「失敗こそが成長のきっかけを生み出す」 ーー ブラック企業からの転職が転機に。自分に合ったキャリア選びの秘訣とは

過去の大きな失敗や苦労をどのように乗り越え、現在に活かしているのか。第一線で活躍するビジネスパーソンの成功の裏側に迫るインタビュー・「私にとっての失敗」

第4回目は、株式会社ヴィスセールスマネージャーとして躍進する酒井竜緒さんにインタビューを行いました。

プロフィール 株式会社ヴィス 酒井竜緒

大学でデザインを学び、卒業後はインテリアセレクトショップ、アパレルショップやホームデザイン事務所、イベント会社2社を経験。「はたらく人々を幸せに。」というパーパスのもとデザイナーズオフィスを展開する株式会社ヴィスに2011年入社。PM(プロジェクトマネージャー)として営業、レイアウト提案、お客様対応まで幅広く携わる。2020年よりセールスマネージャーとして営業に特化したチームに転属。Twitterアカウント: 酒井竜緒|ヴィス 脱・営業なアカウントセールス

ー 現在の仕事内容について教えてください。

酒井:セールスマネージャーとして既存・新規顧客の獲得がメインになります。数年前までは自分が獲得した企業様は営業からレイアウト提案、オフィスができあがるまでのディレクション〜お客様対応まで全て担当していましたが、2年前に分業化。今では営業後のプロジェクトマネジメントは全てPMにパスをしてチームで連携しながら行っています。

ー セールスマネージャーですが、Twitterのアカウント名は「脱・営業」。これはなぜでしょうか?

酒井:飛び込みやテレアポなどの新規に特化した営業というよりパートナー会社さんや不動産関連会社さんなどと提携を組んで情報交換する中で新たなお客様をご紹介いただくことが多いのです。弊社としてもこの方向性を大事にしたいと思っているので、あえて「営業しないような営業」と打ち出しています!

ー 貴社の事業内容はどういったものになりますか?

酒井:「はたらく人々を幸せに」というパーパス(企業の存在意義) のもと、オフィス環境の提案をする事業を展開しています。これまでオフィスデザインに特化してきましたが、新型コロナウイルスの影響により働き方が多様化した今、働き方にお悩みの方も増加しています。そこで、社員の心身の健康状態やエンゲージメントを把握して組織改善を図るサーベイ「ココエル」や企業様にとってどんな条件下のオフィスが好ましいか分析しデータ化する「wit」の提供などデザインを超えてそれぞれのお客様に合わせたワークデザインを提案しています。

2度の倒産にリーマンショック。それでも追い続けたデザインの道

ー これまで7回も転職をされてますが、大変だったことはありますか?

酒井:2度の会社倒産リーマンショックを経験したことです(笑)大学卒業後に就いたインテリアセレクトショップが1年半で倒産。その後はアパレルショップやホームデザイン事務所、関西のイベント会社に勤めました。そして、イベントの仕事のご縁で広告会社に転職するもリーマンショックが直撃。経営状態が回復せず2度目の倒産を経験。良くも悪くもいろんな世界を見れたなと思っています。

ー 酒井さんにとってキャリアの転機はいつですか?

酒井:キャリアの転機でもあり、1番の失敗にもなるのですが、6回目の転職で東京のイベント会社に転職したことですね。それまでずっと関西で働いていたのですが、ビジネスの中心である東京で働きたいと思い転職活動を進めるも、うまくいかず。そんな時に友人が都内のイベント会社を紹介してくれたので、藁にもすがる思いで転職を決めました。

そして働いてみてびっくり。面接で聞いていた内容と全然違ったり社員の雰囲気が悪かったり全社員がいる前で怒号や暴言が飛び交い上司や上層部が時間通りに出社しないという勤怠状況。世間一般的に言われている「ブラック企業」を絵に描いたような環境でした。家族の反対も押し切って就職したのに、数ヶ月後にとても後悔しましたね(笑)

ー 想像を絶する環境ですね…。入社前には分からなかったのでしょうか。

酒井:実は面接の時も担当の方が遅れて入られて(笑)そこで気づければよかったのですが仕事探しに必死になるあまり、ろくに企業研究もせずに転職活動をしてしまったことが全ての原因だと思いますこのイベント会社では2年ほど働きましたが、精神的にも不健康な状態が続いたので退職。次の転職ではこの後悔を繰り返さないために徹底的に企業研究をして、かつ自分が好きなデザインの道でキャリアを再スタートすることにしました。

徹底した企業分析で、惚れた会社に入社

※酒井さん(左下)と株式会社ヴィスの同期メンバー

ー 具体的な企業研究のやり方を教えてください!

酒井:事前準備はシンプルで、受けたい企業のHPを隅々まで見ていくこと社内報などのブログには全て目を通し、事前に会社の雰囲気をある程度把握していきました。更新が数ヶ月おきであれば「人手が足りていなくて忙しい会社かも」と予想できますし、逆にたくさん更新があればその記事から実際に働いている人・チームの雰囲気や、働く思いを知ることができます。現在では働いている社員さんのSNSでの発信を通してリアルな意見も垣間見れるので、参考になりますね。

ー それは勉強になります。ではその準備をどのように選考で活かせば良いのでしょうか?

