社会人におすすめの勉強内容は?メリットと続けるためのコツを解説

社会人が仕事と勉強を両立するのは、非常に難しいことです。しかし勉強しておくことで、さまざまなメリットが得られます。社会人が勉強することのメリットのほか、勉強を継続するためのコツ、おすすめの勉強内容や勉強がはかどるスポットを紹介します。

社会人は勉強をしている?

学生時代と違い、社会人になると日々仕事に追われてしまうというのが現実でしょう。そんな日常では、なかなか勉強する時間を確保するのは難しいかもしれません。

では実際のところ、日々勉強している社会人はどの程度いるのか見ていきます。

約6~7割の社会人は勉強をしていない

リクルートワークス研究所が実施した『就業実態パネル調査』によれば、『1年の間に自主的な勉強をしなかった』と雇用者全体で67%の人が回答しています。

また総務省の『社会生活基本調査』によると、社会人の1日の平均勉強時間は約6分という結果が出ています。社会人の大半が勉強に多くの時間を割いていないということがわかるでしょう。

つまり、自分だけが勉強していないのかもと不安に思う必要はありません。しかし年収が上がっていくにつれて、勉強時間が増えていく傾向があるのは否めません。

参考:全国就業実態パネル調査2018|リクルートワークス研究所

参考:平成28年社会生活基本調査「生活時間に関する結果」|総務省

社会人が勉強をしない理由

それでは、勉強をしない人の割合が多いのはなぜなのでしょうか。多くの社会人が勉強をしない理由として、以下のようなものがあります。

  • 勉強の目的がわからない
  • なにから始めるべきなのかわからない
  • 勉強の時間を作れない
  • やる気が起きない
  • 趣味の時間が多い
  • 周囲の誘惑に負けてしまう

例えば外国語を勉強しようと思っても、『なんのためにやるのか』『最終的にどうしたいのか』が決まっていなければ、モチベーションはなかなか続きません。

また、勉強しないからといって、仕事がなくなるわけでも、給料が下がるわけでもありません。多くの人は現状に満足しており、終業後は趣味や気分転換のための時間として使っているのだと考えられます。

社会人が勉強するメリット

社会人も勉強をすることによって、非常に多くのメリットが得られることを知っておきましょう。中でも主要なメリットを三つ紹介します。

仕事の選択肢が広がる

勉強に費やす時間が多くなれば、知識だけでなく、資格を取得することも可能です。現状の仕事で役に立つ勉強をしておけば、社内でも仕事の選択肢が増え、やりがいを感じられるようになるでしょう。

また、幅広く勉強しておくことで転職活動が有利になるため、今後の仕事の選択肢もさらに広がります。

「今の会社で長く働いていきたい」「他の業界・業種に挑戦したい」など、自分が将来的に進んでいきたいと考える目標に合わせて勉強方法を設計すれば、モチベーションの維持にもつながるはずです。

昇進や昇給につなげられる

現在の仕事で役に立つ勉強をすることで、やりがいを感じられるようになる以外にも、『昇進や昇給につなげられる』というメリットを得られます。

先述のように、多くの社会人は勉強をしていません。そのため、少しずつでも勉強していけば、周囲に差をつけることができ、その結果、昇給や昇進のチャンスが巡ってくるようになるでしょう。

さらに、仕事で実績を残すことができれば、それをアピールポイントにして、より好待遇の会社に転職することも可能です。

自分の軸を作ることができる

知識や資格を得る以外にも、考え方や価値観といった『自分の軸を作ることができる』点も、勉強することの大きなメリットです。

若いうちは経験が少ないこともあり、「自分にはなにも思いつかない…」と後ろ向きになりがちです。

しかし、さまざまな書籍や教材を通して、成功者の価値観やこれまでの失敗談を疑似体験することで、アイデアを出せるようになるでしょう。それが成功につながれば、徐々に自分に自信を持てるようにもなります。

