仕事に行けない原因は?悩んだときの対処法とNGな行動を解説

「仕事上の対人関係がつらい」「苦手な業務がある」など、仕事に行くことに苦痛を感じる、もしくは感じたことがある人は少なくありません。仕事に行けない原因や対処法、そして転職を判断するポイントについて紹介します。

仕事に行けないのは甘えではない

『仕事に行けない』というと、『甘え』ととらえられてしまう場合もあります。しかし、甘えの一言で片づけられるほど単純なものではありません。まずは仕事に行けない・行きたくないと感じる理由について解説します。

仕事に行きたくないと悩む人は多い

「仕事に行きたくない、辞めたい」と悩む人は意外に多いものです。

日本労働調査組合が2021年3月に実施した調査によると、全国の20歳以上の会社員528名のうち『35.8%』が仕事を辞めたい、もしくは転職したいと回答しています。別の調査では、業種や職種を問わず9割を超える人が『仕事に行きたくないと思うことがある』と答えたそうです。

つまり、働いている人たちのほとんどが「仕事に行きたくない」と悩んだことがあるのです。「仕事に行きたくない」と悩むのは自分だけではないのだと知れば、過剰に自分を責め立てる必要はないということがわかります。

参考:仕事辞めたい!会社員は35.8%という結果に。「仕事の退職動機に関するアンケート調査」結果発表|日本労働調査組合のプレスリリース

行きたくない理由は2種類

では、どのような理由で「仕事に行きたくない」と思うのでしょうか。主な理由としては、以下の二つが挙げられます。

  • 人間関係に悩みがある
  • やりたくない仕事がある

人間関係の悩みとしては、「上司が頼りにならない」「上司から怒られるのがつらい」「同僚とのコミュニケーションが上手くいかない」などと感じる人が多いようです。

『苦手な業務を任せられている』『担当業務以外の仕事を時間外にやらなければならない』ケースも、仕事に行きたくない、辞めたいと感じやすいでしょう。

こんな原因で行けない場合は要注意

仕事に行けない理由にもいろいろありますが、以下の三つの要素が原因だとしたら、それは要注意のサインです。

人間関係にストレスを抱えている

まずは人間関係にストレスを抱えているというケースです。先述の通り、多くの人が人間関係が原因で仕事に行きたくないと感じた経験があります。しかし、長期間にわたってそれを感じている場合には注意しましょう。

ストレスが蓄積すると、睡眠時間や食欲など、日々の生活や健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性が高いのです。場合によっては、今後転職を考えるうえで選択肢を減らしてしまう原因にもなりかねません。

長時間労働による疲れの蓄積

労働時間が長い状態が継続し、疲れが蓄積しているというケースもあります。長時間労働が続いて帰宅時間が遅くなると、ストレスを解消するための時間をつくる余裕がなくなってしまいます。

また労働時間が長くなると、睡眠時間・休息時間といった、体の健康を維持するのに最低限必要な時間までもが削られます。疲労が次第に積み重なっていき、心身に異常をきたすという結果につながる可能性もあるのです。

仕事が自分に合っていない

仕事が自分に合っていないという場合もあるでしょう。

自分の性格や適性、能力に合っていない仕事をしていると、「仕事は我慢してでも続けなくてはいけない」と感じる原因になり、「仕事に行きたくない」というネガティブな感情を引き起こしやすくなります。

惰性で仕事をすることで注意力が散漫になり、ミスをしてしまう原因にもなるでしょう。結果的に上司から怒られたり、社内での人間関係が悪化してしまったりする可能性もあります。

仕事に行けないときのNG行動

実際に「仕事に行けない」と感じている場合でも、避けなければいけない行動があります。仕事に行けないときのNG行動を三つ紹介します。

無断欠勤

朝起きたときに「今日はどうしても仕事に行きたくない」と感じたことがある人は多いでしょう。

しかし、会社や上司に何も連絡せずに休むと、仕事に支障が出たり、同僚に迷惑をかけたりしてしまいます。何らかの罰則が与えられる場合があり、その後会社に行きにくい空気をつくってしまう可能性もあります。

会社を休むこと自体が悪いわけではありませんが、無断で休むことにより発生するデメリットが大きいため、会社には必ず連絡を入れておきましょう。

連絡を入れるタイミングが始業時刻を過ぎてからでは、その日の業務に問題が発生し、周囲からの反感を買ってしまう結果になる恐れがあります。

そのため、始業時刻前に上司に休む理由を説明し、その日に予定されていた業務や納期が近い業務などについて伝えておくとよいでしょう。

勢いで仕事を辞める

仕事に行けないときの対処法として、勢いで仕事を辞めてしまうのはけっして得策とはいえません。

転職先が決まっていない状態で退職すると、経済的に不安定な状態に陥る可能性があります。それが続くことで、かえってストレスを蓄積させてしまうかもしれません。

さらに、焦って転職先を探すことで、本当に自分に合った会社や仕事を見極める余裕を持てず、同じことを繰り返す可能性が高まります。

まずは、今の会社に相談するなどして、一度休める状況を整えてから、落ち着いて今後の動き方を考えましょう。

我慢し続ける

周囲に迷惑をかけられないという責任感から、「会社に行きたくないけど、我慢してでも行かないと」と考えてしまうケースは少なくありません。

しかし、我慢を続け、精神的な疲労が自分の許容量を超えると、やがて心身に不調をきたす結果になります。真面目に仕事に取り組む人ほど我慢し続けてしまうため、要注意です。

