無職でいる期間が長く続けば続くほど、「この先どうなるんだろう‥」と不安になってしまうもの。
世の中の無職の人たちは、一体何に悩み何に不安を感じているのでしょう。
無職でいることにより、多くの問題を抱えてしまっている人がたくさんいます。
今回の記事では、
- 年代別にみる無職の人生のリアル
- 2chの投稿から見える無職の抱える問題点
について解説していきます。
今現在無職でいる人にはきっと共感できるところがたくさん見つかるでしょう。
同じように悩む人の声に耳を傾け、改善方法を考える足掛かりにしていきましょう!
2chで無職が語った老後までの人生
無職と言っても20歳の無職と45歳の無職では感じ方が全く違います。
この章では、2chの投稿を参考に「仕事をしていない無職の生活」について、無職である本人が思うことを年代別にまとめていきたいと思います。
ある無職者の0~20代までの人生
20代まではまだまだ「若さ」があるため、「きっとどうにかなるさ」という楽天的な考えが強いのが特徴です。
- 正社員として就職していく友達といきなり疎遠になる
- 親に仕事しろと言われるが、まだ若いしそのうちちゃんとするだろうと楽観視されている
- 働かないの?と言われるのがイラつく
- 出かけることが面倒になりスマホとパソコン触って1日が終わる
- まだ20代だし焦って就職しなくてもいいと思っている自分がいる
なぜか周りに対して反抗的な態度を取り、心配する家族や友達に暴言を吐くなどの行為も少なくないようです。
ある無職者の30歳から40歳までの人生
30代と言えば、一般的には「仕事が一番楽しくなってくる時期」です。
この時期に無職でいると、いよいよ周りから心配さえされず呆れられてしまっていることに気づく人も多いようですね。
- 親が高齢になってきてだんだん本格的に収入面で問題が浮上しだす
- 思い立って就活しようとしたが、ブラック企業ですら書類選考が通らない始末
- 生活保護について調べてみた自分に対して嫌悪感さえ感じる
- 正社員で働くことが本当に難しいことだったことに気づく
30代で無職の場合、危機感を本格的に感じるようになる人が多いようです。
2chでも、「周りが結婚していく」、「親が定年退職する」などのイベントにメンタルを追い込まれている人が多数います。
ある無職者の40代からの人生
40代で無職というのは、かなり世間からの見え方が悪いです。
そのため、本人も世間体が気になり外に出ることをますます嫌うようになることが多く、かなり内向的になってしまっています。
- 親戚の集まりには恥ずかしくて顔を出せない
- 親が大きな病気になってしまい医療費の捻出に頭を抱える
- 親の年金をあてにしている自分に対して自己嫌悪
- 同年代の友人とは完全に疎遠になる
当たり前ですが、もう40代まで無職でいるとなると、周りもそう簡単に小言を言うことさえしてきません。
それくらい40代無職は家族でさえ扱いづらい存在になってしまうのです。
ある無職者の50代からの人生
50代になると、親が亡くなっているケースも少なくありません。
無職の50代の中には、孤独感に苛まれ精神状態が不安定になる人も多くいます。
- あれこれ選り好みして就職するチャンスを無にしてきた自分に対して腹が立つ
- 親にも頼れず本当に生活していくお金がなくなる
- 売れるものは何でも売ってやろうと思うものの結局方法さえわからない
長く社会から離れていると、どんどん世の中の状況もわからなくなってくるもの。
人との繋がりもろくにない無職の50代は、かなり絶望的な精神状況に陥ってしまっているようです。
ある無職者の60代以降の人生
60代と言えば普通に就職して働いている人たちが定年を迎えるころ。
ずっと無職の期間を過ごして、結局働かないままに60代に突入する人は、もはや今更どうにかしたいという気持ちにさえならないようです。
- 親も他界して自分は完全に一人ぼっち
- 年金でどうにか食いつなげると思ったものの金額を見て絶望した
無職で受け取ることができる年金は唯一「国民年金」のみ。
やっと受給できると思ったものの、受け取れる額は満額でも月に65,000円。
未納の期間などがあれば金額はさらに下回るため、到底生活していけるだけの金額には満たないのです。
2chで垣間見える無職が抱える6つの問題点
