「困っている人を助ける仕事がしたい」と考えている人にとって、希望の職業の一つに挙がるのが児童福祉司でしょう。では、児童福祉司になるにはどのようなルートを辿ればいいのでしょうか? また、高卒でも児童福祉司なることはできるのでしょうか?さっそく紹介していきます。
児童福祉司とは?
児童福祉司の仕事は、児童やその保護者の相談に乗り、必要なサポートをおこなうことです。厚生労働大臣が公表している資料によると、具体的な業務内容は以下の通りです。
児童福祉司の主な業務内容
2. 適切な援助のために必要な調査、社会診断をおこなうこと
3. 子ども、保護者、関係者などに必要な支援・指導をおこなうこと
4. 子ども、保護者などの関係調整をおこなうこと
4つの業務内容からわかる通り、児童福祉司がサポート・ケアする対象は、適切な環境に置かれていない子どもやその家族ということです。家庭の不和や非行などの問題を抱えて助けを必要としている子どもたちやその親が立ち直れるよう、医師や自動心理士などの専門家にも協力を仰ぎながら対策を練っていくことが必要となります。
児童福祉司になる方法は?
児童福祉司になる方法はいくつかありますが、大きく分けると以下の9つの方法となります。
②大学または大学院で心理学、教育学、社会学を履修して卒業した後、指定施設で1年以上相談援助業務に従事する
③【医師、社会福祉司、精神保健福祉司】
④社会福祉主事として2年以上児童福祉事業に従事した後、指定講習会の課程を修了する
⑤社会福祉主事資格を得た後、「社会福祉主事として児童福祉事業に従事」と「自動相談所所員」としての経験を2年以上積んだ後、指定講習会の課程を修了
⑥社会福祉主事の資格取得後、3年以上児童福祉事業時に従事した後、指定講習会の課程を修了
⑦【助産師、教員(1種)、保健師】指定施設で1年以上相談援助業務に従事した後、指定講習会の課程を修了
⑧【看護師、保育士、教員(2種)】指定施設で2年以上相談援助業務に従事した後、指定講習会の課程を修了
⑨【児童指導員】指定施設で2年以上相談援助業務に従事した後、指定講習会の課程を修了
②は高校卒業後、大学または大学院に進学することが不可欠。
③⑦⑧⑨は【 】内の資格を有していることが必須。
④⑤⑥の「社会福祉主事」は、都道府県や市町村の福祉事務所で社会福祉によるサポートをおこなう職員です。
高卒が児童福祉士の受験資格を得る最短ルートは?
つまり、高卒で進学や就職を経ることなく児童福祉司になるとすると、①の2つの方法のうち、「都道府県知事の指定する講習会の課程を修了する」の方法をとることになります。講習会の受講期間は1年間で通信教育 がメインなので、アルバイトで生計を立てながら、児童福祉司の任用資格取得を目指せます。
児童福祉司は相手に寄り添ってあげることが大切
前半で述べた通り、児童福祉司の仕事は、福祉の手を必要としている子どもやその親が立ち直れるよう、しっかりと援助することです。では、任意資格を取得しさえすれば適切にケアできるかというとそんなことはありません。子どもやその親の力になれるよう、しっかりと相手に寄り添い、問題解決策を一緒に考えてあげることが必要です。
そのため、相手の立場になって考える姿勢を大事にするだけでなく、社会学や心理学を探求し続けることも大切です。採用面接時などに、大学や専門学校で社会学や心理学を学んだ人と比べて知識が劣ると思われることのないよう、独学でもしっかり学んでおきたいですね!
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