大学中退者のその後の進路をデータもとに徹底考察

何らかの理由があって大学を中退してしまった人は少なくありません。大学中退はその後の進路にも大きな影響を与えます。

今回は、大学中退者たちがその後どのような進路へ進んでいるのかに注目し、データから読み取れる大学中退者たちの傾向について解説します。

これを読むことで、大学中退がその後の進路にどのような影響を与えているのかが分かり、先回りして対策を考えることができるようになりますよ!

 

ユーくん

中退者のその後?確かにオレも中退者だからすごく気になるし分かりやすく教えてくれ!

 

大学中退者のその後の進路

ここでは、大学中退者たちがその後どのような企業に就職しているのか、どのような職種に就いているのかをデータを元に読み解いていきましょう。

 

大学中退者の正社員雇用率

就職するなら「正社員」としての雇用を希望する人は多いです。

実際、大学中退者のうちどのくらいの人たちが正社員として雇用されているのでしょう。データは以下のようになります。

 

▼正社員雇用率の差

大学・大学院卒の正社員雇用率 大学・大学院中退者の正社員雇用率
2012年 57.8% 26.4%
2003年 58.8% 35.6%

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「大学等中退者の就労と意識に関する研究」『図表1-13 現在の有業・無業の状況』

 

この統計結果から分かることは

  • 大学・大学院卒者の方が中退者よりも正社員雇用率が高くその差も歴然である
  • 2003年と比較しても統計結果がそれほど変わらない

「今はそれほど学歴社会ではなくなってきている」などと言われますが、数字で見ると疑問が残ります。

17年前のデータと比べてみてもそれほど変化がないことから、「今も昔も変わらず大卒者が正社員として就職先を見つけやすい」と言えます。

 

大学中退者が就職する企業の規模

大学中退者の就職先に注目してみましょう。企業の規模は在籍する従業員の数に比例します。ここでは、大卒者と中退者の「就職先の企業規模」についてデータをまとめました。

 

▼最終学歴別 就職先の企業規模

1~4人 5~29人 30~99人 100~299人 300~999人 1000人以上 官公庁 不詳
大学・大学院卒業(男性) 4.0% 12.1% 14.2% 14.1% 14.7% 21.7% 6.1% 13.1%
大学・大学院中退(男性) 8.0% 28.3% 17.0% 12.3% 7.5% 11.5% 1.8% 13.8%
大学・大学院卒業(女性) 2.9% 12.3% 14.5% 13.1% 14.8% 23.5% 6.3% 12.6%
大学・大学院中退(女性) 7.7% 26.1% 12.7% 17.6% 9.2% 13.4% 2.1% 11.3%

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「大学等中退者の就労と意識に関する研究」『勤務先企業の従業員規模(2012年調査)』

 

この統計結果から分かることは

  • 大学・大学院卒者の就職先として最も多いのが従業員1000人以上の規模の企業である
  • 大学中退者の就職先として最も多いのは従業員5人から29人の小規模企業である

単純に、大卒者たちが規模の大きな企業に就職し、中卒者が小規模企業に就職していることが分かります。従業員の人数が増えれば増えるほど、大卒者を雇用する傾向が高くなるのは一目瞭然ですね。

 

大学中退者が就職しにくい業種

続いては、職種です。大学中退者たちはどのような職種に就くことが多いのでしょう。ここでは大卒者と中退者が就いた職種をまとめ、それぞれの違いを見ていきます。

 

▼従業職種(2012年調査)

専門的・技術的な仕事 事務の仕事 販売の仕事 サービスの仕事 生産工程の仕事 輸送・機械・運転・建設等 運搬・清掃・包装等 その他の仕事
大学・大学院卒業(男性) 26.4% 11.2% 13.3% 14.6% 5.5% 2.9% 1.3% 12.7%
大学・大学院中退(男性) 13.3% 4.3% 17.3% 24.8% 8.3% 5.5% 5.3% 9.5%
大学・大学院卒業(女性) 27.4% 31.0% 9.5% 12.7% 1.2% 0.4% 0.0% 7.2%
大学・大学院中退(女性) 9.9% 16.2% 16.9% 36.6% 4.9% 0.0% 2.8% 5.6%

