昔から仕事が続かず、自分を変えたいと思ってもどうしたら良いか分からず悩んでいませんか?仕事が続かない原因や性格の特徴などを解説します。仕事が続かないときの対処法や考え方なども紹介するので悩んでいる人はしっかり把握しましょう。
仕事が続かないことで起こるデメリット
一つの仕事を長く続けるメリットは容易にイメージできるでしょう。逆に仕事が続かないことによるデメリットには、どういったものがあるのでしょうか。仕事が続かないことで起こるデメリットを解説します。
社会的な信用が落ちてしまう
仕事を転々とすることは、信用面でマイナス要素となります。たとえば、金融機関で車や住宅のローンを組む際やクレジットカードを申し込む際、審査に通らない可能性が高くなってしまうでしょう。
また就職や転職の面接でも不利になる場合があります。面接時に「またすぐに辞めてしまうのでは?」と懸念を持たれやすいためです。
転職回数が多いと、次第に転職も成功しづらくなっていきます。そのため、自分に合った会社でなくても焦って入社してしまい、結果、またすぐに辞めてしまうという負の連鎖に陥ることも考えられます。
スキルや収入がアップしにくい
仕事のスキルは一朝一夕で身に付くものではなく、ある程度の経験を積んでこそ、体系的なスキルが身に付くものです。そのため短期間での離職が続くと、次の会社で生かせるスキルが身に付きづらくなってしまいます。
20代のうちはポテンシャルで採用されるかもしれませんが、30代以降になると即戦力となるスキルを求められるケースがほとんどです。そのため転職は難しくなってしまうしょう。
収入面でも同じことが言えます。未だ年功序列の風潮が根強い日本企業では、勤続年数が長くなるほど収入も上がる傾向があります。そのため短期間で離職すると、昇給の機会を逃してしまいます。
また退職する時期によっては、ボーナスがもらえなかったり、退職金の金額が十分でなかったりといったデメリットも生じる可能性があります。
仕事を辞めたくなる理由
仕事を辞めたいと感じることには理由があります。代表的な理由を解説するので、自身に当てはまっていないか確認してみましょう。
人間関係
退職・転職理由として多いのが、職場の人間関係です。会社は組織で動いている以上、仕事をする上では少なからずチームプレーや、他の社員、顧客とのコミュニケーションが必要になります。
そのため会社での人間関係がうまくいかないと、職場での居心地が悪くなってしまい、辞めたいと感じるきっかけになります。職場でコミュニケーションがうまく取れないと、分からないことがあっても周りに相談しづらく、ストレスに感じてしまうでしょう。
給料に不満がある
毎日身を粉にして働いているのに、満足のいく給料を得られないと、仕事に対するモチベーションも下がってしまうものです。そのため、より良い待遇を求めて転職を繰り返している人もいるでしょう。
一般的に給料は年次や実力に応じて上がっていくものです。入社してすぐに、給料が低いからと見切りをつけて退職するのは得策とは言えません。
ただし仕事の負担に対してあまりにも給料が見合っていない場合や、明らかに昇給の見込みがない場合などは転職を検討した方が良いでしょう。
仕事が合っていない
自分の適性や性格に合っていない仕事をしていることも、辞めたいと感じる原因となります。
特に大きい規模の会社ほど、必ずしも自分の希望する部署に配属されるとは限りません。コミュニケーションに自信がないのに、営業部に配属されるなんてこともあるでしょう。
仕事が自分に合っていないと、続けるのは難しいものです。部署異動やジョブローテーションができる見込みがあれば、そこまで耐えるのも一つの手です。しかし、自分の力ではどうにもならない場合は転職をすることが解決策になり得ます。
仕事が続かない人の特徴
仕事が続かない人には、いくつか共通した特徴があります。代表的なものを解説するので、当てはまっているものがあるか確認しましょう。自分の考え方に改善できるところがないか、見つかるかもしれません。
プライドが高い
