履歴書に扶養家族についての記入欄があることはご存知の通り。では、なぜ履歴書に扶養家族についての記入欄があるのかを考えたことはありますか?今回は、履歴書で必ず記載を求められる「扶養家族」について考えていきます。
扶養家族とは?
扶養家族とは、働き手が自分の収入で雇っている家族のこと。「被扶養者」とも言われます。「養っている」の定義は、「税法上の扱い」と「健康保険などの社会保険に関すること」によって異なりますが、履歴書の扶養家族欄は、基本的には後者を元に記します。
後者に該当する条件は以下の通り。4点すべてに該当する必要があります。
2.被扶養者の1~12月の年間収入が、60歳未満なら130万円未満、60歳以上および障がい者であるなら180万円未満である
3.同居している3親等内の親族で、被扶養者の収入が扶養者の収入の1/2以下である。または、別居だが、被扶養者の収入より多い額を仕送りしている
4.被扶養者が、おもに被保険者の収入で生活している
なぜ履歴書で扶養家族について聞かれるのか?
履歴書で扶養家族についての記載を求められる理由は、雇用主が所得税や健康保険などの社会保険の手続きをおこなう際、扶養家族の情報が必要となるためです。企業によっては、この情報をもとに、家族手当や住宅手当、社宅などの支給・手配が必要かどうかを判断するところもあります。そのため、正確な情報を記載することが不可欠です。
共働きの場合、子どもの扶養はどうなる?75歳以上の後期高齢者は?
扶養家族の人数を書く欄には、自分を除いた、「自分が扶養している家族の人数」を記載します。
「扶養家族数(配偶者を除く)」と但し書きがある記入欄であれば、配偶者も除いた人数を記載する必要があります。子どもが配偶者の扶養になっている場合、子どもは扶養家族としてカウントしません。どちらか一方の健康保険にしか入れないからです。
また、75歳以上の家族も扶養家族には含みません。なぜかというと、75歳以上の高齢者は、加入している医療保険を抜けて、後期高齢者医療制度に加入し直すことになるからです 。75歳より前に被保険者となっていた場合も、75歳になった時点で健康保険組合の加入資格を失うことになります。
扶養家族欄は採用の選考に影響する?
扶養家族の人数が多ければ、企業側はそのぶんも面倒を見なければならなくなるということは、なるべく扶養家族がいない人を採用しているの?そんな疑問を抱く人もいるかもしれません。しかし、履歴書に扶養家族についての記入欄が設けられているのは、あくまで所得税や健康保険、手当支給の手続きなどを確認するため。心配は無用です。
ただし、扶養家族の人数が多い理由が、介護が必要な家族が多いなどで既定の勤務時間をクリアすることが難しい場合などには、選考に影響が出る可能性もあります。しかし、不採用にならないようにと虚偽の申告をしても、後から必ずバレます。それどころか、場合によっては損害賠償請求されることもあるので、履歴書には正確な情報を記載するよう心がけましょう。
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