やりたいことがないときの仕事の探し方。適職を見つけるポイント

やりたいことが見つからず仕事を探せないなら、少し見方を変えてみませんか?やりたくないことを排除したり、身に付けたいスキルから特定したりするのがおすすめです。やりたい仕事が見つからない人の特徴や、見つからない原因などもチェックしましょう。

やりたい仕事がないのは当たり前?

やりたい仕事が見つからない人は、意外とたくさんいるのかもしれません。すべての人がやりたい仕事に就けるわけではないでしょう。しかし最初はおもしろさを感じていなくても、後からやりたい仕事に変わっていくケースもあります。

やりたい仕事がない人は多い

就職する前から自分のやりたい仕事がはっきりしている人は、実はそれほど多くありません。『今の仕事はあなたがやりたかった仕事ですか?』というアンケート結果では、47%が『No』と答えています。

そこから分かるのは、就職した人の約半数はやりたい仕事に就いていないということです。周りの人がみなやりたい仕事をしているように見えるかもしれません。しかし実際には、やりたいことを実現している人とそうでない人は同じくらいいることが分かります。

参考:仕事が楽しいと思う瞬間ランキング!男女500人アンケート調査|Biz Hits

どんな仕事でもやりがいは見つけられる

たとえ就職した時点でやりたい仕事に就けなかったとしても大丈夫です。仕事に真剣に取り組む中でやりがいを感じられれば、その仕事がやりたいことになっていくでしょう。

例えば仕事を通して感謝された経験や、成果を出してうれしかった気持ちは、その後の仕事にも大きく影響する出来事です。仕事内容が魅力的でなくても、仕事を通して得たものによって、やりたいことへ変化します。

また転職活動で他社のことを知り、現在の職場のやりがいを再発見することもあるでしょう。転職サイトをチェックするだけでも、今の仕事のよさを実感することにつながるかもしれません。

やりたい仕事がない人の特徴

やりたい仕事がない人は、失敗や周りの目を恐れて行動できないタイプや、現状に不満を抱きやすいタイプに多いでしょう。このような特徴を持つ人は、なぜやりたいことを見つけられないのでしょうか?

失敗を恐れている

仕事や学校を選ぶとき、失敗した経験が多い人は「また失敗するかもしれない」と失敗を恐れるようになります。その結果、新しいことにチャレンジせず、現状維持を選びがちです。

興味のある仕事や転職のチャンスがめぐってきても「やりたい仕事とは違うかもしれない」と、一歩を踏み出せません。やりたい仕事は行動することではっきりします。

いつもと同じことを繰り返しているだけでは、数年後も同じようにやりたくない仕事をしている可能性が高いでしょう。

周りの目を気にしすぎる

本当はやりたいことがあるのに『周りの目』を気にして行動に移せない人もいます。「家族に反対されるかも」「友だちに嫌われるかも」「会社の人にバカにされるかも」と考えてしまい、できていないことはありませんか?

周りの人に否定されたくないからと、希望とは違う就職先を選んだり、転職をためらっていたりすると、いつまでも自分のやりたい仕事にたどりつけません。

現状に不満を抱きやすい

「今日の失敗は〇〇さんの指示が悪いせい」「仕事がうまくいかないのは自分に合っていないから」などと、いつも不満に思っていませんか?

自分の置かれた環境や周りの人に不満を感じやすい人も、やりたい仕事を見つけにくいと考えられます。現状を不満に思っていると、そこで「がんばろう!」とはなかなか思えないからです。

仕事に全力を尽くし真剣に取り組むことがないため、そこからやりがいを見出すのはなかなか難しいことです。環境が悪いからと転職しても、同じことの繰り返しになる可能性があります。

やりたい仕事が見つからない原因

なかなかやりたい仕事が見つからないのは、自分の現状や将来の希望をよく分かっていないからかもしれません。またどのような仕事があるのか、仕事の種類を知らないためにやりたいことが見つからない場合もあります。