仕事をする上で、プライドはしばし邪魔になることがあります。特に自分の学歴や経歴に自信を持っている人は、自分が正しいと思いがちで、人の意見を聞き入れづらい傾向があります。
またプライドが高いがゆえに、分からないことがあっても誰にも相談せずに一人で抱え込んでしまうこともあるでしょう。そうすると周りと協調性を築くことが難しく、自ら居心地を悪くしてしまった結果、短期間で退職をするといったことが起こってしまいます。
能力が高いだけに、非常にもったいないことになってしまいます。
忍耐力がない
仕事をしていれば、時にはやりたくないことをやらなければならなかったり、大きなプレッシャーがかかったりすることもあります。ミスをして上司から厳しく指摘されることもあるでしょう。
そんなときは誰でも辛く感じ、逃げ出したくなるものです。ただし今の辛い状況は一時的なものだったり、自分の努力次第で乗り越えられるものだったりするかもしれません。
しかし忍耐力がない人は、その時点で見切りをつけてしまい、仕事を辞めてしまうでしょう。忍耐力がない人は、上記のようなことを繰り返した結果、『逃げグセ』がついている可能性もあります。
完璧主義で落ち込みやすい
完璧主義であることも、仕事を短期間で辞める人に多い特徴です。どんなに優秀な人でも、ミスの一つや二つはするものです。しかし完璧主義の人は小さなミスでも気に病んでしまい、なかなか気持ちを切り替えることができません。
それがエスカレートすると、「自分はこの会社に合っていない」「自分は仕事ができない」と思い込み、最終的に会社を辞めてしまうといったことになります。
また職場に対して高すぎる理想を抱いた結果、ささいなことでギャップを感じてしまい、モチベーションが下がってしまうことも完璧主義の人に見られる特徴と言えます。
仕事を続けるための対処法
いくつかのポイントを踏まえれば、今の仕事を続けやすくなるかもしれません。仕事を続けるためのコツを紹介するので、退職に踏み切る前に試してみましょう。
完璧にしようとしない
完璧主義をやめると、気持ちが楽になるでしょう。確かに高い質を追求することは良いことです。しかしあなたが過度に完璧を追い求めすぎると、周囲もついていけなくなります。
自分が求めるものと周りが求めるものが食い違った結果、衝突してしまうこともあるでしょう。
そんなときは適度に手を抜いたり、80点の完成度で一度上司に確認を依頼してみたりすると、意外とうまくいくかもしれません。
また完璧主義をやめれば、小さなミスで必要以上に落ち込むことも減るでしょう。まずは自分が完璧を求めすぎていないか、見直すことが重要です。
ストレス発散をする
仕事でたまったストレスを発散できていますか?仕事を長く続けられる人は、適度にストレスを発散しています。ストレスをためこんでしまうと、気持ちがふさがってしまい、悪い方に考えてしまいがちです。
仕事のことを忘れて何かに夢中になることで、仕事も頑張ろうと思えるようになります。代表的なストレス発散方法は、ジムで汗を流したり、趣味に没頭したりすることです。気持ちが沈んだときのために、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
周りのせいにしない
仕事がうまくいかないことや希望の職務につけないことを、他人や環境のせいにしていることも、仕事が続かない要因になっているかもしれません。
他責思考のうちは、今の自分を変えることはできません。なぜなら自分は悪くないと思ってしまうと、周りが変わることを求めるばかりで、自分では何も改善しようと思えないためです。
何か問題が発生したら、まずは自分に原因がないか、自分に改善できるところがないかを考えるようにしましょう。一人で考えても分からない場合は、周りの人に相談するのも良いことです。
今までとは違う考え方に触れられたり、的確なアドバイスがもらえたりするかもしれません。
仕事が続かない人に向いている仕事
仕事には向き不向きがあります。今まで仕事が続かなかったのは、その仕事が自分に向いていなかったからかもしれません。世の中には仕事が続かない人でも続けられる可能性が高い仕事もあります。
