営業マンは髪型にこだわる。意識するポイントとおすすめを紹介

営業の成績をあげるためには、トーク力だけではなく服装や髪型も重要です。清潔感のない髪型だと顧客が不信感を抱いてしまうこともあります。本記事では営業にふさわしい髪型を考えるうえで、意識すべきポイントを紹介します。

営業マンの髪型が大事な理由

営業マンにとって、営業の際に髪型が意外と重視される理由をきちんと押さえていますか？はじめに、営業における『第一印象の重要性』と『髪型で他の営業マンに差をつけられる理由』について解説します。

第一印象の重要性

心理学的に、人の第一印象の約９割が見た目で決まるといわれていますが、その中でも大部分を占める要素としてあげられているのが『髪型』です。

営業においてはトーク力や傾聴力も重要な能力ですが、髪型が成約率が大きく変える要因だとも考えられています。

例えば、極端に髪の長い人が訪問してきて「この商品を買いませんか？」と言ったとしましょう。買いたいと即答できる人はほとんどいないのではないでしょうか？

その上、自分の長い髪の毛を触りながらセールストークを始めるような人であれば、購入意欲はますます減少してしまいます。

営業マンの容姿において、髪型からこだわることはとても大切です。

清潔感を相手に与える

初対面の人に好印象を与えるために最も大切なことは、『清潔感』です。清潔感があるほど、第一印象で得られる信頼感も大きくなるでしょう。

特に営業においては、髪の毛が長かったり、皮脂や汗で髪がベタついていたりすると、それだけで相手に嫌な印象を与えてしまいます。

清潔感を出すために短髪でいることを心がけるだけで、営業先からの印象は大きく変わるはずです。髪型にこだわる際には、『耳や目にかからない程度の長さ』を意識するようにしましょう。

営業マンが髪型で意識するポイント

営業マンが髪型にこだわる上で意識すべきポイントは、髪の長さだけではありません。ここからは、長さを整える以外でできる『髪型をこだわる上で意識したいポイント』を三つ紹介します。

整髪料でシャープな印象を与える

髪の長さを整えていても整髪料を使っていないと、髪質によっては髪型が崩れてしまうことがあります。髪を短くしても清潔感が出せない人は、最低限の身だしなみとして、整髪料を使ってみることをおすすめします。

整髪料を使えば清潔感を出せる上、『身だしなみに気を使っている』『シャープで頭の回転が早そう』といった印象を与えることもできます。

ただし、整髪料をつけすぎてしまうと、固まって白くなってしまったり、ベタついているように見えたりします。つけすぎには注意しましょう。

おでこを出すと好印象に

相手に好印象を与える方法として、おでこを出すこともおすすめです。おでこが完全に隠れる髪型は暗い印象を与えるだけでなく、不潔で不信感を与える可能性があります。

おでこを出すことによって明るい見た目になるほか、『正直で隠し事がなさそうな人』という印象を与えられるでしょう。

おでこを出すスタイルにはいくつかあり、ビジネスシーンにおいては、中心部分からサイドに毛の流れを作る『センターパート』や、穏やかな印象を与える『七三分け』がおすすめです。

また、整髪料はツヤの出るタイプのものを使用すれば、キレのあるスタイリッシュな雰囲気をつくれるでしょう。

さわやかな印象を与えるツーブロック

ツーブロックは前髪や頭頂部、後頭部の髪を長めに残し、両サイドを刈り上げるスタイルです。最近では爽やかな印象を与える髪型として、ビジネスシーンにおいても、若年層の男性を中心に『ツーブロック』が流行っています。