自己分析が足りていない

自分のことをよく知らない状態では、何がやりたいことか判断するのは難しいでしょう。「やりたい仕事が見つからない」と悩んでいるなら、まずは『自己分析』から始めます。

本当に好きなことは何か?絶対にやりたくないことは何か?と、一つずつ考えた経験がなければ、自分が何をしたいと考えているのか理解できないはずです。

やりたいこと・やりたくないことの判別さえ、あいまいな可能性もあります。このままではやりたい仕事を見つけるのは難しいでしょう。

将来が想像できていない

あなたは将来どのような暮らしがしたいですか?将来について何も考えておらず、希望や夢がない場合には、やりたい仕事を見つけるのは難しいかもしれません。

イメージがなければ、現在の状況を把握できず、今取り組んでいる仕事がどのように役立つか理解できません。当然やる気が出ないため、ただただ日々やるべきことをこなすだけの仕事になりがちです。

どんな仕事があるのかを知らない

そもそもどのような仕事があるか知らない場合にも、やりたい仕事は見つかりません。知っている仕事の数が少ないと、その中にやりたい仕事がない可能性があるからです。

たとえ自己分析で自分のことを知り、将来のイメージを抱いていたとしても、これではやりたい仕事に出合えません。視野を広げ、さまざまな仕事を見てみましょう。

これまで触れたことのない分野で、意外なやりたいことを見つけられる可能性があります。

やりたい仕事を探すときのポイント

これからやりたい仕事を探す前に、仕事の種類を調べてみましょう。また「こんな自分になりたい」とイメージを持つことや、「お金をもらってもやりたくない」と思うことをはっきりさせることにも役立ちます。

世の中の仕事を調べてみる

日本には1万7000種類以上の仕事があるといわれています。あなたはそのうち何種類の仕事を知っていますか?今知っている仕事は、国内の仕事の中でもほんのわずかではないでしょうか。

もしかすると、やりたい仕事にまだ出合っていない可能性があります。やりたい仕事を見つけるための第一歩として、今と違う業種や職種の仕事について調べてみましょう。

インターネットで検索するだけでも、たくさんの仕事が出てきます。自分の知らない業界で働いている知り合いに話を聞くのもいいでしょう。

これまで知らなかった仕事を知ることで、選択肢を広げられます。

将来を明確にイメージする

やりたい仕事を見つけるには『将来のイメージ』を明確に持つことも大切です。どこに住みたいか、どのような暮らしをしたいか、どのように働きたいか、できるだけ具体的にします。

最初は根拠のない妄想のように感じるかもしれません。しかし思い描く未来から逆算し、今取り組むといいことにまで落とし込むと、それは立派な目標になります。

イメージができないときには、どのような働き方で、どのくらいお金を稼ぎたいか考えてみるのがおすすめです。高収入を得るために忙しく働く選択肢もあれば、収入が少なくてものんびりとした暮らしを送る選択肢もあります。

理想の未来のために今取り組むといい仕事という視点で、やりたい仕事を見つけられる方法です。

やりたくないことを除外する

どんなに考えてもやりたいことが見つからないという人もいるでしょう。そんなときに有効なのは『やりたくないこと』を特定し、取り除く方法です。

これまでに「嫌だな」「やりたくないな」と感じたことをすべて書き出します。仕事で嫌だったことはもちろん、就職前にしていたアルバイトや学生時代のことでも構いません。

例えば朝早く起きるのが苦手でできるだけ遅くまで寝ていたいなら、夜勤の仕事を探すと希望のライフスタイルをかなえられる可能性があります。誰に見せるものでもないため、本音で書くのがポイントです。

またやりたくないことに順位をつけると、仕事で重視する点を見つけやすくなります。

やりたい仕事の探し方

やりたい仕事を探すなら、実際にやってみて楽しかったと思ったことがヒントです。またほかの人から評価される部分に取り組んでみてもいいでしょう。ただしすべてのことに一度に取り組むのは不可能です。まずはやりたいことから進めます。

