就職のための資格取得がしたいというわけだね!
結論からいうと、公的資格・国家資格に絞って資格取得をした方が賢いぞ。
しかし、本当に資格取得をしただけで就職準備はカンペキと言えるだろうか。
この記事では、大学中退者が本当に狙うべき資格5選を公的資格・国家資格に絞ってご紹介します。
公的資格・国家資格はその効力が公的に保証されているので、民間の資格よりも価値が変わりにくいためです。
資格が取得できれば就職で超有利になるんじゃないの?
資格取得はあくまでも一定レベルのスキルの証明にはなるぞ。
ただ、資格取得は実務経験や実績には負ける。
あくまでも就職や転職時の評価は、実務経験や実績が重視されることを頭に入れておこう。
資格取得よりも、人気企業に就職するために効果的な方法が実は存在します。
その方法も含めて、「大学中退者がこぞって資格取得を行う3大理由」を解説していきましょう。
大学中退者がこぞって資格取得を行う3大理由
大学を中退した人が資格取得に励むのにはどんな理由があるんだろう・・・
結論からいうと、実際資格を取得することで以下のようなメリットがあるので、大学を中退した人の多くは資格取得を検討するのです。
- スキルの証明
- 中退後の時間を無駄にしない
- 就職時に資格取得の努力が評価される
では詳しくみていきましょう。
明確にスキルを証明できる
あなたが採用面接官だとして、大学中退した無資格者と業務に関係する国家資格保持者だとどちらを採用したいですか?
確実に国家資格を持った方を採用したいと考えるでしょう。
面接時に人間性や考え方を知ることはできても明確にどのくらいのスキルを持ち合わせた方なのかは判断できないため資格はスキルの証明に効果的なんです。
資格はスキルの証明に効果的なんだね。
でも実務経験や実績には勝てないというのはどういうことなんだろう。
実務経験や実績が資格よりも価値が高いのは、実際に実務で結果を出せる人物であることをアピールできるからです。
勉強して理解していることと実務で知識を利用して成果を出すことは全くの別物で、実務経験の中で成果を出している方は圧倒的に就職や転職で優遇されます。
新卒の就職時であれば、インターンシップで成果を出した方、転職時には就職した会社で成果を出した方が特に優遇されます。
上記をまとめると、インターンシップ or 就職した会社で実績を出して、行きたい会社に就職することを検討した方が良いのか。
その通りだよ。
資格取得に半年~1年かけるよりも先に実務経験を積んでしまってから、資格取得を考えた方が出世できる確率も大幅に高まるぞ。
\高水準の給与とスキル・実績が得られる/
空白の時間を有効に使える
また、大学を中退してから次の進路が決まるでの時間を有効に使う手段が『資格取得』であるとされています。
大学を中退した多くの人はそれまで大学に行っていた時間何もすることがなくなるので、スケジュールが空っぽになり好きなことに時間を使えるようになります。
すぐに就職活動や他大受験のための勉強を始める人もいますが、そうでない人もいます。
- 資格取得
- アルバイト
- 旅行
- インターン
- 起業
- 何もしない
こうした選択肢の中で資格取得は一番ハードルが低く、人気の選択肢となっています。
しかし、資格取得は具体的に将来的なイメージができている場合は有効ですが、ほとんどの場合は「とりあえずとっとくか」といった考えで勉強している人が多いです。
就職に有利になる資格取得には、ある程度努力が必要で、難易度も高めであることがほとんどなので、軽い気持ちだとすぐに挫折してしまいます。
軽い気持ちで資格取得を考えると時間を無駄にするかもしれない・・・。
こういう場合には、インターンシップと資格取得を天秤にかけると良いだろう。
「資格取得に必要な期間と効果」と「インターンシップに必要な期間とスキル・実績」この2つを比較してどちらが良いのか考えてみよう。
なぜインターンシップと資格取得を比較するのかというと、資格取得までの期間とインターンシップの期間が同じくらいだからです。
また、インターンシップであれば正社員と違って期間が決められているので次の就職を考えやすいです。
でも、地方に住んでいる場合だと、上京しないといけないよね。
一人暮らしの準備をしないといけないし、賃貸も決めないと。。
以下のことが全て整ったインターンシップがあるのを知っているか?
- 社員寮完備(インターン生も利用できます)
- インターン中も高給与(例:研修歴3ヶ月で35万円)
- 未経験でもスキルと実績が積み上げられる環境
- 営業・採用コンサルタント・ITエンジニアどれかのエキスパートになれる
もう薄々お気づきかもしれませんが、上記が全て整ったインターンシップとは『リバラボインターンシップ』です。
各メディアで様々に取り上げられ、大注目の就職・転職型インターンシップとなっています。
正直、このサービスに参加したら満足すること間違いない。
将来を真剣に考えたい人は、参加を検討してみることをおすすめする。
資格取得の努力を評価してもらえる
大学を中退した後に就職活動を行なった場合、資格取得の努力を評価してもらえる企業が多いのが事実です。
- 大学を中退してすぐに就職
- 大学を中退して仕事に役立つ資格を取得してから就活
どちらが企業にとって有益な人材でしょうか?おそらく『資格を取得してから就活する人』ですよね。
資格を取得するにはしっかり知識や技術を学び、試験に合格するというプロセスがあるので、大学を中退してからでも頑張ってそのプロセスを踏んでいる人は評価される場合が多いです。
また、大学を中退した場合でも資格を取得していると『仕事へのやる気』が感じられるので、企業側も採用を前向きに検討してくれるようです。
大学中退者にとって『資格』は自分を守ってくれる武器みたいな感じかな・・・
メリットがたくさん!