何とも暗いムードになってしまいましたが、無職の人たちの悲痛な思いが理解できたところで、ここからは問題点を整理していきたいと思います。
2chで綴られる様々な投稿から、無職の人たちが抱える問題を6つのポイントにまとめて解説していきます。
1.親の貯蓄を食いつぶす
無職でいる限り収入がないわけですから、当然親のスネをかじることになってしまいます。
申し訳ない、恥ずかしいという気持ちはあるものの、働くという選択肢を選びきれない自分がいるという類の投稿は非常に多いです。
- 自分は1日ダラダラしてすごしてるけど親は毎日働いてるって、自分クソだなと思う。
- 30になるまでならまあいいだろうと実家で生活費ゼロ円で暮らしてる。
若いから今はいいだろうと思って無職でいる人が、結局無職状態から抜け出せず何年もそのままになるケースは多いです。
2.親の交友関係にも影響を及ぼす
親にとってみれば自分の子供がいい歳してまともに働いていないとなると、その事実はなるべく隠したいと思うもの。
自分が無職だから親も引きこもりがちになった、と感じている無職の人たちもいます。
- 20代のときは「人に聞かれるたびに嫌な思いするからいい加減働いて」と母親に言われていたが、30代になったあたりから親もあんまり他の人と会う機会を持たなくなった。
- 友達とランチしたり旅行したりするのが好きな母親だったけど、最近めっきりその頻度が減った。多分私が無職だってことを説明するのが嫌なんだと思う。
無職の本人の交友関係のみならず、親の交友関係にまで影響するとなれば、事態はかなり深刻です。
3.無職だと交友関係が極端に狭くなる
なぜ無職だと交友関係が極端に狭くなるのか、それは「順風満帆」な同世代と関わるのが苦痛になるからです。
- 30歳で無職だけど、もう友達の結婚式とか理由つけて何度も断ったよ。言っても嫌な思いするだけだし、そもそも金もないから。
- 学生の時の同級生との集まりとかマジで行けない。社会人10年とか続けてる友達に自分無職だとか言うのきついし。
無職が交友関係を広げられるとすれば、その多くはネット上でのバーチャルな友達くらいのもの。
リアルな友人たちはもうとっくの昔に社会に出てバリバリ働いていて、もう無職の自分とは遠い世界の人になってしまっているのです。
4.老後の支給される年金が少ない
会社に就職したり公務員になったりしていれば、厚生年金や共済年金に加入できます。
無職となると、加入できるのは国民年金だけ。
周りの人たちが「国民年金+厚生年金」を受け取るときに、国民年金のみしか受け取れないのは大きな違いです。
- 厚生年金のこととか考えてなかったけど、今になってもらえる年金額がものすごい違うことを知った。もう40になるけど今からでも仕事探すしかないな。
- 国民年金だけは真面目に払ってきたけど、結局それだけで生活できないんだったら老後生きていけないってことになるな。
無職でいること自体が、老後のことを全く考えていない証拠のようにも見えますが、中には年金をあてにしている人もいます。
しかし、結局は受け取れる国民年金受給額にショックを受け絶望してしまうのがオチです。
5.働くことへの異常な壁
無職の人の多くは、時折「そろそろ仕事見つけなきゃ本気でやばいな」と思っていながらも、その先へ進めず結果無職を継続しています。
なぜなら、無職の人にとって「働く」ということが猛烈に難易度が高いことのように思えてならないからです。
- 就職するって言っても結局手取り15万しかもらえないような仕事ならやる気にならない。
- どうせ働くならいいところがいいとか思ってしまう。
年齢にもよりますが、無職期間が例えば1年以上あればその時点で就職活動で圧倒的に不利になります。
この事実をきちんと理解した上で高望みせずに就活をしない限り、無職は永遠に無職のままになってしまうのです。
6.企業が無職を採用できない理由が明確にある
ではなぜ企業はそれほどまでに無職を採用したがらないのかについて説明しておきましょう。
あなたがもし企業側だとして考えてみてください。
- 無職期間5年を経て30歳で働き出した新人
- 新卒採用で入社した新人
両者が同じ仕事をして、取引先で同じようにミスをしたとします。
この時に多めにみてもらえるとしたら確実に新卒採用の新人であることはお分かりでしょうか。
