営業職は成績が給料に反映されて、できる営業マンは給料も良いイメージがありますよね。
稼ぎは良くても、強いメンタリティが求められる営業職のコスパはどうなんでしょうか。
この記事では、「営業職の平均年収・月収・生涯賃金」を職種別に紐解いていきます。
- 営業職全体の給料
- 営業職の職種別給料
- 営業職で収入をUPさせる方法
今後営業職を目指したいと考える人や、営業職で収入が伸び悩む人におすすめの内容です。
営業職の平均給料 | 月収・年収・生涯賃金
▼営業職の月収・年収・生涯賃金平均
月収 | 年収 | 生涯賃金 |
---|---|---|
29万円 | 440万円 | 2億4440万円 |
参考:転職サイトdoda「職種別平均年収ランキング最新版(2019年)」
営業職全体で見ると、平均年収は440万円で決して高いとは言えません。
これだけではイメージしにくいと思うので、営業職の年収分布を以下グラフにまとめます。
▼営業職年収分布
参考:転職サイトdoda「職種別平均年収ランキング最新版(2019年)」
- 女性の営業職
年収は300万円台がずば抜けて多い - 男性の営業職
年収500万円台が15%ほど
600万円台に関しては10%を切る
業界別の営業職平均給料 | 月収・年収・生涯賃金
営業職といっても、業界によって給料に差があります。
では、営業職を業界別に分け、平均月収・平均年収・生涯賃金を比較していきましょう。
▼(業界別)営業職の月収・年収・生涯賃金
業界 | 平均月収 | 平均年収 | 生涯賃金 |
---|---|---|---|
MR(医薬情報担当者) | 44万円 | 658万円 | 3億5221万円 |
医薬品メーカー | 44万円 | 659万円 | 3億4577万円 |
証券 | 33万円 | 498万円 | 3億3553万円 |
家具・雑貨・インテリア | 26万円 | 397万円 | 2億0517万円 |
サービス | 26万円 | 397万円 | 2億0471万円 |
参考:転職サイトdoda「職種別平均年収ランキング最新版(2019年)」
※上記の表は横にスクロールできます
「MR」(製薬会社の営業)や「医薬品メーカー」の営業職は600万円越えの給料です。
これは営業職全体の平均年収が440万円だとすると、かなり高給です。
一方で、平均年収が低いのは、サービス関連の営業や家具・雑貨・インテリアの営業です。
「営業職」といっても、扱う商品やサービスが違うだけでかなり給料にも差があるのが現実です。
営業職の給料内訳 | 年収UPへのヒント
営業職で年収をアップさせるには、以下のポイントをおさえなければいけません。
- 営業の平均年収が高い業界を選ぶ
- 営業スキルを高めインセンティブで稼ぐ
会社ごとに給料は規定により定められていますが、営業職には「インセンティブ」があります。
- 歩合給のこと
- 会社によりインセンティブのルールは異なる
- 毎月契約件数や売上金額達成後、1件ごとに上乗せされる報酬
営業スキルが高く、毎月多くの契約を取れれば固定給にインセンティブが上乗せされていくのです。
しかし、適当に営業していて達成できるような低い目標を設定している企業はまずありません。
自身のスキルアップに真剣に取り組み、結果を出すための努力は必要不可欠です。
営業職の年収はインセンティブに左右されるので、いかにスピーディーに結果を残せるかも重要です。
営業職で高収入をゲットするポイント | 統計データから考察
営業職でより高い給料を目指すための3つのポイントをご紹介していきます!
インセンティブを稼ぐことは勿論大事ですが、それ以前にもっと大事なことがあります。
- 単価の高い業種を選ぶ
- 外資系を狙う
- 法人営業を狙う
ではそれぞれについて詳しく解説していきましょう。
1.営業時の商品単価が高い業種を選ぶ
まず、一案件で多くの利益が出るような商品単価の高い業種を選びましょう。
営業職はさまざまな商品やサービスを顧客に販売する仕事で、一案件ごとに利益が発生します。
つまり、取り扱う商品やサービスによって、一案件で発生する利益が異なります。
当たり前ですが、「高価なものの販売・契約」を実現する営業職はその対価も大きいです。
- 住宅
- 自動車
- 医療品
- 電化製品
1度に動く金額が大きい商品を扱う営業職は、給料も高くなるということです。
2.外資系の企業が多い業界を選ぶ
営業職で高収入を目指すなら、伸び代のある外資系企業が多い業界を選びましょう。
日本の市場だけを見ると、その市場自体が狭まってきているのは明らかです。
成長している企業や売り上げを順調に伸ばしている企業の多くは、世界的に事業展開しています。
企業としての売り上げが大きいので、社員の平均年収も高額です。
▼外資系企業の年収目安
業界 | 平均年収(およそ) |
---|---|
投資銀行 | 1500万〜1800万円 + 臨時ボーナス |
保険会社 | 896万~1020万円 |
総合コンサル | 1012万円 |
製薬メーカー | 796万〜1200万円 |
参照:エンワールド「外資系企業の年収を徹底公開~年収アップの方法まで解説~」
営業職として働く際には、グローバルに展開している企業の多い業界を選ぶのがおすすめです。
企業の売り上げが伸びると社員全体の基本給もアップしやすく、収入アップの可能性が高まります。
3.法人営業が多い業界・業種を選ぶ
営業職で高収入を目指すには、そもそも法人営業が多い業界・業種を選ぶ必要があります。
営業には「法人営業(BtoB)」と「個人営業(BtoC)」がありますが、稼げるのは法人営業です。
では、特に法人営業の多い業界を紹介します。
- 広告・メディア業界
広告を出したい企業への営業 - IT業界
企業へITシステムやツール、マーケティングなどの営業 - 人材業界
働き手が必要な企業へ求人広告/新卒採用支援/中途採用支援などの営業
個人営業でガッツリ稼いでいる人は確かにいますが、それにはかなりのスキルと根気が必要です。
個人営業の売上は法人営業より少なく、継続的に大量に売り続けなければ高収入には繋がりません。
効率的に高収入を目指すのであれば、法人相手の営業ができる業界を狙いましょう!
