就活が辛いと感じるときは。就活が辛い原因と対処法をまとめて解説

「就活が辛い」と感じるのは、真剣に取り組んでいるからこそといえます。なぜ就活が辛いのか原因を知り、ストレス発散の時間を作ったり、信頼できる人に相談したりするといいでしょう。同時に視野を広げることで、内定につなげられるかもしれません。

就活が辛いと感じるのは普通

就活を始めて「辛い」と感じるのは正常な反応です。自由に過ごしてきた学生生活は、就活を始めるとがらりと変わります。あなたと同じように、悩みながら就活に取り組んでいる人も多くいるのが現実です。

就活に悩む人は多い

近年の就活は学生の売り手市場といわれています。それでも就活にストレスを感じている学生は存在しており、悩みを抱えながら活動しています。

就活が辛いのは、学生時代とまったく違うことに挑戦するからです。自分の好きな服装や髪型ではなく、リクルートスーツに黒髪のスタイルで活動するのが嫌いという人もいるでしょう。

エントリーシートや面接の準備が終わらず苦しんでいる人もいます。また、がんばって準備をしたのに報われず、悲しい思いをしている人も多いでしょう。

売り手市場だからこその悩みとして、友だちは全員内定が出たのに自分だけ出ていない、という状況もあるかもしれません。就活に悩みはつきものといえます。

辛いと感じる原因

どれだけがんばっても結果がともなわない状況が続けば、徐々に辛く感じ始めるでしょう。また自己分析により定めていた、やりたいことへの自信を失っていくことも考えられます。「就活が辛い」と感じる原因のうち、代表的なものを見ていきましょう。

内定が出ない

真剣に取り組んでいるのに『内定が出ない』のは辛いことです。内定が出ない限り、就活はいつまでも続きます。しかも続けているのに成果がともなわないことで、不安感は増していくばかりです。

最初は「自分には合わない会社だったんだ」と納得しながら次へ進めたかもしれません。しかし落ち続けると余裕を失い、自分自身が否定された気分になることもあります。

落ち込んだ気持ちを切り替えられずに、次の会社の選考に影響が出ることもあるでしょう。うまくいかない悪循環に陥ってしまいます。

やることが多すぎる

『やることが多すぎる』のも就活が辛い原因といえます。仮に順調に選考を通過していたとしても、就活はやることがたくさんあり、過密スケジュールになりがちです。

これまで自由に学生生活を楽しんでいた人にとっては、きっちり決められたスケジュールで行動するだけでも疲れてしまうでしょう。単に説明会や選考に出席するだけでなく、そのための準備も必要です。

しかも1社だけでなく、同時並行で何社も受けなければいけません。慣れない行動をたくさんしなければならず、忙しさと精神的な疲れでくたくたになってしまいます。

やりたいことが決まっていない

「やりたいことが分からない」「就職するイメージがわかない」と、手あたり次第いろいろな企業にエントリーしていませんか?やりたいことがないまま就活を始めると、自分なりの軸がないため企業選びで悩んでしまいます。

エントリーシートや履歴書の作成もなかなか進みません。苦労して書き上げたとしても、なぜその企業に就職したいのかが明確ではないため、選考に通過するのは難しく成果が出ないでしょう。これでは取り組むほど辛くなっていきます。

就活が辛いときの対処法

スケジュールがいっぱいで忙しい就活中だからこそ、趣味や友だちとの時間を持つことが大切です。辛い気持ちを抱えていても、それを忘れられストレス発散できる時間を持てれば、乗り越えられるでしょう。

好きなことができる時間を作る

1日のうち少しでよいので、好きなことに取り組める時間を作りましょう。趣味のゲームをする時間や、ゆっくりリラックスする時間を持つことで、ストレス解消につながります。

就活をやめたいほど辛いと感じるなら、就活から離れる日を設けるのもよい方法です。1日あれば日帰り旅行へ出かけることもでき、思う存分、自由な時間を過ごせます。

好きなことをしているときには、就活について考えないのがポイントです。定期的に時間を作ることで、就活で疲れ果てた心と体をリフレッシュできるでしょう。

仲間を作る

同じように就活に取り組む『仲間』を作るのも励みになります。例えば就活セミナーや会社説明会で一緒になった人へ声をかけてみましょう。

同じ業界や会社を志望している人と知り合えれば、悩みを相談し合えるかもしれません。仲間がいると思うことで、「自分もがんばろう!」とモチベーションにつながることも期待できます。

