転職を検討している中で、システムエンジニアに興味を持った人もいるでしょう。システムエンジニアの平均年収や高収入のエンジニアになる方法、転職のコツについて解説します。未経験からシステムエンジニアになる方法も紹介します。
システムエンジニアの平均年収
「システムエンジニアは稼げる」と聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。実際のところ、システムエンジニアの年収は高いのでしょうか。平均年収をもとに確かめていきましょう。
全体の平均は500万円以上
厚生労働省による『賃金構造基本統計調査』を見ると、2019年におけるシステムエンジニアの平均年収は約569万円です。月給の平均は約38万円で、年間賞与が約113万円となっています。参考までに、過去5年間の平均年収の推移を見てみましょう。
年度 | 平均年収 |
2019年 | 569万円 |
2018年 | 551万円 |
2017年 | 550万円 |
2016年 | 547万円 |
2015年 | 592万円 |
過去5年間の推移を見ると、2015年には600万円近くにまで達していることがわかります。2016年には一度落ち込みましたが、それ以降は徐々に上昇傾向にあります。
年齢別の平均年収
システムエンジニアの年収は、年齢別で見るとどのような推移をするのでしょうか。男性の年齢別の平均年収を以下の表にまとめました。
年齢 | 平均年収 |
20〜24歳 | 313万円 |
25〜29歳 | 403万円 |
30〜34歳 | 497万円 |
35〜39歳 | 550万円 |
40〜44歳 | 609万円 |
45〜49歳 | 623万円 |
50〜54歳 | 682万円 |
55〜59歳 | 690万円 |
60〜64歳 | 461万円 |
システムエンジニアの年収は年齢とともに順調に上昇し、ピークを迎えるのは50代後半で、その後は減少しています。特に20代前半から後半、そして30代前半にかけては上昇幅も比較的大きいようです。
男女別の平均年収
システムエンジニアの平均年収を、男女別で見てみましょう。
性別 | 平均年収 |
男性 | 584万円 |
女性 | 497万円 |
男女では年収に約100万円の開きがあることがわかります。男性は50代後半に年収のピークを迎えますが、女性の場合は40代前半がピークで、その後は減少傾向です。
システムエンジニアの男女比は5:1で、男性社会であることが、年収に差が生じている背景にあるかもしれません。
システムエンジニアの年収は高い?安い?
システムエンジニアの年収は、果たして高いといえるのでしょうか。2019年における全職種の平均年収は436万円、システムエンジニアは569万円であることから、一般的には高収入といってよいでしょう。
また全職種の平均年収を男女別で見ると、男性が540万円、女性が296万円です。このことからも、システムエンジニアの年収は男女ともに平均以上であることがわかります。
なおシステムエンジニアの平均年収は、40代前半男性の全職種の平均年収とほぼ同水準です。
高年収を稼ぐシステムエンジニアになるには?
システムエンジニアは、稼げる人とそうでない人の差が大きい職業でもあります。高年収を稼ぐエンジニアになるためのポイントを二つ解説するので、ぜひ今後のキャリア形成に役立てましょう。
スキルを身につける
市場から必要とされるエンジニアになるには、幅広い知識を身につけることが大切です。アプリケーションやインフラだけでなく、最新技術にも敏感にキャッチアップすることで、希少性を生み出せるでしょう。
また要件定義や基本設計といった、システム開発の上流工程を経験するのも有効です。システム開発に一気通貫で携われるようになることで、プロジェクトマネージャーや一次請けの会社を目指せるようになります。
コミュニケーション能力も必要
エンジニアと聞くと、パソコンに向かって黙々と作業するイメージを持つかもしれません。しかしどちらかというとそれはプログラマーと呼ばれる、実際にコードを打ち込む作業をする人に当てはまります。
システムエンジニアはむしろ、プログラマーに指示を出したり、クライアントとシステムの仕様を詰めたりするのが主な仕事です。
クライアントの望む通りのシステムを作るためには、ズレなく意思疎通を図る必要があるため、システムエンジニアにはコミュニケーション能力が欠かせません。
システムエンジニアに転職するコツ
システムエンジニアは転職でも人気の職種の一つです。システムエンジニアに転職する際のコツを二つ解説します。
下調べをきちんと行う
まずは応募する企業の下調べをきちんと行うことが重要です。
IT業界は人手不足が叫ばれる業界の一つです。そのため中には十分な研修を実施せず、入社後すぐに現場に出すような会社も存在します。特に未経験の場合は、慣れない業務を任され大きなプレッシャーを感じてしまうでしょう。
また応募先の企業とのすり合わせも大切です。入社後、事前に聞いていた業務と異なる業務を任されるケースも少なくありません。自分の希望する業務が入社後にできるのかしっかりと確認しましょう。
自己分析でアピールポイントを明確に
転職を成功させるには、応募先の企業に自分が採用する価値のある人材であることをアピールしなければなりません。そのためにはまず自分のスキルを棚卸しし、採用担当者の印象に残るように内容をまとめましょう。
特に未経験の場合は、コミュニケーション能力をアピールするとよいでしょう。コミュニケーション能力はどの職場でも生かすことができ、システムエンジニアでも重宝されるスキルです。
またすでにプログラミングについて学習している場合は、自作アプリを作って見せるのも効果的です。
未経験からシステムエンジニアを目指すには
システムエンジニアは未経験からでも挑戦できます。未経験からシステムエンジニアを目指す際のポイントを二つ解説するので、ぜひ役立ててください。
資格を取得して知識を増やす
まずは資格を取得して知識を増やすことが挙げられます。初心者におすすめの資格は、『基本情報技術者』です。ITに関する基礎的かつ幅広い知識を証明できる資格で、国家資格でもあります。実際にエンジニアで保有している人も多いでしょう。
ITに関して完全な初心者の場合は、基本情報技術者の簡易版ともいえる『ITパスポート』を受けるのもよいでしょう。
ITパスポートは教養を身につける意味合いが強く、IT業界以外からも多くの人が受験している資格です。自分の知識レベルに合わせて勉強してみましょう。
リバラボインターンシップへエントリー
座学による知識習得も大切ですが、やはり実務経験があると転職活動においても高評価につながりやすいでしょう。未経験から実践的なスキルを身につけたい場合は、リバラボインターンシップへ参加することをおすすめします。
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リバラボインターンシップは、スキルや学歴がない状態からでも、一流企業に合格する人材を多数輩出しています。まずは無料相談に申し込んでみてはいかがでしょうか。
まずは一歩を踏み出そう!
システムエンジニアは平均年収も比較的高く、未経験からでも挑戦しやすい職業の一つです。システムエンジニアとして高収入を目指すなら、継続的かつ幅広いスキルアップと、高いコミュニケーション能力の習得を心がけましょう。
未経験から挑戦する場合は、基本情報技術者などの資格を取ることもおすすめですが、やはり実績を作った方が近道といえます。
リバラボインターンシップでは、多くの人が未経験の状態から一流企業に就職しています。固定給と住居が与えられ生活も保障されているので、ぜひ一度無料相談に申し込んでみましょう。
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