全体的な毛量を減らすことによって清潔感が出る上に、整髪料を使ったスタイリングも簡単になるでしょう。

ただし、刈り込む範囲や残す髪の長さによっては『奇抜な髪型』という印象を与えてしまいます。『耳や目が隠れない長さ』を意識することを忘れないようにしましょう。

営業マンのNGな髪型

営業マンとしてNGとされる髪型がいくつかあります。ここからは、髪型にこだわる際に必ず避けるべき髪型を三つ紹介します。

スキンヘッド

営業におけるスキンヘッドは、相手にやや威圧的な印象や誤解を与えてしまいかねない髪型でしょう。

中にはスキンヘッドに好印象を持っている人もいますが、さまざまな人と出会う機会がある営業において、あえて『人によって印象が変わる髪型』にすることはあまりメリットがありません。万人受けするような髪型にすることが無難でしょう。

一方で、年齢を重ねると薄毛に悩まされ、あえてスキンヘッドを選ぶ場合もあるでしょう。スキンヘッドによって相手に威圧感を与えないためにも、表情や服装により注意を向けるのが大切です。

派手すぎる髪色

営業だけでなく人と関わる仕事をする上で『不向き』といわれているのが、金髪やアッシュカラーなどの極端に派手な髪色です。

近年は多様性が重視されており、業種によっては認められる場合もあります。しかし営業職においては悪印象を持たれる可能性が高いため、避けるのが無難でしょう。

黒髪は、多くの人に『真面目そうで、爽やかな印象』と感じてもらえる可能性が高い髪色です。地毛が黒い人はそのままの髪色で仕事をするのが理想的でしょう。

どうしても髪色を変えたい場合は、暗めのブラウンカラーなどをおすすめします。

長すぎる髪

長すぎる髪は清潔感が損なわれるだけでなく、身だしなみに気を遣えないだらしない人という印象を与えます。

整髪料やパーマで長い髪をおしゃれに見せることで、だらしない印象を解消できる場合もありますが、それでも業界によっては悪印象を与えてしまうでしょう。

そのため、前髪であれば目にかからない程度の長さを意識するか、おでこが出るような形で流しておくことをおすすめします。サイドは耳全体が隠れてしまわない程度、襟足はワイシャツの襟にかからない程度の長さにしましょう。

おすすめの髪型

営業職にふさわしい髪型は業界によっても異なるものです。おすすめの髪型とスタイリング方法を紹介するので、髪型を考える際の参考にしてみてください。

業界別のおすすめ

同じ営業職でも、業界ごとに人気の髪型は異なります。

• 『IT業界』の場合：自由な髪型でOKといったイメージがありますが、短髪の黒髪を整髪料でまとめ上げる人が多いようです。
• 『不動産業界』の場合：明るい印象を持たせつつも真面目さを出せる、七三分けのスタイルが好まれています。
• 『金融業界』の場合：整髪料を使わないナチュラルな髪型の人が多いでしょう。七三分けスタイルを採用する人もいます。
• 『小売・販売業界』の場合：クライアントとの信頼関係を構築・維持することが何より大切な業界であるため、第一印象から好印象を得られる『ツーブロック』が人気です。

このように業界ごとの傾向に合わせることもおすすめです。また、個人営業・法人営業といった営業先に合わせたり、訪問営業・提案営業のように、シチュエーションに応じて変えたりしてみましょう。

オフはスタイリングを変えてみる

短髪だとスタイリングにこだわることができないと思う人もいると思いますが、整髪料の使い方次第でオフの日もスタイリングを楽しめます。

例えば、七三分けのスタイルで仕事に出ているのであれば、オフの日はあえて前髪をおろしてみたり、マットタイプの整髪料で髪をかき上げてワイルドな髪型にしたりしてみてもいいでしょう。

また、仕事中はジェルで固めているという場合には、スプレーやワックスなどを使ってドライな質感のある髪型にしてもいいかもしれません。

髪型で好印象を残そう

営業職は、トーク力やコミュニケーション能力が求められる職種ですが、第一印象も成約率に影響する、大事な要素の一つです。

第一印象を少しでも良くするために、まずは髪型にこだわってみましょう。

また、業界ごとに好ましいスタイリングがあるため、本記事で紹介した『業界別のおすすめ』を参考に、自分に合った髪型を見つけてください。