初対面の人とすぐに打ち解けるのが苦手という人は、SNSを通して同じ就活生とつながりを持つのもおすすめです。

信頼できる人に相談する

辛い気持ちや悩みについて『相談する』ことも大切です。1人で悩んでいると思考は柔軟性をなくし、悪循環にはまってしまうでしょう。

ほかの誰かへ相談することで、自分だけでは思いつかなかった解決策を見つけられる可能性があります。まずは信頼できる友だちに気軽に相談するのがおすすめです。

「エントリーシートのコツって何?」「自己紹介で何を話すか迷うんだけど」など、気になっていることを聞いてみましょう。誰かと話すだけでも気持ちが落ち着いてきて、辛い気持ちが軽くなっていくはずです。

これからの就活を乗り越えるために

ここまで就活がうまくいっていないと感じているなら、やり方を変える時期かもしれません。特定の業種へのこだわりを捨て、自分を見つめ直すことで、意外なやりたいことを見つけられる可能性があります。またスキルを身に付けられるインターンシップへの参加も一つの方法です。

視野を広く持つ

日本にはたくさんの企業がありますが、その多くは中小企業です。そのため大企業にこだわって就活をしていると、なかなか思うような成果が出ないかもしれません。

業種を限定している場合も同様です。「絶対に金融機関に就職したい」など狭すぎる希望を持っていると、辛い状況に陥りやすくなってしまいます。

そこで役立つのが『視野を広げる』ことです。大企業や希望の業種ではなくても、自分によく合う社風の会社が見つかるかもしれません。

これまで希望してきた会社とはちがったとしても、視野を広げることで内定をもらえる可能性が高まります。

もう一度自己分析をする

『自己分析』をやり直すことも有効です。これまでも自己分析をしてきているはずですが、それで成果が出ていないなら、企業が求める人物像にマッチしにくい可能性があります。

おすすめなのは『自分史』や『モチベーショングラフ』を作り、過去を振り返る方法です。作成していく中で「こんなことに夢中になった」「あれは楽しかった」という当時の気持ちを思い出します。

その気持ちをもとに、やりたいことがはっきりすると、自分に向いている業種や企業を特定しやすくなるでしょう。相性のよい企業を見つけられれば、あなたのことを必要としてくれるはずです。

何がよくないのかを明確にする

これまでの方法で就活がうまくいっていないということは、何かよくない部分があるはずです。よくない点をはっきりさせることも、就活を成功させるためには欠かせません。

自分1人で取り組んでいてうまくいかないなら、学校のキャリアカウンセラーや就活エージェントなど、就活に関するプロに相談するのがおすすめです。多くの学生をサポートしてきた経験を生かし、的確なアドバイスをもらえるでしょう。

よりよい就活の方法を知ることで、あなたの魅力を存分に企業にアピールできます。

インターンシップでスキルを身に付ける

「就職のイメージがわかない」「アピールできるスキルがない」という場合には、『インターンシップ』への参加もおすすめです。学校とは違う社会の現場に入ることで、就活はもちろん、その先についてもイメージしやすくなります。

業界や企業の雰囲気はもちろん、どのような人間関係があるのかという点を体感できるのもポイントです。働きながら学べるインターンシップなら、現場で必要とされるスキルを身に付けられます。

インターンシップに参加したいと思ったら、企業の開催するインターンシップへ応募する方法が代表的です。そのほかに『リバラボインターンシップ』のキャリア支援プログラムを受けるのもおすすめです。

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就活が辛いときのNG行動

どれだけ就活が辛かったとしても、勢いだけで行動するのはやめましょう。就活をやめてしまうのも、適当に決めた企業へ就職を決めるのもNGです。

だからといって自分を責める必要もありません。辛い気持ちを抱えているときだからこそ、しっかり考え納得したうえでの行動が重要です。

勢いで就活をやめてしまう

新卒採用は中途採用と異なり、職歴やスキルを問われません。やる気や企業との相性など、ポテンシャルのみで採用されます。そのような機会が用意されているのは、ほぼ新卒採用のみと考えて間違いないでしょう。

