人と話すことが好きーー得意を活かすために必要なのは自分の揺るぎない「土台」

その人がどんな「選択」をして今の職に付き、いくつものピンチをどのように「逆転」してきたか。第一線で活躍するビジネスパーソンの決断に迫るインタビュー・わたしの「決断」

2回目は、株式会社3Backs 人材開発部 採用管理課 課長代理の内田悠乃さんにオンラインでインタビューを行いました。

得意を認識し、得意を活かせる職種へ

内田 悠乃さん:2016年3月に中央大学文学部を卒業。卒業後は、大学時代にアルバイトをしていた会社に新卒入社。2018年4月ブライダル企業に転職。営業、プランナーとしてキャリアを積んだのち、2020年4月、3Backsに転職。趣味はアイドル鑑賞。Twitterアカウント:ゆのちゃん・リバラボ採用

——:現在、担当されているお仕事について教えてください。

内田さん:人材開発部の採用管理課で「リバラボインターンシップ」(※1)に応募いただいた方の対応をしています。主に応募者と電話やメッセージでコンタクトをとって、採用課という面談をする担当につないでいます。

※1 リバラボインターンシップは3Backsが運営する転職・就職・キャリアアップ支援サービス

——:人事という職種はどのように選ばれたのでしょうか?

内田さん:私の前職はブライダル業界でした。ちょうどコロナ禍が始まり、キャンセル対応に追われる中で「何か違うことがしてみたい」と思い、転職を決意しました。

私は前職の先輩が3Backsに在籍していたので、その方から3Backsを紹介してもらいました。ですが、先輩から話を聞くまではどんな会社で何をするのかもわかリませんでした。ですので実は「この仕事がしたい」と思っていたわけではなかったんです

ただ、サービス業は年齢を重ねた時に変わらず働き続けられるか不安があったので…。3Backsの話を聞いて会社のことは好きになれそうでしたし、ポジションも人事ということがわかり、この職種なら体力的な部分でも少しは安心かなという思いはありました。

——:初めての仕事にプレッシャーはありませんでしたか?

内田さん:私自身がそんなに深く考えないタイプなので、それほど不安はなかったかもしれません(笑)仕事は人事に変わったものの、電話の向こうに人がいてその人と対話しているという意味では、ブライダルの仕事で新郎新婦と話していた時と変わりません。人と話すのが好きなので、得意なことを活かせていると感じます。

——:2020年の4月から現職で間もなく2年とのことですが、入社当時と比べて変化はありましたか?

内田さん:入社時は人事というと採用のイメージしかなくて、まずはそれをがんばろうと思っていました。しかし実際に働いてみると、人事には組織のことや人材教育、労務などいろいろな面があるんだなと改めて知ることができました。

今は、会社の採用の仕組みをイチから構築したり、社員の評価制度のブラッシュアップなどにも携わるなど、いろいろな機会を与えてもらっています。

——:仕事が広がっているんですね! 上司といい関係性が築けているのも伝わってきます。

内田さん:そうですね、他の部署に比べて裁量は大きいかもしれません。自由にできる分責任もついてきますので、プレッシャーに感じることもありますが、やりがいを持って働くことができています。

また、上司からは教えていただいたこともたくさんありますが、どちらかというと一緒に作ってきたという印象の方が強いんです。今後は形になったものを次の世代にどう渡していくかが課題ですね。

「伝え方」に試行錯誤しながらも前進

——:お仕事をしていてどんな時にやりがいを感じますか?

内田さん:うちの会社は成長の速度が速いんです。新入社員も数ヶ月単位でみるみる成長していくので、そういう姿を目にしたり、配属先の人から「頑張ってるよ」と報告をもらったりするとうれしいですね。お母さんみたいな気持ちになります(笑)

——:今のお仕事でピンチだったこと、苦労したことがあれば教えてください。

内田さん:入社して半年で部下がついたのですが、仕事を教える難しさを日々感じています。たとえば電話応対なら、自分はサービス業の経験もあり感覚でできるのですが、伝えるとなると思い通りにはいかないですね。

——:人と話すことが好きな内田さんだからこそ、伝え方・伝わり方に妥協しないんだなと感じました。この課題をどのように乗り越えたのでしょうか?

内田さん:マニュアルを作っても人によって教えるポイントが違い、カバーしきれないのが現状なのでまだまだ現在進行形の悩みですね。ただ同僚や上司にも相談しやすい環境なので、いろいろとアドバイスをもらいながら、手探りですが日々試しています

人事に必要なのは、会社を好きであること

——:人事に向いているのはどんな人でしょう。

内田さん:まず会社が好きなことですね。人事は自社のサービスや社内で働いている人のことをちゃんと理解し、その魅力を入社希望者に伝えられないといけません。あとは人をフラットに見て、思い込みをしない人。人当たりの良さも大事かもしれません。

——:内田さんが会社を好きだという想いが伝わってきます。どんなところが好きなんですか?

内田さん:いい人が多いので自然に好きになりました! 休みの日も会社のメンバーと遊んでるくらいです(笑)もちろん人によって、性格も業務も違いますが、ゴールに向かって同じ熱量で仕事ができていると感じます

年齢も比較的近いのと、古くからいるメンバーもフランクなので、新しく入ってきた人もなじみやすいのではないでしょうか。とにかくウェルカム感がありますね。

——:素敵な雰囲気ですね! では、人事に求められるスキルというとどのようなものがあると思いますか?

内田さん:弊社の人事は現在11人いますが、他社で人事経験があるメンバーは誰もいません。なので、特別なスキルはいらないと思います。

ただし、それまでの経験は活かせるものがあると思います。私の場合、前職がサービス業だったので、話すことや言葉の裏の感情を読み取ることが役立ちました

——:それぞれの経験を活かせる職種なんですね。

内田さん:そうですね。また弊社は、学歴や職歴がなくても、キャリアアップを目指したい人を応援するサービスを運営している会社です。そのためか、大学を中退していたり早期退職してしまっていたり、一度は挫折した経験のある人が多く在籍しています。みんなそういった状況を乗り越えて活躍しています。

困難を乗り越えた経験があるメンバーだからこそ、サービスを運営し、人に話す上で説得力が増すと感じています。何かを乗り越えた経験がある人は、弊社に向いているかもしれませんね。でも一番は、何ができるかよりも、その人自身のやる気が大事だと思います。

厳しいことも、愛を持って伝えていく

——:今後の目標を教えてください。

内田さん:今、部下が3人いるので、より成長させてあげたいなと思います。そのためには私がちゃんと教えられるようにならないと。今はそこに集中しています。

——:では最後に、転職に迷っている方へのメッセージをお願いします。

内田さん:転職活動をされてる人の中には、希望職種をイメージで決めている人は意外と多くて、それが転職がうまくいかない原因になっている人がいると感じています。上辺だけを見て決めるのではなく、まずはイメージに固執せずに自分の土台を作ることやりたいことが変わっても、自分の得意を活かすための土台があると仕事の幅も広がると思います。

厳しいことも、嫌われる覚悟で愛を持って伝えていくので、仕事選びに迷っている人はぜひ相談してくださいね!

——:ありがとうございました!

(ライター:渡部あきこ、カメラマン:片岡龍太郎、編集:讃岐勇哉)



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