高卒だと中途採用で不利になる?採用されやすくなるコツは?

中途採用に応募したいけど、高卒だと採用されにくいのでは…、と思っている人は多いかもしれません。ですが面接で自分が十分に活躍できる人材であることをアピールできれば、採用の可能性は必ず高くなります。そこで今回は、高卒でも中途採用で採用されやすくなるコツを解説します。

中途採用でも高卒が応募しやすい業界は?

まずは、中途採用でも高卒者が応募しやすい業界をみていきましょう。

IT、web業界

IT、web業界は実力主義が基本。高卒でも大卒でも大学院卒でも同じフィールドに立つことができます。また、未経験者を歓迎している企業が多いのも特徴。ただし、最低限のITスキルは必要なので、普段からPCに慣れ親しんでいると採用には有利でしょう。

参考:高卒でWEB業界に就職するための8業種と3つのスキル

介護業界

少子高齢化が進む昨今、介護業界は慢性的に人手不足。体力のある若い人材は特に歓迎されます。ただし、高齢者の食事サポートや入浴・排泄介助は想像以上にきつい仕事。精神的にも肉体的にも疲弊しやすいので、まずは自分が向いている仕事なのかどうかを見極めたいところです。

参考:高卒こそ狙うべき国家資格10選 | 資格を選ぶ際のチェックリスト付き

公務員

公務員試験は、一部職種を除いて学歴不問で受験資格を得られます。地方公務員の場合は、募集地域によって募集条件が異なる場合があるので、事前によく確認しましょう。

参考:高卒で公務員を目指す前に知るべき6大事実 | 高卒で目指せる国家・地方公務員やメリット・デメリット

小売業

スーパーやコンビニなどの大手企業でも、積極的に高卒者の中途採用をおこなっています。しかも、実力が認められれば店長や開発スタッフなどの責任ある立場に任命されることもあります。

飲食業

慢性的な人手不足と言われる飲食業界は、中途採用に積極的であるだけでなく、やる気があるアルバイトを正社員に登用することも多いです。ただし、給与面に関しては他の業界と比べて条件がよくないため、福利厚生などもしっかりチェックしたうえで、飛び込むかどうかを決めたいところです。

建設業

飲食業とは反対に、平均給与の高さが魅力の建設業ですが、危険を伴う作業もあるため、誰にでもおすすめというわけではありません。また、学歴だけでなく性別も問わない雇用会社も多いですが、なかには体力や筋力が必要な仕事もあるので、自分に務まるのかどうかも考えたいところです。

参考:高卒で大企業に就職できる業界7選&職種4選 | 大手に就職する方法も解説

製造業

製造業は、ものづくりが好きな人には向いているといえますが、作業内容によっては単調な仕事が続くこともあるので注意が必要です。ただし、大手メーカーの工場などは給与面の条件も悪くない場合が多いので、そのぶんやりがいを感じられるでしょう。

運送業、旅客業

車の運転が好きなら、やりがいを感じられる仕事といえます。最近の若い世代は運転免許を取得しない人が増えていることから、多くの企業においてドライバーが不足していることから、学歴関係なく歓迎されやすいでしょう。

中途採用でも高卒が応募しやすい職種は?

次に中途採用でも高卒者が応募しやすい職種をみていきましょう。

営業職

営業職は、どの業界においても若手のニーズが高いといえます。結果を出すために残業や休日出勤を続けなければならないこともあることから、体力のある若者が向いていることが大きな理由。ただし、たとえばコミュニケーションが苦手なタイプなどは向いていないため、場合によっては早々に辞めたくなることもあるでしょう。

参考:営業の仕事内容とは?未経験から営業になるためのスキルや知識を解説

美容業界の技術者

エステティシャンをはじめとする美容業界の技術者には、学歴がまったく関係ありません。スキルが認められて使命客がつくようになれば高収入を得られる可能性が高くなるのも魅力と言えます。

参考:高卒でも化粧品会社への就職は可能?美容部員へのなり方を紹介

高卒が中途採用で受かるためのコツは?

続いては、高卒者の中途採用で受かる確率を上げるにはどうすればいいか考えていきましょう。

「どうせダメだろう」という考えを捨てる

学歴不問の募集であっても、大卒者と同じ土俵になるとなると委縮してしまう人がいるかもしれません。しかし、気持ちの面で負けてしまったら、面接でも自分を十分にアピールすることができないはず。

就職活動をできるだけ早くスタート

中途採用をおこなっている企業のなかには、人柄や可能性を評価する「ポテンシャル採用」を実施している企業があります。「ポテンシャル採用」とは、求職者の伸びしろを評価する採用方法で、新卒や第二新卒が対象とされます。つまり、新卒や第二新卒に該当しなくなるとポテンシャル採用の可能性がなくなるため、就職活動が早いほど有利ということです。

志望動機は好感を持ってもらえるよう研究

就職活動全般において言えることですが、応募する企業のことを熱心に研究して、企業のどんなところに魅力を感じ、どんなふうに自分の能力を発揮したいと思っているのかを伝えることで、合格する確率は大幅にアップします。

悪い印象を抱かれないよう工夫

前職の退職理由を聞かれた際、前の職場の悪口を言う人を採用したいとは思ってもらいにくいでしょう。また、たとえば前の職場で同僚とうまくコミュニケーションをとれなかったなどの問題があった場合、「また同じことをするのでは?」と思われる可能性が高いです。

即戦力になることをアピール

これまで関わってきた仕事での経験を活かすことで、企業にとって役に立てることをしっかりとアピールしましょう。就職した経験がないなら、アルバイト経験を活かせることを伝えるのでも十分です。

「高卒だから」と中途採用に躊躇しないようになるには?

続いては、理想の募集が出たときに自信を持って応募できるよう、「高卒だから……」と躊躇しない自分になるためのコツを紹介します。

スキルをアピールできるよう資格を取る

中途採用の募集要項のなかには、「不問だが●●の資格があれば尚可」というものも多いです。興味がある資格や就職に有利な資格は、早い段階で取得に向けて動いておくとよいでしょう。

面接の数をこなして場慣れする

最初の面接は誰でも緊張して当たり前。しかし、数をこなすと徐々に慣れてきて、自然と自分らしさを出せるようになります。「なるべく緊張したくない」と応募数を絞り込むことなく、面接の雰囲気に慣れるためにも数をこなしていきましょう。

適職診断などを活用して向いている職業を調べる

とにかく早く就職したい! という思いが先立って、自分に向いていない仕事に就いた結果、早期に辞めることになってしまったら、中途採用で採用されたとしても手放しで喜ぶべきではありません。なぜなら、早期退職を何度も繰り返していると転職に不利になり、結果的に「高卒だから続かない」とますますネガティブな感情を抱いてしまう可能性が高いからです。

高卒で中途採用はポジティブに行動することが一番大切

「高卒だと中途採用でも受かりにくいかもしれない…」とネガティブな気持ちでいると、面接官にも「覇気がないな」「一緒に働いて大丈夫だろうか?」と不安に思われてしまいます。

採用される可能性が100%ではないのは、高卒でも大卒でも同じこと。誰だって失敗する可能性はありますし、万が一失敗しても、その経験を次に活かせば何の問題もありません。また、もしも不採用が続いても、そのぶん成長できたのだから問題はなし!

採用されやすくなるコツを意識しながら、今できることを続けてくださいね。



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