらより深く理解することができる
- 基本的なスキルを入社前に身につけ、実績を積むことができる
- インターンシップで成果を上げることでその後の選考が有利に進められる
インターンシップに参加すると、業務をいち早く覚えることができるのはもちろん、そこで良い印象を持たれれば本採用にも繋がりやすくなります。
言ってみれば、インターンシップは「企業があなたを必要な人材かどうか見極める」チャンスでもあるということ。
アピールするつもりが、インターンシップであまり活躍できず、逆に心象を悪くしてしまったとなれば意味がありません。
しっかり下調べをして仕事を開始できるよう準備しておきましょう。
2.インターンシップに応募する
実際にインターンシップの場を探そうと思っても、「なかなか人気企業のインターンシップに採用されない」という状況に悩むケースは珍しくありません。
インターンシップは誰でもすぐに参加できるものではなく、就活同様インターンシップにも企業による選考があるのです。
インターンの採用条件にはどのような内容が記載されているのかを覗いてみると、
株式会社オスティラリーズ(IT)
・週2日16時間以上出勤可能な方※勤務時間帯等は応相談
・基本的なPC操作
・主体的に行動できる方
・向上心のある方引用元:JEEKインターン
アクシス株式会社(人材・IT・広告)
・なにか自分の中で本気で変えたいと思うものがある方
・転職エージェント、法人営業の仕事について興味がある方
・アルバイト感覚ではなく、ビジネスを学びたい方引用元:JEEKインターン
このように、「本気で学びたい人」「積極性のある人」のような要素を持った人材を求めている企業が非常に多いことが分かります。
インターン応募時には、面接時に以下の点をしっかりと具体的にアピールする必要があります。
- 受け身ではなく自ら積極的に学ぶ姿勢があること
- 具体的に学びたい内容
- その企業に強い思いを持っていること
インターンに参加し、成果を上げることで、その後の就職活動を今とは比べ物にならないほど有利に進めることができます。
そう考えれば、インターンへの応募に備えてしっかり対策しておくのは当然と言えます。
3.インターンシップ中に成果を出す
インターンシップが始まったら、ここからは常に「選考が始まっている」という意識を持っておく必要があります。
なぜなら、インターンシップ中の活躍の度合いや勤務態度が、その後本採用になるかどうかを大きく左右するからです。
ここで、インターンシップ中にぜひ意識して気を付けておくべきポイントをお伝えしておきましょう。
- 論理的に意見を言う
周りくどくなく、簡潔な文章で要点を押さえた発言をする - 積極的な態度を徹底する
自分から積極的に名乗り出て、より多くの業務を経験する - チームで協力し合う協調性を見せる
周りに合わせ人任せにするのではなく、自分の意見も主張する - リーダーシップを発揮する
同じインターン生がいる場合、率先して周りを引っ張っていく存在になる
これらは、インターン後に本採用される人にみられる特徴でもあります。
この4つのポイントを意識して、貴重なインターン期間を最大限に活用しましょう。
インターンシップに参加できなかった専門卒が残す就職の切り札
インターンシップを活用する方法は、専門卒にとって「より高いレベルの企業への就職」に高い効果をもたらします。
しかし、目指す企業のインターンシップが、
- 学歴が専門卒のために応募すらできなかった
- 面接で落とされてしまった
などの理由で叶わないケースもきっと多くあるはずです。
というわけで、狙っていたインターンシップに参加できなかった専門卒の方におすすめしたいのが、リバラボインターンシップです!
リバラボインターンシップは、インターンと転職の両方をバッチリサポートしてくれるサービスです。
つまり、インターンを経て優良企業への就職にチャレンジしようとする人にぴったりな画期的な転職サポートサービスと言えます。
リバラボインターンシップを活用すれば、
- 身につけたいスキルが身につくインターンの場を用意してもらえる
- インターン後の転職もバッチリサポートしてもらえる
という最高の2大メリットが得られます。
結局専門卒が優良企業へ就職するには、専門卒という肩書き以上にインパクトのある強みをアピールする必要があるということ。
そして、「やる気があります!」などの精神論では、そのアピールにはつながらないのです。
企業が求めるのは、
- 即戦力として活躍できるスキルや実績をすでに持っている人
- その上で企業に対する深い熱意や愛情を持っている人
なのです。
あなたがもし、スキルを身につけて優良企業にチャレンジしたい!と思うなら、ぜひともリバラボインターンシップを検討してみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、専門卒で優良企業を目指す際のポイントについて解説しました。
この記事の内容をまとめると、
- 専門卒だからといって専門分野外の就職ができないわけではない
- 専門卒が優良企業をめざすならインターンシップを活用するのが吉
- インターンシップでは存分に自分の価値をアピールしよう
- 狙った企業のインターンシップに採用されなくてもリバラボインターンシップが使える
となります。
優良企業への就職は、専門卒だとなかなか厳しいと思われがちですが、実際にはやり方次第でその成功率をかなり高めることが可能です。
あなたも、憧れている企業があれば、決してあきらめずインターンシップをうまく活用してみてくださいね!