そうした経験は一度きりのものではなく、今後の人生や行き詰まったときにも役に立つはずです。早いうちに自分の軸を作っておくのは重要といえます。

社会人におすすめの勉強内容

実際に勉強を始めようにも、「なにから始めたらいいのかわからない」と考えている人も多いかもしれません。社会人におすすめの勉強テーマを紹介するので、これから勉強を始めるうえで参考にしてみましょう。

今の仕事に役立つ資格の勉強

現状をすぐに変えたい、もっとよくしたいと考えているのであれば、今の仕事に役立つ資格の勉強をしましょう。

自分の受け持っている仕事に役立つ内容の勉強をすれば、勉強の結果がすぐに仕事や評価として表れます。これにより、勉強に対してだけでなく、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。例えば経理なら『簿記』の資格がおすすめです。

また、今の仕事に関わる知識の習得度が上がることで、より高いレベルの仕事に挑戦できるようになり、昇進や昇給も狙っていけるようになります。

営業職なら『マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)』を取得することで、PC能力の高さをアピールできます。顧客へのプレゼン資料作りなどで、一目置かれるようになるかもしれません。

転職や独立、開業するための勉強

将来的に待遇のよい会社に入りたい、独立して自分の力で仕事をしていきたいと考えているのであれば、『転職や独立、開業するための勉強』をしましょう。

具体的な内容としては、その仕事で必要な資格などの勉強はもちろんのこと、確定申告や税金、経営についての勉強や一般教養なども挙げられます。

非常に幅広く勉強しないといけない分、時間をかけて学んでいく必要がありますが、独立や開業、転職以外の分野でも役に立つはずです。

興味や関心がある分野の勉強

勉強に対するモチベーションが維持できるかどうか不安という人は、『今自分が最も興味・関心を抱いている分野の勉強』から始めてみるのはいかがでしょうか。

もし興味のある分野が思いつかない場合には、書店に行きいろいろなジャンルの書籍を見て、その中で興味が湧いたものや最後まで読みきれそうと感じたものから手をつけてみるのがおすすめです。

また、趣味の分野から広げてみるのもよい方法かもしれません。スポーツ観戦が好きなら、そのスポーツの第一線で活躍する選手の自伝を読んでみると、トップアスリートの考え方や価値観に触れられます。

音楽が好きなら、アーティストの創作方法やマーケティングの手法について学ぶことで、仕事に生かせる知識を得られる可能性があります。

勉強を続けるためのコツ

いざ勉強を始めてみても、なかなか続かないという人も多いはずです。勉強を続けるためのコツとして、三つのポイントを紹介します。

明確な目標を設定する

なんとなく勉強をしても、モチベーションが上がらないどころか、効果を得られない可能性があります。勉強を始める前には、必ず『明確な目標』を設定しましょう。

なにを勉強するかによって設定すべき目標はさまざまですが、『将来的に達成したい大きな目標』と『大きな目標を達成するために、近いうちに達成しなければならない小さな目標』を立てることをおすすめします。

ある分野での資格取得を目指すのであれば、『この問題集の問題を解く』『模試で何点以上取る』という小さな目標をいくつか立ててみます。それを達成していくイメージで勉強を進めると、モチベーションを維持しやすいでしょう。

目標はぼんやりとしたものだけでなく、直近で達成できるような目標を立てておくことが大切です。

短時間からはじめて習慣づける

勉強を始める際、いきなり何時間も続けて勉強しようと思っても、時間が確保できなかったり、やる気が起きなくなったりする可能性があります。

また仕事によっては、イレギュラーな事態が発生した際に残業時間が増えたり、出勤時間が前倒しになったりする状況も考えられるので、『まずは短時間から始めて、勉強を習慣づける』ようにしましょう。

数分程度の勉強でも、知識を積み上げていくことはできます。そのため、自分がストレスを感じず、長期間継続できる範囲で勉強時間を確保することをおすすめします。

自分への報酬を準備する

どうしても勉強が続かない場合、自分への報酬を準備してみましょう。

例えば『この問題を解けたらおいしいものを食べられる』『1週間継続できたら好きなものを買っていい』など、乗り越えた先にわかりやすいご褒美があれば、モチベーション維持も簡単になるはずです。