酒井:HPに記載されているMVV(ミッション・ビジョン・バリュー) やフィロソフィーが面接担当の方の考えや価値観と一致しているかを確認しました。また、実際に働く場所も可能な限り見せてもらい、働く環境が綺麗にされてるかどうか、掃除がされてるかなども見ていきました。玄関やミーティングルームは整理整頓されていても、ワークスペースが雑然としていると、外面がよかったとしても実は会社自体が社員をあまり気にかけていないのではないかとか、社員自身もモチベーション高く仕事に取り組んでいるかとか、疑問に感じることもあります。こうしたポイントは1人ひとりが心がけてるから成立していることですし、代表の考えや方針が社員に浸透しているかどうかの組織体制も見えてくるので、面接でオフィスを訪問する機会がある場合はワークスペースも見せてもらうことが可能かを申し出てみるのもひとつです。

ー ヴィスに入社した理由も、このMVVや雰囲気が関わっているのでしょうか?

酒井:オフィスに入った瞬間、ものすごく綺麗でこんな場所で働きたいと素直に思いました。また、社員のみんなが楽しそうにイキイキしていて、当時働いていた会社と全然違って驚いたのを覚えています。そして代表の中村に初めて会った時、この人のもとで成長したいと直感で思えたのです。会社のいいところだけでなく、厳しいところや課題点も包み隠さず正直に話してくれたのは本当に嬉しかったですね。それに加え、当時のヴィスのフィロソフィー(現在のパーパス)「はたらく人々を幸せに。」であることを代表から聞いた時、まさに私が大切にしたい軸の1つを会社全体で体現できるのは最高じゃないかと思い、内定をいただいてからは即決入社を決めました。それから十数年経っても全員が同じ思いを変わらず持ち続けているのは素晴らしいことだと思いますよ。

※ 株式会社ヴィス 東京オフィス

ー 貴社で経験した1番の苦労、学びはありますか?

酒井:3年前、営業に特化したチームを立ち上げるからぜひ力を貸してほしいと、当時直属の上司より声を掛けられました。入社からずっとPMとして営業に関わってきたものの、今後もPMを続けていくことに限界と不安を感じていた時期でした。自分自身、営業には向いてないのではとすら感じていました。とはいえ、転職する考えはなく模索していた最中だったこともあり、苦手などと言わずにまずはチャレンジしてみようという気になり参画を決めました。

現在、配属より2年半が過ぎましたが、PMとして働いていた頃よりも成果を残せるようになり、社内でも分業化が進んだことでより働きやすくなりました。当時、声掛けいただいた部長には感謝しかありません。この経験から、何事もまずはチャレンジすることは大事だと思いました。不得意だと思ったことが得意に転ずることはよくあることなので、自分自身に制限や足枷をかけずに、新しいことや気になったことは積極的に挑戦するようにしています!

失敗は成長のきっかけにすぎない

ー 酒井さんにとって「失敗」とは?

酒井:成長のきっかけを生み出すものです私もキャリア形成の中でたくさん失敗しましたが、こうしたシビアな環境を経験すると自分の知らない世界や価値観を知ることができて一回りも二回りも大きくなれます失敗の数だけ成長の余地があるということ。だから、失敗した瞬間は落ち込みますが、ずっとネガティブに捉える必要はなく、むしろ成長のチャンスを運んでくれたと切り替えるのがいいかもしれません。

ー 物事を見る角度を変えると、失敗もポジティブになりますね。

酒井:こうした失敗や苦労一つひとつが自分自身を作り、豊かにするものだと思うんです。人生は失敗する数の方が多いですから、毎回クヨクヨせず次に活かそう!と前向きでいるほうが楽ですよ。

自分で自分に制限をかけない生き方を

ー 今後の目標を教えてください!

酒井:会社としてはこれからより多くの企業様に弊社のことを知ってもらい、デザイナーズオフィスから働き方まで提案できる企業としてトップに立ちたいと思います。

個人的な目標としては、メタバースなどのweb3領域にも踏み込んで、バーチャルオフィスの提案もしていきたいなと思っています。例えばVRで仮のオフィスを作ることでその場にいなくても、VR上で社員と働いているような感覚になれたり、レイアウト提案の段階でこれらを導入することでWeb上でデザイン修正ができたり。最先端なものを取り入れるとこの産業はもっと成長できると思っているので、早く手掛けていきたいと思っています!

ー では最後に、転職や人生に迷っている方へのメッセージをお願いします。

酒井:チャレンジしない後悔はチャレンジして失敗したときの後悔よりも後々に大きくなるので、新しいことや興味を示したことに出会ったら、何かしらの行動を起こしてみることが大事だと思います。仕事探しの場合、面白い企業だと思ったら面接を受けてみたり、たくさん企業研究することで視野が広がり、自分に合った企業や仕事が見つかるかもしれません。だから自分で自分のハードルや線引きを決めないこと。みなさんが輝ける場所は必ずどこかにあるので、それを信じて突き進んでみてください!

ー ありがとうございました!

※株式会社ヴィス 公式サイト

執筆者
きこりん
人材・教育系の大手とベンチャー企業2社を経験。広報PR・採用広報・ライティング・編集・ブランディング・新規事業・ディレクションなど幅広い分野で活躍する。


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