「営業=男性」のイメージはありますが、実は女性こそ営業職にチャレンジすべき理由があります。
男社会だと思われがちな営業の仕事ですが、女性こそ活躍できる職種です。
本記事では、女性こそ営業職を選ぶべき3つの理由について徹底的に解説していきます。
営業職に不安を抱える女性はたくさんいますが、営業ノウハウに強いキャリアゲ編集部が具体的なデータを元にご説明していきますので、楽しみにしていてくださいね!
営業職女性:伝説の営業ウーマン「和田裕美氏」
まず、営業職で成功を収めた女性として伝説の営業ウーマン「和田裕美氏」をご紹介します。
和田氏は、外資系企業で世界142カ国中2位、世界ナンバー2の営業成績を残した伝説の営業ウーマンです。
事務職から営業職に転向し、20代でなんと年収4000万円という収入を得るまでに成長されました。
この成果を上げた和田さんが営業スキル以前に大切とする「営業に必要な考え方」を紹介します。
- 陽転思考
一見ネガティブなこともポジティブに考えること - 単純思考
物事をシンプルに捉え気持ちで感じること - 感情移入
感情のこもったコミュニケーションを心がけること
和田さんは上記の心構えを前提として、次に以下のような能力が必要だと考えています。
- 知識能力
商品や競合他社商品についての知識 - 情緒能力
情緒に溢れ豊かな感情表現ができる能力 - 意識能力
営業として向上したい、数字を上げたいと思う向上心
「押し付けがましい営業ではなく、聞き上手になり相手のニーズをしっかり探ること」
和田さんが考える営業のコツです。
営業は、ノルマや目標に追いかけられ、メンタルに負担がかかりやすい厳しい世界です。
一見ものすごく勝気で勢いのある営業の方がよく思えますが、違うのです。
和田さんは人の心を捉えた丁寧な控えめ営業スタイルで、リピート客や紹介客を増やしました。
女性こそ営業職を選ぶべき3つの理由
では、ここからは「女性が営業職を目指すべき3つの理由」について紹介します。
先程の伝説の営業ウーマン「和田裕美氏」を参考にしながら、解説していきますよ!
- 情緒能力が高い
- 女性目線の視点がある
- 子育てや介護で仕事を離脱しても復帰できる
では、見ていきましょう!
1.情緒能力が高い
和田さんは、「営業力=情緒能力が高くて愛される力」という名言を残しています。
- 「非認知能力」「ソフトスキル」の別名
- 非認知能力とは学力テストなどで測ることができない性格や気質に属する能力
つまり、思いやりに溢れ、心優しく笑顔豊かな感情表現ができるスキルが営業力ということです。
情緒能力は「気が利く」ということにも繋がっており、人に対しての気配りも能力です。
営業で商品価値を的確に伝えることができても、顧客に気に入られなければ成績に繋がりません。
情緒能力に関しては女性の方がもともと持っているスキルとしてレベルが高いのが事実です。
したがって、女性が営業職を目指すことは理にかなっていると言えるのです。
2.女性目線の視点がある
女性であれば、女性にしかない視点を活かした営業ができるのも強みです。
営業職って男性が多い世界ですが、女性が顧客に含まれる商材も多くあります。
男性が多い職種だからこそ、女性ならではの視点から営業ができるのはかなりの強みになるのです。
物腰柔らかで感じの良い女性の営業ウーマンが現れれば、それだけで「おっ」と興味が沸くでしょう。
さらに、女性ならではの視点で商材価値や顧客メリットを伝えられると成約率も期待できますよね。
3.子育てや介護で仕事を離脱しても復帰できる
また、営業職は女性が子育てや介護によって仕事を離脱しても復帰しやすい職種です。
営業職自体が求人の多い職種なので、勿論再就職することもできます。
しかし、営業職経験した女性は、自宅でカフェやサロンなど個人店舗を経営することも夢ではありません。
一度営業スキルや実績を積んでおけば、将来的に独立して自分のお店を持てる可能性が十分にあります。
仮に結婚・出産を機に一度退職したとしても、いつでも過去の営業スキルを武器に稼ぐチャンスがあります。
でもさ、いずれ結婚や出産するのにガッツリ就職して営業職として働くの大変だよね
わざわざ企業で働くのは大変だよね。営業職って結構女性にはきつい仕事だしね。
そこで、将来独立して個人店舗を経営したい女性におすすめしたいのが、「リバラボインターンシップ」です。
リバラボは、圧倒的なスキルと実績を積むことに特化した社会人向けのインターンシップです。
▼リバラボの3つの強み
結婚や出産を希望する女性にとっては、将来独立するための準備にうってつけのプログラムです!
- 期間が2年間と決まっている
- 営業成績に比例した給料制度
- 営業ノルマを求められない
- 自身のスキルアップに集中できる
子育てしながら自宅で仕事したいとお考えの女性は、インターンで稼ぎながらスキルや実績を積んでみてはいかがでしょう。
個人店経営に憧れている女性は、ぜひリバラボと一緒に一歩踏み出していきましょう!