さらに次の報酬やご褒美を考えるついでに勉強の計画も立てられ、前向きな気持ちで勉強を継続できるでしょう。

ただし、最初から高額な報酬を設定すると、長く続かなくなる可能性が出てきます。目標の規模にあった報酬を設定することが大切です。

おすすめの勉強スタイル

勉強を継続するには、場所やタイミングも大切です。おすすめの勉強スタイルとして、勉強に適した場所とタイミングを紹介します。

勉強をするタイミング

仕事と勉強を両立するのは大変なことです。家に帰ってからは、好きなことに時間を費やしたいと考えている人も多いでしょう。勉強時間を確保するのであれば、以下のようなタイミングがおすすめです。

  • 出社前の時間
  • 通勤時間(電車やバスなど)
  • 休憩時間
  • 仕事中の隙間時間(会議までの待ち時間や営業先への移動時間など)

中でも、通勤時間や移動時間などは、同僚や上司に見られないことが多いため、仕事に関係のない勉強でも安心して行えます。

勉強をする場所

自宅で勉強すると誘惑が多く、集中できないという人も少なくないでしょう。勉強する場所としておすすめしたいのが、以下の三つです。

  • 喫茶店やカフェ
  • 自宅の別室
  • コワーキングスペース

喫茶店やカフェは、職場からの行き帰りのタイミングで立ち寄りやすいため、通勤時や待ち時間などで活用できるポイントです。

自宅に別室があるならば、そこを活用してもよいでしょう。自室から移動するだけで、集中できる可能性も上がります。

コワーキングオフィスは、昨今増えている共用の仕事スペースです。1日単位だけでなく、時間単位でも柔軟に利用できます。ほかの利用者も真剣に仕事をしている中で勉強に打ち込めるので、自然と集中力も高まるでしょう。

勉強の習慣を身につけよう

社会人が勉強をするにはどうすればいいのか、おすすめの勉強内容や勉強方法について紹介しました。勉強を継続するには、なによりも習慣づけることが重要です。

勉強を継続する方法や集中できる勉強場所など、自分なりのやり方を見つけ、ぜひ勉強を習慣化してみましょう。



こんにちは、キャリアゲ編集部です。

私たちは学歴職歴や環境にハンデを抱えている方を応援する就労支援サービス「リバラボ」を運営しています。

リバラボの特徴は、以下の3つのステップで大手や成長企業への着実なキャリアアップを可能にする点にあります。
リバラボインターンシップの特徴
①インターンシップを活用してキャリアアップ
リバラボ内で1~2年間の実務インターンを行い就労実績や収入実績を積み上げ(平均年収400万円以上) インターン後の優良企業への転職まで支援するサービスです。社宅完備等の福利厚生も充実しています。
②キャリア派遣を活用してキャリアアップ
提携先(大手/上場/成長ベンチャー)企業にて社員転換を前提としたトライアル就労が可能な形態です。 期間内であれば複数の企業で実績を積むことができ、自身と企業のカルチャーマッチを 確認してから社員になれるので早期離職することなく着実なキャリアップが可能となります。
③職業紹介を活用してキャリアアップ
未経験、学歴職歴を問わず募集をしているポテンシャル採用に力を入れている企業を厳選し 貴方のキャリアを大きく飛躍するためにマッチする企業をご紹介いたします。
現状の社会では、学歴や職歴などの環境でハンデを抱えてしまうとハイキャリアへの道は狭き門となってしまいます。

しかし、学歴職歴に自信のない方への支援でエキスパートである「リバラボ」であれば 貴方の状況や特性に合わせて、ハイキャリアの実現までを3つの支援サービスでサポートしています。

『学歴はないけど福利厚生が充実した大手企業に就職したい』
『短期離職を繰り返してしまったが自分に合う成長企業で活躍したい』
『学歴職歴に傷があっても上場企業に就職したい』
など、そのような思いがありましたら

リバラボ」で一度、無料のキャリア相談を受けてみてはいかがでしょうか?




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です