楽しかったことや好きなことから探す

あなたは時間を忘れるくらい何かに熱中したことがありますか?もしあるなら、それはやりたい仕事につながる可能性があります。

そこまで熱中したことが思いつかない人でも「高校時代の部活が楽しかった」「アルバイトがおもしろかった」など、何かしら楽しかったことがあるはずです。楽しんでできることは、やりがいを持って取り組みやすいでしょう。

楽しいことや好きなことを挙げても、直接仕事になりそうなものはないかもしれません。しかし関連するものや、要素を生かせるものは見つかる可能性があります。

例えば部活が楽しかったのが、メンバー全員で一つの目標を達成するのが楽しいからだとすれば、チームで取り組む仕事に向いているでしょう。

必要とされる仕事を探す

自分の強みをはっきり把握していないのだとしたら、一度先輩や上司に聞いてみるといいでしょう。自分では思ってもいないような意外な点が挙がるかもしれません。

また、これまでに褒められたポイントを整理するのも役立ちます。日ごろ一緒に仕事をしている人があなたの強みと感じている部分は、客観的に見ても高い評価を得られるポイントのはずです。

自信を持って仕事に生かせる能力といえます。その能力をより生かしやすい仕事を見つけられれば、それがやりたい仕事につながる可能性があるでしょう。

やりたいことに優先順位をつける

楽しかったことを探したり、強みを整理したりした結果、やりたいことがいくつも出てくるかもしれません。そのときに大切なのは優先順位をつけることです。

やりたいことが複数あったとしても、すべて同時にはできません。そこで一番大切なものを特定して取り組みます。中でも今やりたいことを優先するといいでしょう。

優先順位の高いことから取り組むことで、やりがいのある仕事に出合えるはずです。

やりたい仕事を見つけるときの注意点

積極的にやりたい仕事を探すのはいいことでしょう。しかし「やりたい仕事を見つけた!」とよく調べないで転職したり、無計画にいろいろなことにチャレンジしたりするのは避けるべきです。注意点を押さえて仕事探しをしましょう。

安易に転職を選ばない

「今の仕事は自分に合わないからまったく違う仕事をしよう」と、すぐに転職するのは避けた方が賢明です。先に説明したとおり、日本には1万7000種類以上の職業があります。

これだけの職業があれば、今の仕事と違う仕事は山のようにあるはずです。よく調べもせずイメージだけで転職すれば、今と同じように「自分には合わない」と感じるでしょう。

結果的にスキルを身に付けないまま、職を転々とするだけになってしまいます。安易に転職を選ぶのではなく、自分の適性を考えて向いている仕事を探さなければいけません。

楽しく取り組めそうか、長所を生かせそうかなどを慎重に考えてから実行に移すことが大切です。

身に付けたいスキルを考える

今後のキャリアを考え、身に付けたいスキルから仕事探しをするのもいいでしょう。スキルで仕事選びを考えていれば、仮に働いている業種や会社の業績が傾いたとしても、身に付けたスキルを武器に次の仕事探しが可能です。

特に身に付けるといいのは『ポータブルスキル』と呼ばれる、仕事や会社に関係なく活用できるスキルです。例えば『プレゼンスキル』『コミュニケーション能力』『交渉力』などが当てはまります。

仕事で身に付くスキルは会社ごとにさまざまです。同じ業種の会社でも、会社特有のスキルしか身に付かないこともあります。どのようなスキルを身に付けられるかも考慮したうえで、仕事探しをすることが大切です。

将来を想像してやりたい仕事を見つけよう

今やりたいことが見つかっていないとしても、あせる必要はありません。まずは自分自身を見つめ直し、将来どのようになっていたいのかイメージをはっきりさせましょう。

そのうえで「今何をすべきか?」と考えると、やりたい仕事が分かってくるはずです。将来のイメージが思い浮かびにくいなら、やりたくないことを挙げて取り除いていく方法でもいいでしょう。

絶対にやりたくないことの反対にある仕事を選べば、やりたい仕事を見つけられる可能性があります。しかし、あせって転職する必要はありません。今の仕事が一番やりたい仕事の可能性もあるからです。

まずはこれまでと考え方を変え、やりたい仕事探しを始めましょう。



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