若くて社会経験が浅い人がミスをするのと、30代40代の新人がミスをするのとでは、全く与える印象が違うのです。
だからこそ企業は無職歴の長い人を雇うことを極端に避けようとするのです。
無職から脱却して就職を考えるなら、無職を雇うことが企業にとってかなりリスクのあることだと理解した上で就活に臨みましょう。
2chの40代無職が語った正社員との差
2chでは、無職の40代が正社員で働く人たちと自分を比べて劣等感を感じている投稿も多く目にします。
- 自分は親に寄生して生きてるけど、周りの同級生は全員ずっと前から正社員。課長になっただのマネージャーだの、独立しただの、聞くたびに気分が下がる。
- 契約社員派遣社員さえもバカにする同世代の正社員の人たちとはもはや話が合うはずもない。
高卒・大卒で就職している人たちは、40代にもなるとすでに課長や部長などの役職に就いていることも珍しくありません。
正社員と比べると、無職の自分が無力で無価値に思えてしまうのも無理はありません。
2chの40代無職がバイトの現実を語った
2chを見ていると、とりあえず無職の継続期間をこれ以上引き伸ばさないために、バイトを探そうとする人は割と多いです。
しかし、本人がやる気を出してもバイトの面接にさえ受からずフリーターにさえなることができずにいるケースは少なくありません。
- バイトってこんなに見つからないもんだったっけ。無職でいたせいでバイトの面接さえ落ちまくってるけど、こんなんじゃ永遠に無職かもしれないとさえ思ってしまう。
- バイトの面接に行ったら相手が明らかに20代で、40代無職の自分にとっては屈辱的だった。しかも面接で落とされた。
アルバイトは学生や20代フリーターなど、若い世代の人たちと一緒に働くことになるのが一般的。
30代や40代無職が重い腰を上げてやっとバイトを始めても、その居心地の悪さから長続きしないことが多いです。
そもそもバイトの面接でなかなか受からない、という書き込みも多く、現実は相当厳しいようです。
2chの40代無職が結婚の現実を語った
無職でいる限りは結婚することも非常に難しくなります。
2chを見ていても、無職では周りに反対されて結婚できないなどの書き込みが目立ちます。
- 男だったらまず無職では結婚できないと思った方がいい。自分の娘が無職の男と結婚すると言い出したら何が何でも止めると思うから。
- 30代無職だけど、10年くらい付き合っている彼女がいる。結婚考えてるけど絶対彼女の親が反対するのがわかっていてプロポーズもできない。仕事探すしかないな。
- 仕事を辞めて転職先が見つからず半年くらいが経過。仕事を辞める前に婚約していた彼女の親から今になって結婚猛反対されてる。
親の立場からしてみれば、我が子の結婚相手が無職なんて論外。
フリーターでさえ猛反対されることがある中、無職の相手と結婚するとなれば、よほど理解のある親でない限り認められることはありません。
無職で過ごす時間と社会人として働く人の時間の差
この見出し微妙な感じなので、もしもっと適切な見出しがあれば教えてください→「無職の自由時間は社会人の4倍」とかですかねぇ・・。
2chの書き込みの中に以下のような書き込みがありました。
社会人の自由時間は1日にせいぜい4時間。無職なら睡眠時間が7時間として17時間も自由時間がある。
無職でいる限り社会人の4倍以上も自由な時間があるということになる。
時間は無限にあると思われがちだが、無職は一般的な社会人に比べて4倍以上の速さで時間を使っている。
あまりこのような考え方をしたことがない人はきっと多いのではないでしょうか。
確かに、無職の人たちにはたくさんの時間があるわけで、社会人はその時間せっせと働き収入につなげていると言うこと。
時間は平等に流れていますが、使い方によっては収入を生んだり、全く何も利益を生み出さなかったりするものです。
1日は24時間と決まっています。
その24時間をあなたがどう使うかで、あなたの暮らしは大きく変わっていくのです。
今回は2chの投稿を参考に、無職の人たちのリアルな現実や問題について解説しました。
年齢を重ねれば重ねるほど無職から抜け出すのは難しくなります。
「やばい!」と思ったら今すぐに行動を開始しましょう。
善は急げ!未来の自分のために、今からできることを始めましょう。