働く意思を失いニートとなった人は、世間からバカにされたり下に見られたりすることが多くなります。
しかし、過去ニートの経験がある人の中には、今企業の社長として成功を収めている人もいます。
ニートになったら人生終わり、ではありません。
では一体ニートから社長になる人はどのような人たちなのでしょう。
今回の記事では、
- ニートから社長になる人の特徴
- ニートから社長になるためにすべき準備
- ニートから社長になるまでのステップ
について解説します。
今はニートだけど、将来的に社会的な成功を収めたいと野心を抱くあなたにこそ読んでいただきたい内容満載です!
ニートから社長になった具体的な事例
TETOTETO Inc.代表取締役社長の井上豪希さんは、元ニートであることを公開しています。
ここでは、半年間のニート生活を経て見事起業し社長に上り詰めた井上さんの例を紹介しつつ、ニートから社長になった実際のケースに注目してみます。
どのようなきっかけで起業に至ったのか、ニート生活をどう過ごしていたのかなど、細かく調べていきましょう。
ニート期間何をしていたか
井上さんは半年間ほどニートの期間を経験したと言います。
前職はなんと「鑑定人」という耳慣れない職業だったこともあり、そこから次の転職先へどうキャリアを移行させれば良いかが分からなかった井上さん。
やっと就職が決まったらその会社がブラック企業で、やむ無く退職してニートになってしまいます。
ニート期間は自分が何をすべきかを考えることにも疲れてしまい、ゲームばかりしていた井上さんには、「料理」という趣味があったのです。
今の奥様でもあるモモコさんにも料理を褒められ、そのうちホームパーティーを企画して井上さんが料理を振る舞う機会を作るようになりました。
- 仕事をしていない
- 何もできない
- 劣等感しかない
こんな思いを抱えていた井上さんですが、次第に「自分には料理がある」と思えるようになったと言います。
事業駆け出しに何をしていたか
おもてなし好きのモモコさんと共に「てとてと」という名でおもてなしユニットを結成。
自ら食事を用意し、その食事を囲み楽しい時間を過ごしてもらう形で活動を続けているうちに、どんどん成功体験を積み上げていった井上さんは、細部にまでこだわるようになります。
クリエイティブな方向にどんどん突き進んでいった井上さんは、
- 作家や職人の元を訪ねる
- 有名料理人のお店に行く
- 生産者の元を訪ねる
など、積極的に行動を起こしていったのです。
この頃から「ただでは申し訳ない!」とホームパーティの参加者からお金をもらうようになったと言います。
井上さんが注目したのは、「ワクワクしている人が集まる場が生み出すパワー」でした。
人との繋がりを大事にし、いろいろな人を紹介したりされたり、友人を作り、そこから仕事をもらう機会を増やしていった井上さん。
ただ単に食を楽しむ場所ではなく、ワクワクで繋がる経済的な場を作り出していることに気づいた井上さんは、ここからTETOTETO Inc.を立ち上げることになります。
現在の事業はどんな形になっているか
もともとリブランディングの会社に勤めていた井上さんは、あえてリブランディングの会社としてTETOTETO Inc.を立ち上げました。
理由は会社員時代に出会った問題を解決したかったからと言います。
その問題とはものづくりを生業としているクリエイターと発注する側の関係にありました。
井上さんは、クリエイターがのびのびと価値の高いものを作り続けられるよう、発注者とクリエイターの間に介入します。
結果、ものづくりの本来の価値をそのままに、クリエイターが何の障害もなくいいものを生み出せるようになっていったのです。
TETOTETO Inc.のブランディングにより、お金による上下関係に左右されず、いいものが作られ続ける。
そして発注側も満足し、クリエイターも伸び伸びとワクワクしながら物作りに励むことができる。
まさにワクワクの連続であり、ワクワクを生み出す会社となったTETOTETO Inc.の今後が楽しみですね!