我慢していると感じることがあれば、早急に会社や上司に相談しましょう。相談したとしても、いつまで経っても対応してもらえないようであれば、転職を検討することをおすすめします。

仕事に行けないときの対処法

仕事に行けないときには、どのように対処するのが適しているのでしょうか。「仕事に行きたくない」と感じたときにとるべき対処法を三つ紹介します。

無理をせずに休む

どうしても仕事に行けないと思う日が続くようであれば、無理をせず休むことをおすすめします。1日、あるいは数日間休んで、心身ともに少しでも疲労を解消できれば、仕事に対するやる気が戻ってくる場合もあるでしょう。

精神的に疲弊した状態では、正しい判断を下すこともできません。それにより、勢いで仕事を辞めてしまう、無理な我慢を続けてしまうなど、『NG行動』につながる可能性があるのです。

一度しっかりと休んで、今後の動き方についてゆっくり考える時間を確保しましょう。

原因に対して向き合ってみる

会社に行けない原因に対して向き合ってみることで、今後とるべき行動が見えてくることがあります。

会社に行けない原因は『個人で解決できるレベルのもの』『周囲の協力があれば解決できるもの』『どのようにしても解決できないもの』の3種類に大きく分けられます。

『人間関係で悩んでいる』『業務内容を負担に感じている』など、周囲の協力を借りることで解決できるようであれば、積極的に働きかけてみてもよいでしょう。

しかし、どうしても解決できないと感じる原因なのであれば、違う仕事への転職を検討することをおすすめします。

心身の不調が続く場合は病院に行く

休暇をとっても心身の不調が続く場合には、病院に行きましょう。なるべく早期に発見することが望ましいですが、自分自身で気づくのは難しいものです。

職場の人たちに迷惑がかかるかもしれないと、不安に感じるかもしれません。しかし、気づかないうちに症状が悪化し、長期休職や退職を余儀なくされる結果にもなりかねません。

「自分ではあまり気にならない」と感じていたとしても、どうしても調子が出ない状態が続いているのは体からのサインです。一度病院へ行って医師に相談する、もしくは会社の上司に相談するなど、早めに行動しておくことをおすすめします。

職場環境に問題がある場合は転職を検討

休暇をとったり休職したりしても「仕事に行けない」という気持ちがなくならないときは、職場環境に問題がある場合も考えられます。以下に紹介する内容を参考にし、転職を検討しましょう。

合わない会社で働く必要はない

業務内容や社風が自分の性格や能力に合っていないのであれば、無理してそこで働き続ける必要はありません。

一度冷静になって、「現在の会社で働き続けることが、自分にとって意味のあるものなのか」を考えてみましょう。その際、以下の二つを行うのがポイントです。

  • 職場の長所・短所を思いつくままに洗い出してみる
  • 職場環境を客観的な目線で分析する

これらを意識することによって、日々働く中では気づけなかった『職場環境の悪い部分』や『合わない部分』が浮かび上がってくるでしょう。

辞められない場合は退職代行という選択肢も

『会社や上司からの圧力が強く辞めさせてもらえない』『会社への恐怖心が強く、自分では辞めたいと言えない』ような場合には『退職代行』を利用するという選択肢もあります。

その際、数万円程度の費用がかかることになりますが、出社することなくすべての退職手続きを代行してもらうことが可能です。

もし転職を検討しているものの、『心身ともに疲弊しており、どうしても職場には行きたくない』『上司や同僚と顔を合わせるのがつらい』といった悩みを抱えているのであれば、退職代行サービスという選択肢も視野に入れておきましょう。

仕事に行けない場合は無理をしすぎない

仕事に行けない原因や対処法、そして転職を判断するポイントについて見てきました。仕事に行けないと毎日のように感じている場合や、疲労を感じながらも我慢して働き続けている場合には、無理をしすぎないことが大切です。

休暇や休職という選択肢がある、あるいは人事異動を申請することで環境を変えられるのであれば、同じ会社で長期的なキャリア形成も実現できるかもしれません。

しかし『上司が怖くて相談できない』『相談してもなかなか対応してもらえない』といった状況なのであれば、転職活動を始め、不安なく退職できる状況を整えましょう。



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