そのため無計画に新卒での就活をやめると、のちに就活を再開したときに後悔する可能性があります。後悔しないようにするには、やめるのではなく、少しずつでもよいので続けることです。

また就活をしないと決めるなら、ほかの進路へ向けた明確な目標を立てなければいけません。何も考えずに留学や進学を決めたとしても、目的がなければ結局どこへ進めばよいのか分からなくなってしまいます。

自分を責めすぎる

「なんで自分だけ就職できないんだろう」という思いから、自分を責めすぎていませんか?辛い気持ちを抱えているときに自分を責めていると、どんどん気持ちが落ち込んでしまいます。

それでも「自分はダメだ」と責めていると、自信を失い行動できなくなることも考えられます。内定が出ないのは、決してあなた自身が否定されているからではありません。

企業とのマッチングがうまくいっていないだけという点を意識し、今うまくいっていない状況を許すことが大切です。また辛いときこそ、就活に成功した友だちに相談するのもよい方法です。

自分を責めていると「自分なんて」と距離をおいてしまいがちですが、話を聞くことでたくさんの学びを得られます。

とりあえずで就職してしまう

内定がなかなか出ず辛いときには「とにかく就職できればどこでもよい」と考え、あせって就職を決めてしまいがちです。売り手市場のため、選ばなければすぐに内定が出るかもしれません。

しかしよく検討せずに企業を選ぶと、自分に合わない企業や、条件が悪い企業、ブラック企業などに入ってしまうかもしれません。くれぐれも慎重に選ぶことが大切です。

長く勤められそうな会社か見極めるために、企業研究を行い、職種や職場環境・社風などをよく勉強しましょう。

就活以外の選択肢

学校を卒業したからといって、必ず就職しなければいけないわけではありません。進学や留学で学ぶ道もあれば、会社員以外の方法で仕事をする選択肢もあります。ただし安易に選んでも、身にならない可能性があるため要注意です。

就活以外の選択肢を選ぶなら、デメリットも知ったうえで取り組みましょう。

就活以外の進路

就活以外の進路として、卒業後も学ぶ選択肢があります。大学や専門学校へ『進学』したり『留学』したりする方法です。就職を見据え、専門のスキルを習得できる学校へ進学するのもよいでしょう。

就職と同じように企業に雇われて働く形態でも、より気楽な『アルバイト』を選ぶ選択肢もあります。また個人のスキルを生かし企業と取引をする『フリーランス』も増えている働き方です。

独自の事業計画があるなら、『起業』して経営者として仕事をする道もあります。

就活以外の道のデメリットを知っておく

多様な選択肢がある就活以外の進路ですが、どれを選んだとしてもデメリットがあります。就活をしていれば自然と身に付くマナーを学びにくいのもその一つです。

同年齢の人と比較してマナーが不足しているとなれば、なかなか社会人としての自信を持てないかもしれません。また関連企業との関わりが持ちにくいのもデメリットです。

フリーランスになるにしても起業するにしても、関連企業とのつながりがあれば、そこから仕事につながるチャンスができます。就職していれば比較的簡単につながりを作れます。

また十分なスキルや知識・行動力などがなければ、そもそも仕事として成立しない可能性もあるでしょう。辛い就活からの逃げ道としては険しすぎる選択肢です。

ポイントを押さえて辛い就活を乗り越えよう

真剣に取り組んでいる人ほど『就活が辛い』と感じるでしょう。過密スケジュールの中、時間に追われながらの就活は、学生時代とはがらりと異なります。

辛さから逃れたい気持ちから「就活をやめたい」「どこでもよいから就職を決めたい」と感じ始める人もいます。ただしちゃんと考えずに決めるのはよくありません。

どの会社を選ぶにしても、自分に合っているかよく検討することが大切です。ときには友だちや専門家へ相談する機会や、ストレス発散の息抜きの時間を作ることで、辛い就活も乗り越えられます。

執筆者
キャリアゲ編集部
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