ニートから社長になれる3つの特徴
実際、ニートから社長になる人には、どのような特徴があるのかも気になるところ。
この章では、先程の井上さんのケースを元に、ニートからでも社長になれる人の特徴についてまとめてみました。
1.一度社員として仕事をした経験がある
ニートになってしまったとしても、一度社会人を経験していると、その経験が役に立つケースはあります。
井上さんのケースのように、
- 会社員目線で社会の問題点に気づくことができる
- ある分野の基本知識を得ることができる
などのメリットが、将来起業する際に大いに役立つのです。
リブランディングとは何か、その基本知識がなければ井上さんも今の事業をスタートすることはなかったでしょう。
知識を身につけ、その上で「これは問題だな」と課題を見つけることができたからこそ、今のビジネスができあがっているのです。
2.自分自身の本当にやりたいことを探している
井上さんのケースで注目すべきは、
- 自分の好きなことをとことんやり続ける
- ワクワクの感情を大事にしている
という点です。
好きこそものの上手なれという言葉がありますが、自分自身が「気分がいい」、「ワクワクする」と思えることにこそビジネスチャンスが隠れています。
やらされる、という受け身の考え方ではなく、自分から好きなものをどんどん突き詰めていくこと。
社長になれる人は、
- 自分の好きなこと
- 好きなことに関わる問題点
にフォーカスしているのです。
だからこそ、自分の好きなことをもっと良くしていくためのビジネスを思いつくことができるというわけですね。
3.方向性が決まったら行動できる
社長になる人の特徴の3つ目は行動力。
行動力はすごく重要です。
言うまでもありませんが、「あれがやりたいなぁ」と考えているだけで全く行動に移さない人は、現状を変えることができません。
「よし、あれをしよう」とすぐに行動に移し、その結果を分析し、再度さらに効果的な方法で行動に移すこと。
これを繰り返すことができる人は、社長になれる素質のある人です。
井上さんも、ホームパーティーで人を喜ばせるようになったことに満足するのではなく、さらに細部にわたりクオリティを上げていくためにたくさんの行動を起こしています。
自ら足を使い生産者を訪ねたり、カトラリーなどにもこだわったり、さらには有名料理人のお店に行ったりとフットワークの軽さが見られますね。
ニートから社長になる際に準備すべき3つのこと
今ニートでいるあなたは、もしかすると心のどこかで、「ニートだし社長なんて無理だろ」と思っているかもしれません。
確かに、簡単に社長になれるはずもありませんし、社長になるためにはあらかじめ済ませておくべき準備があるのです。
この章では、ニートから社長を目指す際の準備事項を3つ紹介していきます。
1.自分のやりたい事は何かを考える
社長になる、と考えると人はつい
- 自分にできることは何かな
- やりたいことがあるけど多分無理だろう
などと考えがちです。
しかし、社長になるとは「自分のできること」の範囲内に限ったことではありません。
精神論のようですが、「やりたいこと」を軸に考え、「こうなったらいいな」と具体的にイメージすることがとても大切。
イメージできるということは、現実になりうることなのです。
逆に、イメージができなければ現実に叶うこともありません。
あなたの好きなことは何ですか?
好きなことからイメージを膨らませて、想像の中で社長になったって誰にも迷惑はかかりません。
イメージを膨らますトレーニングにもなるので、どんどん好きなことをベースに「できたらいいな」と思うことを考えてみましょう!
2.できる前提でどうやるかを考える
考えてみたけど、「現実的に考えて無理っぽい」と結論づけてしまう人もきっとたくさんいるでしょう。
ですが、ここで大事なのは「できた」として考えること。
例えば、あなたはまだ何の専門知識もありませんが、Webデザインに興味があります。
Webデザイナーとして起業し、ゆくゆくは会社を作ってこんなことやあんなことがしたい、と思うとします。
このときに、
- Webデザインについて何も知らないし無理だろう
- 起業なんてできるはずない、だってスキルがないから
などと考えるのはNGです。
考え方としては、自分にスキルがあったとして、どのような流れで会社をおこし社長になるかを考えること。
分からなければ人に聞くなり自分で調べるなりすればいいことです。
この過程で、
- 調べる力
- 課題を見つける力
を伸ばすこともできます。
これらは社長になるために伸ばしておきたい能力でもあるため、今の段階から習慣づけておくと良いです。
3.直近の収支計算をしておく
社長を目指すにあたり必要な準備の3つ目は、収支計算です。
早い話、お金がなければ日々「経済的な不安」を抱えてしまうため、考えることにフォーカスすることもできません。
おまけに、行動を起こす際にもお金がかかるため、結局安定した生活を送るのに必要なお金は持っておく必要があるのです。
収支計算をする際には、
- 毎月の給与(一旦会社員になる場合)
- 毎月必要な生活費
をきちんと把握しましょう。
そこから、毎月の支出を見直し、減らせる部分を貯金にまわすのです。
貯金があれば起業したばかりで収入が安定しない時期を乗り切る際のストレスを軽減できます。
ニートから社長になる方法4ステップ
さて、いよいよここからは、具体的にどの順番で進めていけばニートから社長への道を切り開くことができるのかについて解説していきます。
ニートが社長になるステップとしては大きく4つ。
- スキル選択
- スキルと実績を積む方法
- 実績を再現するための準備
- まずは副業でスタート
それでは、それぞれのステップを詳しく見ていきましょう!