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「大学等中退者の就労と意識に関する研究」『従業職種(2012年調査)』

 

この統計結果から分かることは

  • 女性中退者の5割から6割がサービス職もしくは販売職に就いている
  • 事務職・専門技術職は中退者の占める割合が大卒者の半分以下と大きな差が見られる

男性よりも女性の方が、大卒者と中退者の差がはっきりと見られます。これは、男性が女性よりも満遍なく幅広い業種に就くことが理由です。

つまり、女性は元々職種にかなり偏りが見られるので、大卒か中退かでさらにその差が大きくなってしまうのです。

男性に関しては、中退者がサービス職に就く割合が大卒者に比べて高く、逆に事務職や専門技術職に関しては、中退者が10%以上も上回る結果となっています。

 

大学中退者の年収

年収はとても大事な指標です。ここでは大卒者と大学中退者の年収を比較してみましょう。

 

▼最終学歴別の年収

男性(20~29歳) 女性(20~29歳)
大学・大学院卒者の年収 273.9万円 235.7万円
大学・大学院中退者の年収 183.9万円 151.8万円

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「大学等中退者の就労と意識に関する研究」『所得、労働時間、時間あたり収入』

 

この統計結果から分かることは

  • 大卒者と中退者の年収の差は男性で90万円、女性で83.9万円とかなり大きい

シンプルにこれです。年収の差がこれだけ開くと生活レベルも変わってしまいますね。大学を卒業したか中退したかでこれほどまでに差がついてしまっているのが現実です。

 

大学中退者の失業率

次に、大学中退者の失業率を大卒者と比較してみましょう。

 

▼失業率の比較

男性(30~44歳) 女性(30~44歳) 男女計(30~44歳)
大学・大学院卒者の失業率 2.9% 5.6% 3.8%
大学・大学院中退者の失業率 5.5% 5.8%

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構による「大学等中退者の就労と意識に関する研究」『失業率の卒業者と中退者の比較(履歴データ)』

 

この統計結果から分かること

  • 中退者5.8%に対して大卒者は3.8%の失業率
  • 男性のみで比較すると失業率の差がより顕著(倍近い)に現れる

失業の理由として考えられるのは、「就職先が見つからない」こと、そして「リストラされて無職になる」ことが考えられます。

特に、リストラに関しては大学中退者に正社員として働く人の割合が低く、契約社員や派遣社員という雇用体系で採用されていることが多い点にも関係していると考えられます。

企業がリストラをする際に、正社員は最もその対象になりにくいもの。

逆に契約社員や派遣社員は真っ先に対象になってしまうため、中退者が失業しやすくなってしまうのです。

 

大学中退者のその後の選択肢

大学中退者は、その後どのような進路へと進んでいるのでしょうか。ここからは、大学中退後の進路を5つに分けて詳しく解説します。

  • フリーター
  • インターン
  • 正社員
  • 派遣社員・契約社員
  • フリーランス

それぞれの特徴を知り、あなた自身のこれから進むべき道を決める参考にしてくださいね!

 

フリーター

アルバイトで生計を立てる人のことをフリーターと言います。

中退後、とりあえず当面の生活費を稼ぐためにフリーターになる人も少なくありません。フリーターの特徴をあげます。

  • 仕事に就きやすく、辞めやすい
  • アルバイトを掛け持ちし一時的に仕事を増やし短期集中的に稼ぐことができる
  • 社員ではないため、出世できる可能性はほぼゼロ

あくまでもアルバイトとして働く以上、その企業で出世することはほぼ考えられません。アルバイトを経て契約社員、そして正社員になることができれば、その先に「出世コース」が見えてきます。

あくまでも、「生活費をとりあえず稼ぐ」という目的であればフリーターは手っ取り早いですが、短期的な解決でしかないため、その先の進路を常に考えておかなければなりません。

フリーターの末路と正社員の将来性を比較して判明した14の問題点と解決法

 

インターン

中退後にインターンで実績を積む人もいます。

インターンとは、一定期間企業で働く「職業体験」のことを指します。

社員にならずして企業で仕事をするという意味ではアルバイトと変わらないように見えるかもしれませんが、目的に大きな違いがあります。

  • アルバイト→収入を得ることが目的
  • インターン→実績を積むことが目的

中退者がインターンで実績を積むことで、様々な素晴らしいメリットを得ることができます。

  • 大学中退でも大企業への就職を目指せるようになる
  • 給料をもらいながら専門職や技術職の実務を経験できる

インターンを受け入れる企業を探す際には、【インターン→実績を積む→転職】のルート全てを一直線でサポートしてくれるサービス『リバラボインターンシップ』がおすすめです。

長くなってしまうので、ここで詳細はお話ししませんが、以下のページで詳しく紹介していますので、ご興味ある方は覗いてみてはいかがでしょうか?