営業職女性の6つの悩みと対処法
女性にこそ営業職がおすすめとは言いつつも、やはりどの仕事にもデメリットはつきものです。
営業職に就く女性の中には、問題や悩みを抱える人も多くいます。
そこで、ここでは「営業職の女性が抱えがちな6つの悩み」と「対処法」を紹介します。
1.コミュニケーション能力がない
「コミュニケーション能力がない」
営業はコミュニケーション力がなければ到底できない仕事と思われていることが多いです。
しかし、営業職に就く全ての人たちがそこに絶対的自信を持っているわけではありません!
中には、「普通のおしゃべりは好きだけど、相手によっては無理・・・」と悩む女性もいます。
ここで間違えがちなのが、「コミュニケーション力があれば営業スキルはUP」という考え方です。
一見正しいようですが、実際コミュニケーション力さえあれば商品が売れるわけではありません。
コミュニケーションを問題視しているなら、一度視点を変えて「売れない理由」を探しましょう。
そうすると、「売り方」「商品価値の伝え方」自体に問題があると気が付く人が多いです。
原因は数字に追われ、「コミュニケーションに対する恐怖心」が芽生えてしまっているためです。
コミュニケーションが苦手と感じる場合は、その伝え方や売り方を一度見直して見るのが良いでしょう。
2.目標となる営業職女性がいない(少ない)
「どこを目指したら良いかわからない!」
そもそも営業職に就く女性の中が少なく、自分の将来像が曖昧になってしまう人もいます。
営業職でバリバリと数字を上げて仕事をこなす女性が近くにいれば、モチベーションUPにつながるでしょう。
しかし、現実は厳しいです。
- 周りに男性の営業マンしかいない
- 歳の離れた先輩しかおらず気軽に話しかけづらい
自分のすぐ近くにロールモデルがいないことで、自分の成長曲線が描きにくいのです。
実は結果を出している男性の営業マンから学ぶことも多くあります。
性別は違ど営業職のトップから学んでみることで案外殻を破れるかもしれません!
3.男性とのビジネス上の付き合いが難しい
「男性とビジネスの付き合いが難しい」
営業マンは、取引先との飲み会やゴルフなどの付き合いを経て関係を深めていくことが多いです。
しかし、営業職の女性たちにはこれらの付き合いが難しいと感じ、悩む人が多いようです。
男性からは、周囲の目やセクハラを気にして「女性営業職は誘いにくい」という意見もあります。
女性営業職が結果を出すためには、自分が付き合いやすい方法で付き合っていく以外ありません。
- ランチやコーヒーに誘う(飲みに行くより圧倒的に気軽)
- 共通の趣味を見つけて会話を盛り上げる
営業マンに多く見られる「飲みの場で取引先と仲良くなる」技は女性にとっては難しいですよね。
4.セクシャルハラスメント(セクハラ)
「取引先の人がしつこい・・・」
女性の営業が最もストレスに感じるものの一つに「職場や取引先でのセクハラ」があります。
特に、取引先からのセクハラは対処が難しいものです。
- 取引先の担当者に個人の連絡先を聞かれ頻繁に飲みに誘われる
- 懇親会などの場で不必要なボディタッチをされる
契約を気にして黙っていると相手が調子に乗り、重度のセクハラ行為に及ぶこともあります。
セクハラ行為は決して黙認されるべきではありません。
自分一人で戦おうとせずに上司に相談するなど、必ず助けを求めるようにしましょう。
5.パワーハラスメント(パワハラ)
「上司からの圧がすごい」
パワーハラスメントは、職場における立場や権力を乱用した嫌がらせのことを意味します。
立場の高い先輩や上司が後輩や部下に対して嫌がらせを行うのです。
では、営業職におけるパワハラの例をご紹介します。
- 明らかに無理な目標を課せられる
- 達成しなかった時に他の社員の前で罵倒
- 他スタッフに比べて仕事をもらえない
分かりやすく言えば、立場が自分よりも上にある人からの職場いじめです。
パワハラで会社を辞めてしまう人もいるくらいほど、精神的苦痛は相当なレベルです。
社内で相談できる人がいない場合には、パワーハラスメントの相談に乗ってくれる組織へ。
働く女性をサポートしてくれる団体は数多くあり、匿名相談が可能な場所もありますよ。
6.モラルハラスメント(モラハラ)
「職場で陰口言われている・・・」
モラルハラスメントは、言葉や態度による嫌がらせ全般を意味します。
モラハラは自分と相手の立場にかかわらず行われるいじめです。
- 職場の仲間から無視される
- 休日の過ごし方を干渉される
- 人格を否定するような悪口を言われる
子供っぽいように思えますが、実際職場のモラハラに悩む人は営業職に限らず少なくありません。
相談できるように日頃から同僚や上司との関係構築に務めることは大事です。
しかし相談できる人がいなくて1人で抱え込むのであれば、外部組織に助けを求めることも大事です。
まとめ
今回の記事では、営業職の女性に注目し、営業職が女性に適している理由を解説しました。
男性の仕事というイメージの強い営業の仕事ですが、実際は女性にこそチャレンジすべき職種です。
- 気遣いや気配りが営業につながる
- 女性の視点を活かした営業
- スキルがあれば一度離職しても再就職可能
ただ、男性の多い社会で女性が働くことにはまだまだ困難がつきものです。
営業スキルを学んでから転職したいという方は、企業でのインターンなども視野に!
ぜひ伝説の営業ウーマン和田裕美さんに続く、素敵な営業ウーマンを目指してみてください。