1.武器にするスキルを決める
何のスキルを伸ばして社長を目指していくか、今の時点でニートのあなたにはこの選択が非常に重要となります。
将来的に社長になることを考えるなら、社長に必要なスキルを今の段階から伸ばしていく方が当然有利になるでしょう。
社長に必要なスキルとは、会社を倒産させずに業績を維持していくためのスキルです。
このデータをご覧ください。
▼中小企業倒産理由ランキング
1位 | 販売不振 |
2位 | 既往のしわ寄せ |
3位 | 放漫経営 |
4位 | 連鎖倒産 |
5位 | 過小資本 |
参照:中小企業庁ホームページ「倒産の状況(令和2年12月分)」
販売不振が企業倒産理由の第1位であることを考えると、販売不振を防ぐためのスキルを考えていく必要があります。
販売不振に陥る原因は、
- 営業力が低い
- マーケティングがうまく機能していない
などです。
顧客が得られなければ販売不振になります。
顧客を得て、顧客を増やし続けることができれば、まず販売不振に陥ることはありません。
結論、社長になるために最も必要とされるスキルは「営業力」と言えます。
マーケティングは営業の延長。
営業力なしに社長になどなれるはずがない、と言っても過言ではありません。
ニートから社長を目指すなら、確実に必要となるスキルは営業力。
営業の経験がなくても構いません。
これから営業力を身につけていきましょう!
2.スキルと実績が積み上げられる環境に身を置く
では、営業力をどのようにして身につければ良いのでしょう。
方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の2つです。
- 営業職に就いて経験を積む
- インターンシップを活用する
ここで問題になるのが、今あなたがニートであるという現実。
ニートからいきなり正社員で営業職に就くことは簡単なことではありません。
実現するまで相当な期間が必要となる可能性大です。
インターンシップは働きながらスキルも実績も身につけることができるおすすめの選択肢です。
そして、今ニートのあなたには、リバラボインターンシップを利用する方法が最善であると言えます。
なぜなら、リバラボインターンシップは、ニートのあなたにも確実にスキルを身につける環境を与えてくれるからです!
- まず、リバラボで働く
十分な給与(平均年収400万円)や社宅完備等の福利厚生も充実 - スキルと実績を積み上げる
スキルと実績を積む環境が整っている - 高収入/高待遇な優良企業に転職
平均年収490万円以上の企業に就職することが可能
中卒、高卒、大学中退などの学歴や職歴に不安を抱えている方に特化したスキルアップの場所としてリバラボインターンシップを提供しています。
逆に学歴や職歴に不安がない方だと判断した場合は、お断りさせていただいております。
リバラボインターンシップなら、ニートからスムーズに抜け出して、これから社長を目指すのに必要となるスキルと実績を着実に積むことが可能です。
インターン後には営業スキルと実績を武器にハイレベル企業へ就職し、さらにスキルアップすることもできます!
まさに至れり尽くせりのリバラボインターンシップ!気になる方はこちらからもっと詳しく見てみてくださいね。
3.実績の再現性を高めていく
実績の再現性を高めるとは、これまでインターンで積み上げた実績を、単なる勲章とするのではなく「いつでもまた再現することができる」ようにすること。
「あのときはできたのに、今やろうとしてもよく分からない」
なんてことでは意味がありませんよね。
再現性を高めるために必要なのは、
- いつ何のスキルを身につけたのか
- 何のスキルでどの実績を積んだのか
以上の点についてインターン中にしっかりと記録を残すこと。
記録を残していれば後からさかのぼることができるので、「どうして結果が出せたんだっけ」と混乱することもありません!
せっかく社長を目指して身につけたスキルと実績です。
必要な時にかならず再現できるよう、日々の記録を具体的にまとめておくことは必須です。
4.副業で事業をスタートさせる
営業スキルが身についたからといって、いきなり「よし!今から社長になるぞ」とインターン後に起業したとしても、収入面で不安が残るでしょう。
まずは「何かで収入を得ているうちに副業として事業をスタートさせる」ことです。
先ほどもお伝えした通り、生活費さえ危ういような状況で100%事業にフォーカスすることはできません。
インターン中でもビジネスを始めることは可能です。
流れとしては以下の通りです。
- インターン(もしくは会社員)で収入を確保
- 事業をスタート
- 事業で収益が安定してきたら専業にする
この方法なら、万一新しい事業でまったく収入が生まれなくてもあなたの生活が危うくなることはありません。
この流れこそが、極めて安全で心にも余裕を持って新事業に挑戦できる唯一の方法ですよ!
まとめ
ニートから社長なんて、到底無理だと思っている人は多かったのではないでしょうか。
しかし、実際冒頭で紹介した井上さんのように、ニートを経験した後に事業をスタートして成功している人たちは確かに存在するのです。
「自分もいつか社長になりたい!」と思うのであれば、ここで解説したとおりに準備を進めましょう。
「できないかもしれない」とチャレンジする前からあきらめてしまう傾向のある人には、社長を目指すのは難しいと言えます。
大事なのは、「自分にはできる」と信じてまず行動を起こすこと。
失敗を繰り返しても構いません。
何度も挑戦するうちに、状況は変わっていくものです。
とにかくひたすらポジティブに、あなたの好きなことをとことん追求してみてくださいね!