 

 

正社員

正社員とは、就業期間が限られていない無期雇用です。

そのため、自分の意思で退職しない限りは、基本的にその企業に勤め続けることになります。最も安定している雇用形態で、正社員として働くことに強いこだわりを持つ人も多いです。特徴は

  • 他の雇用形態よりも給料の金額が高くなることが多い
  • 出世する可能性が最も高いのは正社員である
  • 無期雇用のため将来の見通しが立てやすく安定した働き方ができる

大学中退者が正社員として雇用される割合は、大卒者と比べるとかなり低かったですね。それもそのはず、正社員は最も出世しやすく最も安定している鉄板の雇用形態だからです。

その分競争率も高くなり、学歴でハネられてしまう確率も高くなってしまうため、中退者にはハードルが高く感じるところでもあります。

フリーターから正社員を目指せる3つのルートと正社員になる確実な方法

 

派遣社員・契約社員

派遣社員・契約社員とは次のような雇用形態のことを指します。

派遣社員とは

派遣社員とは、人材派遣会社と雇用契約を結び、他の企業に派遣される社員のことを指します。
企業との直接的な雇用関係はなく、お給料も派遣会社から支払われる。

契約社員とは

契約社員とは、企業に直接雇用されるものの、正社員とは異なり期限が限られている(半年・1年など)雇用形態のことを指します。

以下が正社員との違いです。

  • 期限が決められている
  • リストラの対象になりやすい
  • 採用される難易度は易しくなる

期限付き雇用のため、契約更新の際に退職せざるを得ない状況に追い込まれるリスクはあるものの、正社員と比べて派遣社員や契約社員は採用試験の難易度が下がるメリットもあります。

「憧れの企業に入るには正社員は無理でも派遣や契約なら可能性はある!」と言われることもしばしばです。

 

フリーランス

フリーランスとは、会社に属することなく、仕事に応じて自由に契約する人のことを指します。

ライターやカメラマン、デザイナーやプログラマーなどによく見られる働き方ですね。

以下がフリーランスの特徴です。

  • さまざまな働き方ができる(時間や場所に縛られない)
  • 収入が安定しないため将来的な不安を抱える人が多い
  • 年収や仕事に対する満足度は会社員と比較して劣ることはない

フリーランスの年収(月の平均勤務時間が140時間以上の人)のボリュームゾーンは300~500万円と言われています。(出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「プロフェッショナルな働き方フリーランス白書2018」

これは、会社員の年収のボリュームゾーンとほぼ変わりません。

それでいてフリーランスとして働くことに対する満足度は会社員と比較して高い人が多い傾向にあります。

フリーランスの良さは自由度の高さにあります。自分の意思で仕事を選ぶことができるため、「やらされている」感覚がないのも魅力です。

一方で、結果を出さなければ対価が発生しないシビアな世界であることも大きな特徴です。

 

なぜ大学中退者のその後の進路がうまくいかないのか

大学中退者の進路は「とんとん拍子」とはいかないのが現実です。ここでは、なぜ大学中退者のその後の進路が難しくなってしまうのか、その理由を以下の3つのポイントに分けて解説します。

  • 進路を示してくれる人がいない
  • 1人の時間が増える
  • 学歴社会の傾向が拭えない現代

では一つずつ見ていきましょう。

 

進路を示してくれる人がいない

大学中退者は数で見ると少数派です。

大卒者には、同じく大卒の仲間や先輩が進路のアドバイスをしてくれることも多いですが、中退者にはそのように進路を示してくれる存在がなかなか見つかりません。

進路を示してくれる人は、大学のゼミの教授だったり、同じ大学を卒業した先輩だったりするケースが多いです。中退者にはこの代わりになる人がいないため、その後進路をうまく導くことができなくなってしまいます。

