美容師に憧れているものの、「中卒だから難しいのでは…?」と思っている人もいるかもしれません。しかし、中卒でも美容師を目指すことは十分可能です。ただし、美容師として働くためには資格が必要ですし、資格取得を目指すためには、まず、国家試験の受験資格を得る必要があります。具体的にどのような手順を踏めばいいのか、早速解説していきます。
美容師免許の取得には、美容師国家試験に合格することが必要
美容師として働くために必要な美容師免許は、美容師国家試験の実技試験および学科試験に合格すれば取得できますが、その前に美容師国家試験の受験資格を得る必要があります。美容師国家試験の受験資格を得るためには、厚生労働大臣または都道府県知事の指定する美容専門学校に入学して、昼間課程=2年以上、通信課程=3年以上のいずれかの過程を修了することが必要です。
では、中卒から美容師になるための最短ルートは、美容学校の昼間課程に入学して2年間学ぶことかというとそうとは言い切れません。なぜかというと、多くの美容学校は中卒だと入学できないからです。
中卒から美容師を目指すルートは?
続いては、中卒から美容師を目指すルートを説明します。
「高等課程」の認可を受けている美容学校に入学する
前述の通り、多くの美容学校は中卒だと入学できませんが、一部、中卒でも入学可能な美容学校があります。多くの美容学校は、高卒または高専卒を入学資格とする「専門学校」に分類されますが、「高等課程」としての認可を受けている「高等専修学校」は、一般的に高校で学ぶ教科もカリキュラムに組み込まれているため、中卒でも入学可能とされています。
美容学校の通信課程で学ぶ
美容学校の昼間課程は「高卒または高専卒」を入学資格としていることが多いですが、美容学校の通信課程は中卒以上でも入学可能な場合が多いです。ただし、前述の通り、昼間課程のカリキュラムは基本的に2年間であるのに対して、通信課程は3年間です。一方、学費が安いのは大きなメリット。昼間課程の学費が2年間で約200~280万円であるのに対して、通信課程は3年間で約50~80万円とされています。
高卒認定試験に合格後、美容学校の昼間課程で学ぶ
中卒で通信課程ではなく昼間課程で学びたい場合は、まず「高等学校卒業程度認定試験」に合格することが必要です。年に2回おこなわれているため、スムーズに合格できたら通信課程で学ぶよりスピーディに美容師国家試験の受験資格を得られる可能性もありますが、合格率は、令和元年=45.0%、令和2年=46.1%と高くはありません 。一発合格を目指すなら、それなりの覚悟と努力が必要といえるでしょう。
中卒で美容師になるためにベストなルートの選び方は?
3つのルートからどれを選べばいいかわからないという人は、まずは下記の項目をチェックしてみることをおすすめします。
学費
昼間課程と通信課程では、学費は大きく異なります。また、美容学校によっても差があるので、気になる美容学校の学費を調べてみるといいでしょう。
卒業生の進路
各美容学校の卒業生の進路チェックは非常に大切です。美容学校のなかには、地域と提携しながら就職先の美容学校を設けている学校もあるので要注意。その美容室に就職を希望しているならいいですが、自分で就職先を決めたい人にとってはマイナスの要素となり得るでしょう。
授業内容
美容学校のなかには、エステやネイルに関する授業をおこなっている学校もあります。将来、幅広い分野で活躍したいと考えているなら、美容師の国家資格取得のための勉強に留まらず、さまざまなことを教えてくれる美容学校を選ぶのもいいかもしれません。
昼間課程、通信課程それぞれにメリット、デメリットがある
昼間課程で学べば、同じ夢を抱く仲間からさまざまな刺激を得られる一方、学費の工面が大変な場合もあるでしょう。通信課程はアルバイトで生計を立てながら学ぶことが可能ですが、基本的にひとりで学ぶことになるため、気持ちがだらけてしまうことなどもあるかもしれません。自分にぴったりなのはどの美容学校、どちらの課程なのか、後悔のないようじっくり考えてくださいね。
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