営業職で高い給料を得るための3つの準備
この章では、営業職で稼ぐために「やるべき3つのこと」をご紹介します!
営業職で高収入を目指すには、それに相応しい会社を選びその会社から採用される必要があります。
以下3つのポイントをおさえて企業を探し、稼げる営業職を目指していきましょう!
- 企業の探し方
- 何をアピールして内定を掴み取るか
- 就職したい企業に対する企業研究のコツ
では、みていきましょう!
1.営業スキルと実績が積み上げられる会社を探す
まず最初に、「営業スキルと実績が積み上げられる企業」にこだわって企業探しをしましょう。
これから営業として高収入を生み出せるようになるには、企業選びが重要になります。
仮に営業未経験だとしたら、就職する企業で営業スキルと実績を積むことになります。
ただ、全ての営業職で良い経験ができて確実にスキルと実績が身に付くわけではありません。
せっかく営業職に就いても、そこで武器になるスキルと実績が身につかなければ時間の無駄です。
そこで、皆さんが会社探しに困らないように、実績を積みやすい企業のポイントを紹介しておきます!
- 上司や先輩から指導が受けられる
- チャレンジできる環境
- 実力を評価する社風
- 勉強費用を賄える十分な給料
実はそうなんだよ。だから、実績を積む方法として「有償インターン」も視野に入れておこう!
- 「リバラボインターンシップ」
- 学歴・職歴に関係なく18~29歳の若者が2年間の長期有給インターンを通し、キャリアを再生するプロジェクト
- 2年のインターンを卒業した後は、転職までサポートあり
- 色々な学習サポートがあり、インターンとして働きながら自分の希望の職を目指せる
最終的に転職を目指すのであれば、最初は企業就職でもインターンでもどちらでも問題ありません。
ただ、企業選びや就活にかかる負担を考慮するとインターンの方が楽かもしれません。
- 「就職→スキル・実績獲得→転職」
- 「有償インターン→スキル・実績獲得→転職」
インターンと聞くと給料面が不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、リバラボは結果が評価される給料制度が整っているので心配無用です!
▼安心の給料制度
営業スキルと実績を身に付けてから就職を狙うなら、リバラボ経由が手っ取り早いですよ。
より詳しく知りたい方は、ぜひ一度無料相談してみてはいかがでしょうか。
2.営業実績を積み上げる過程を記録する
また、営業実績を積み上げる過程を記録に残しておくことが重要です。
これによって自分の成長を振り返れるようにしておくと後々役に立つ記録になります。
なぜなら、その後の転職活動において「実績をもとにアピールできる」からです。
転職時での面接では、以下2つのポイントを明確にして経験をアピールする必要があります。
- 具体的な営業実績(数字で具体的に)
- 実績を上げるためにどのような工夫をしたのか
「頑張りました」「結果を出すことができました」というのを企業は求めていません。
企業は具体的な成果と成果を上げるまでの過程で、人材の価値を測ります。
将来の面接に備えて、日々の成果や工夫したポイントを記録に残す癖をつけておきましょう。
これらは将来のキャリアアップに欠かせない「経験値」として切り札になりますよ。
3.転職予定の会社について企業研究しておく
そして、転職したいと考えている企業について念入りな企業研究をしておきましょう!
転職の際には「自分のスキルと実績」が「企業に貢献できる根拠」を説明する必要があります。
- 企業が取り扱う商品についてのリサーチ
- 自分の営業スキルをどう活かして企業に貢献できるか
- 実際に入社後の営業シミュレーション
上記ポイントを押さえて、企業研究を行うことで転職に有利になりますよ。
常に「入社後はこのスキルを活かした戦略でこうやって営業できる」とイメージしておきましょう!
このイメージがある人は企業からも高い評価を受けやすくなりますよ。
営業で高収入を得るには業界選びとスキルが大切!
営業という仕事は、一般的に「稼ぎやすい仕事」というわけではありません。
稼いでいる人にはそれなりの理由があります。
これから営業職で高収入を目指すのであれば、以下二つの点を押さえて仕事を探しましょう!
- 高収入が見込める業界や企業に転職
- インターンシップでスキルと実績を積み上げてから転職
インターンシップから転職するメリットは、「今は手が届かない優良企業も狙える」点です。
スキルUPで自分の価値を高めることで、将来のキャリアの幅が広がっていきます。
時間は無限にあるものではありません。
あなたにとってやるべきことを見極め、即行動に移しましょう!
参考:営業職に向いている人&向いていない人の特徴や性格10選|成功者の共通点も解説