 

1人の時間が増える

大学中退者に「同じ境遇の仲間たちがいる」という状況はほぼありません。

多くの場合、「仲間内で自分1人が中退した」ために、誰にも進路相談ができなくなります。

中退に対して罪悪感を感じる人も多く、気軽に友人に相談することもはばかられてしまい、どうしても1人で考え込むことが増えます。

その結果「とりあえず今はアルバイトでもして食いつなぐか」となる場合も少なくありません。

 

学歴社会の傾向が拭えない現代

データを見ていると、大卒者に比べて中退者は学歴がないことで厳しい現実に突き当たります。

  • 年収が低い
  • 正社員として雇用されにくい
  • 専門職・事務職に就くことが難しい
  • 失業率が高い

学歴で人を判断しないようになりつつあると思われがちな現代社会ですが、まだまだ学歴によりその後の進路が大きく変わってしまうことは否定できません。

どれだけ頑張って面接に挑んでも、「大学中退」という事実だけで不採用にされてしまうことがあるのです。

 

まとめ:現状を変えるのは行動のみ

大学中退社たちのその後の進路を見ていただいて、あなたはどう感じましたか?

やっぱりなかなか良い企業や専門職などを狙うのは難しいのかな…

そう感じてしまったかもしれません。ですが、そうとは限りません。これからあなたが希望する企業で希望する職種に就くために行動を起こすことで、この先の進路はいくらでも変えられます!

その方法とは、以下の通りです。

中退者が起こすべき行動
  • 即戦力として役立てるようインターンで実績を積む
  • インターンで実績を積んだ後目指す企業や職種に挑戦する

このやり方で、大学中退でもその後の進路を明るいものにしていくことは十分可能です!

とはいえ、インターンできる会社選びも大変なので、以下の基準を参考に企業選びも大切に。

インターンする企業を選ぶポイント
  1. ある程度実力主義の会社か
    勤続年数や年齢よりも実績を評価してもらえる会社か
  2. 営業・エンジニア・人事の3職種のどれかにつけるか
    『収入・職種・企業』の要素を達成するために必要
  3. スキルアップできる環境が用意されているか
    スキルを磨くための環境がなければ実績を出しづらい
  4. 給与が自己投資できる程度に入ってくるか
    スキルアップのために書籍や有料記事、オンラインサロンなどにお金を使えた方が効率化されるため

正直、上記の4つを抑えられれば間違いないです。

しかし、実は上記4つを満たしていて大学中退者を採用してくれる会社は日本には非常に少ないです。

全くないとは言いません、ただ少ないのは間違いないです。

だからこそ立ち上げたサービスがリバラボインターンシップなんです。

大学中退者をむしろ採用したいと考えている『ちょっと変わったインターンシップ』を体験してみませんか?

 



こんにちは、キャリアゲ編集部です。

私たちは学歴や環境にハンデを抱えている方を応援する、ちょっと変わった就職サービス「リバラボインターンシップ」を運営しています。

リバラボインターンシップの特徴は、以下の3つのステップで大逆転就職を可能にする点にあります。
リバラボインターンシップの特徴
①まず、リバラボで働く
十分な給与(平均年収400万円)や社宅完備等の福利厚生も充実
②スキルと実績を積み上げる
スキルと実績を積む環境が整っている
③高収入/高待遇な優良企業に就職
平均年収490万円以上の企業に就職することが可能
特に①②のリバラボで働く、スキルと実績を積むという点が高収入・高待遇な企業への就職を可能にしています。

今の日本は、学歴や環境で一度ハンデを抱えてしまうと逆転することが難しくなっています。

そんな今の日本でも、「リバラボインターンシップ」であれば大逆転就職までの道のりを突き進むことができます。
『学歴はないけど高収入で福利厚生が充実した企業に就職したい』
『人生を大逆転させるためにスキルや実績を磨き上げたい』
そんな方ならリバラボインターンシップを選ぶことは間違いないと断言できます。

良ければ一度、一風変わった就職サービス「リバラボインターンシップ」の詳細を覗いてみてはいかがでしょうか?




転職はこちら