そうだな。
でも本当に役に立つ資格を取得しておかないと、持っている資格に左右される人生になってしまうので要注意だ!
資格に左右されるのではなく、理想の将来に向けて資格を活かせるようになろうぜ。
次でどうやって資格を選んだら良いか、しっかり解説するから心配はいらないよ。
大学中退後に資格選びを行う際のチェックリスト
ここでは、大学中退後に資格選びを行う際のチェックリストをご紹介します。
計算が得意だから簿記が気になるけど、自分の未来に本当に必要なのか疑問。
そうだよな!あまり資格に詳しくない場合は、どの資格を取得したらどんなメリットがあるのかを理解するのが難しいよな。
でも大丈夫だ!
取得しようと思っている資格が自分にあった資格かどうかを見極めるために、このチェックリストがとっても有効だぞ。
取得するその資格が公的資格か国家資格であるかどうかは非常に重要な点です。民間の資格だと効力が保証されていないので、取得するなら公的資格か国家資格にしましょう。
自分の人生設計において、その資格が役に立つ・必要である場合は取得が望ましいですが、現実的に考えてあまり役に立たないという場合は取得が時間の無駄になってしまうかもしれないので一度考え直した方が良いです。また、嫌いなことを仕事にしたいという人はいないと思うので、自分の興味関心とかぶった分野の資格であることが重要です。
高度な資格を受験する際に起こりがちなのは、合格まで時間がかかってしまうことです。取得するまでに時間と勉強時間がかなり必要になる場合は、本当にその資格を取得するべき考えましょう。
『就職のために必要な資格』は本当の意味で必要な資格ではありません。就職をゴールではなくスタートと考えるようにして、その後の仕事で必要な資格を取得した方が賢い選択になります。
その取得しようとしている資格は様々な分野の仕事に活きる資格かどうかも重要です。ある特定の仕事にしか効力のない資格よりも幅広い業務に活きる資格の方が仕事の幅が広がります。
なんとなくわかってきたぞ〜!
でも試験には難しいものもあるよね。なるべくなら受かりやすい資格がいいな。
なるべく受かりやすい試験・・・楽をしようとしているな!
でも、確かにそうなんだよな。
なるべく受かりやすい試験を探している人が多いと思うから、大学中退者でも合格の可能性が高くてなおかつ使いやすい資格を紹介するよ。
必見!
大学中退者が狙うべき穴場な国家・公的資格5選
この章では、大学を中退した人が狙うべき穴場の国家資格・公的資格を解説します!
- 基本情報技術者
- 簿記
- 宅地建物取引士
- 登録販売者
- 中小企業診断士
自分の興味関心と近い分野の資格があれば、かなりラッキーですよ。
是非資格取得を検討してみてください!
基本情報技術者(国家資格)
『基本情報技術者試験(FE)』はIT業界へのパスポートと言われ、高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力があることを証明する試験です。
試験では、IT業界で働くために必要な基本的知識や情報処理に必要な論理的な考え方があるかを試されるような問題が出題されます。
今後IT系の仕事を目指すのであれば、基礎的な知識や技術を養うためにぜひ取得しておきたい資格です。
令和元年の秋期試験では高卒受験者のうち16.9%が合格しており、しっかり対策すれば合格できるということがわかります。
資格が役立つ職種
- プログラマー
- システムエンジニア
- IT職全般
必要な勉強期間
- 100〜200時間
- 最低2ヶ月
試験の詳細情報
▼試験詳細
詳細 | |
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受験資格 | 学歴や年齢を問わない |
受験料 | 5,700円(税込) |
受験日の日程 | 春、秋の年2回 |
試験会場 | 全国主要62都市 |
申し込み方法 | HP、郵送 |
主催団体HP | 独立行政法人『情報処理推進機構』 |
簿記(公的資格)
『簿記』とは、企業規模の大小や業種、業態を問わずに日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能のことです。
大学を中退したみなさんが受ける資格試験は『日本商工会議所』が主催する『日商簿記』になります。
- 3級
- 2級
- 1級(最も難しい)
資格が役立つ職種
- 経理部員
- 財務部員
- 会計事務所員
- 営業事務部員
- 監査部員
簿記がわかると自社や他社のお金の流れが読めるようになるので業種・業界に関係なく、あらゆるビジネスシーンで役立ちます
必要な勉強期間
- 3級:50時間以上
- 2級:100時間以上
- 1級:600時間以上
試験の詳細情報
▼試験詳細
詳細 | |
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受験資格 | 学歴・年齢・性別・国籍による制限はなし (初級から受ける必要はない) |
受験料(10%税込) |
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受験日の日程 | 6月・11月・2月の年3回 |