人間関係のいらない仕事
人とコミュニケーションを取ることが苦手であれば、一人でもできる仕事をすれば続けられる可能性があります。たとえば以下の仕事は、一人で黙々と打ち込みやすい仕事と言えます。
- 新聞配達やポスティング
- 長距離トラックの運転手
- 工場の製造ライン
- 宅配物の仕分け
配達やポスティング、長距離トラックの運転は基本的に業務中にコミュニケーションを取ることがほとんどないため、一人で打ち込みやすい仕事です。警備員や清掃など、求人サイトを探せば、他にも人とあまり関わらなくてもできる仕事が見つかるでしょう。
ルーチンワークでできる仕事
ルーチンワークでできる仕事も、今まで仕事が続かなかった人に向いていると言えます。たとえば経理や事務、データ入力などです。これらの仕事は基本的に毎日やることが決まっています。
ときにはイレギュラーな依頼が入ることもあるかもしれませんが、原則自分のペースで進められるので、ストレスの掛かりにくい仕事です。
自分の裁量で仕事を進められるので、今まで上司とのコミュニケーションが苦痛だった人に向いている仕事と言えます。
時間や場所を気にしない仕事
昨今人気が高まりつつある、場所や時間にとらわれない以下のような仕事もおすすめです。
- プログラマー
- 動画編集
- ライター
- デザイナー
上記のようにパソコン1台でできる仕事は、多少のコミュニケーションは発生するものの、基本的にはチャットツールでのやり取りがメインです。会議もWebアプリを使って行うことがメインのため、一人で仕事をしたい人には向いています。
また基本的には納期を守れば作業時間、作業量は自由です。時間の使い方は自分で決めたい人にもぴったりの仕事と言えます。
どうしても仕事を辞めたいときは
仕事が続かない現状を打破しようと、対処法を試してみたものの、それでも今の仕事を辞めたいと思うときもあるでしょう。そんなときは、今から解説するポイントを考えてみることをおすすめします。
自分にとって最良の選択ができるよう、一つずつ見ていきましょう。
仕事を辞めることが悪いことではない
仕事を辞めることは、決して悪いことではありません。どうしても自分に合わなかったり、心身に異常をきたしていたりする場合には、早急に仕事を辞めた方が良いケースもあります。
中には職場へ迷惑を掛けるのではないかと、心配する人もいるでしょう。しかし、会社のために自分の体調やプライベートを犠牲にしてしまっては本末転倒です。良くも悪くも自分の代わりはいるものですし、穴が空いても組織を回し続けることが会社の使命です。
そう割り切って、仕事を辞めるべきと判断した場合は、自分の気持ちや体調を優先して新しい仕事を探しましょう。
自分のために働くことが大切
仕事は会社のためではなく、お金だけのためでもなく、何よりも自分のためにするものです。働くことで社会に貢献し、対価として給料をもらい、それにやりがいを感じてこそ心が豊かになります。
やりたくないことを無理して続けたり、プライベートを犠牲にしてまで長時間働いたりすることは、本質的ではありません。ワーク・ライフ・バランスを第一に考え、仕事もプライベートも充実させることが大切です。
自分に合った仕事をしよう
仕事が続かないと、社会的な信用が落ちてしまったり、スキルや年収が上がりづらくなったりするデメリットがあります。プライドが高い人や忍耐力がない人、完璧主義の人は仕事が続かない傾向にあります。
そのため完璧主義をやめたり、適度にストレスを発散させたりすることが、仕事を続けるためにも必要になることがあります。ただし仕事を辞めることは悪いことではないので、どうしても自分と合わないと感じた場合は、辞めるのも立派な解決策です。
仕事が続かない人には、自分のペースでできる仕事や、コミュニケーションをあまり取らなくてもできる仕事が向いています。
この記事で紹介した仕事の中で、興味があるものがあればチャレンジしてみると良いでしょう。
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