試験会場 | ネット、各地商工会議所など |
申し込み方法 | ネット、郵送、各地域の商工会議所の窓口 |
主催団体HP | 日本商工会議所・各地商工会議所 |
宅地建物取引士(国家資格)
一般財団法人不動産適正取引推進機構が主催する『宅建試験』に合格すると『宅地建物取引士』の資格が取得できます。
『宅地建物取引士』は、不動産会社が土地や建物の売買や賃貸物件の斡旋を行う際、お客様が不当な契約で思わぬ損害を負うことがないよう契約に必要な重要事項を説明するために必要な資格です。
資格が役立つ職種
- 不動産関連の営業
- 不動産取り扱いに関する事務
- 住宅ローンなどを取り扱う金融機関の窓口や営業
- 不動産を中心とした投資・資産運用に関するコンサルタント
- 不動産中心の保証事業に関する営業や事務
不動産関係の仕事で重宝される資格です
必要な勉強期間
- 知識がある場合 100〜150時間
- 知識が全くない場合 300時間
試験の詳細情報
▼試験詳細
詳細 | |
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受験資格 | 年齢、性別、学歴等の制約はなし |
受験料 | 7,000円 |
受験日の日程 | 毎年1回、10月の第3日曜日 |
試験会場 | お住まいの試験地(都道府県) |
申し込み方法 | HP、郵送 |
主催団体HP | 一般財団法人不動産適正取引推進機構 |
登録販売者(国家資格)
『登録販売者資格』とは、かぜ薬や鎮痛剤などの一般用医薬品(第2類・第3類に限る)販売を行うための国家資格のことです。
試験は各都道府県ごとに行われており、試験問題の難易度に差がでないよう厚生労働省発表のガイドラインを基に試験問題が作成されています。
資格が役立つ職種
- ドラッグストア
- 調剤薬局
- スーパ
- コンビニ
- 大型家電量販店
就職先によって正社員や非常勤スタッフなど様々な働き方がある
必要な勉強期間
- 400時間前後
覚えることが多いのが特徴です。
- 医薬品に共通する特性と基本的な知識
- 人体の働きと医薬品
- 主な医薬品とその作用
- 薬事関係法規・制度
- 医薬品の適正使用・安全対策
試験の詳細情報
▼試験の詳細
詳細 | |
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受験資格 | 学歴・年齢・実務経験不問 |
受験料 | 13,600円 |
受験日の日程 | 年1回以上 |
試験会場 | 各都道府県 |
申し込み方法 | 郵送 |
主催団体HP | 各都道府県 |
中小企業診断士(国家資格)
『中小企業診断士』とは経営コンサルタントとしての唯一の国家資格で、経営全体を幅広く診断し解決策を立案できる能力が必要とされます。
実際資格を取得するまでには試験だけでなく実務補修などもあるので、これまで紹介した資格よりも資格取得までに手間がかかります。
しかし、資格を取得すれば様々な分野で働き口があるので、自由に仕事を選択できる権利を得ることになります。
- 第1次試験
- 第2次試験 記述試験
- 第2次試験 口述試験
- 実務補修(実習)
資格が役立つ職種
- 経営コンサルタント(独立)
- 経営コンサルティング会社
- 営業コンサルティング
- マーケティング
- 経営スタッフ
- IT部門
必要な勉強期間
- 1000時間程度(1次試験と2次試験を合わせて)
- 実務補修(実習)は15日間が必須
試験の詳細情報
▼試験詳細
詳細 | |
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受験資格 | 誰でも受験可能ですが、職歴や経歴によっては試験一部免除の場合あり |
受験料 | 13,000円 |
受験日の日程 |
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試験会場 | 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、那覇の各地区 |
申し込み方法 | HP、郵送 |
主催団体HP | 一般社団法人中小企業診断協会 |
まとめ
大学中退者が本当に狙うべき資格5選をご覧いただき、いかがでしたか?
公的資格と国家資格に絞り穴場の資格をご紹介しましたが、何かピンとくるものはありましたでしょうか?
それでは、この記事をまとめます。
- 大学中退者は将来を見据えて必要な資格を取得するべき
- 資格があるとスキルを証明できて就職にも有利
- 取得するなら公的資格・国家資格にすべき
- 様々な分野の仕事に活かせる資格はかなり使える
- 資格取得が現実的な資格を選ぶようにする
本当に自分の将来に役立つ資格は何かを今一度よく考えて、取得するようにしましょう。
取得しても結局あまり使わなかったとなってしまうと勿体ないですからね。
もし今の段階でより自分を見つめ直したいのであれば、大学中退者へキャリアサポートを提供している『リバラボ』のサポートを受けてみるのも良いかもしれません。
ぜひ検討してみてください!
大学中退という選択をしたから、せめて資格を取りたい。
どんな資格が就職を有利にしてくれるかな?