多くの経験者が感じたフリーターの7大メリット・デメリット

 

フリーターと言えば「プレッシャーや責任に押し潰されることのない自由な働き方」であるイメージがあるものの、実際のところは良いところも悪いところもあります。

フリーターのメリットとデメリットには一体どのような点が挙げられるのでしょうか。

今回はフリーターと正社員を比較しながら、フリーターのメリットとデメリットについて解説していきます。

今現在フリーターをしているあなたにとって、「このままフリーターでいるべきか」、「正社員を目指して転職するべきか」を判断するにあたりとても役に立つ内容ですよ!

 

ユーくん
フリーターは気楽で良いよね、今のところこのままでいいと思ってるんだけどな!
ダルマちゃん
たしかにフリーターでいることにもメリットはあるよね。ただ、デメリットもしっかり知っておくことで今後の計画が立てやすくなるよ!ここで理解を深めていこうね!

 

経験者が感じたフリーターの7大メリット

フリーターでいることで得られるメリットはたくさんあります。この章では、正社員とフリーターを比較して、「フリーターだからこそ感じられたメリット」を7つ紹介します。

 

1.短期で地域を転々とできる

フリーターは必ずしも長期契約とは限りません。短期のバイトや夏の期間だけのリゾートバイトなど、1年の中でも様々なところで働くことができるのはフリーターならではのメリット。

冬はスキー場のバイトを住み込みで、夏は海の家のバイトを住み込みでやるなど、働く地域をがらりと変えることができるため飽きることもありません。

正社員になってからは、職種によるとは言え基本的に毎日同じ環境で仕事をすることがほとんどです。

働く場所を気分次第で季節ごとに変えられる点では、フリーターの自由度の高さが圧倒的であると言えます

 

2.やり方次第では多くのバイト仲間に出会える

フリーターをしていると、アルバイトのやり方次第でたくさんの仲間に巡り合えるのもメリットですね。

特に、掛け持ちで働いているフリーターは、それだけ人との出会いのチャンスが増えます。

正社員として企業に勤めていれば、その会社の同僚や先輩後輩に限られてしまうため、フリーター時代はいろんな人と交流できて楽しかったな」と思い返す人も多いです

フリーターとして働く勤務先の職種によって、出会う人の種類も変わります。

フリーター時代には、いろんなアルバイトにチャレンジして、様々なジャンルの人脈を作っておくと良いですね!

 

3.夢を叶えるための時間を捻出しやすい

フリータは勤務時間や日数をある程度調整できるため、時間的余裕を持ちやすいのがメリットでもあります。

正社員になるとフルタイムで1日に8時間、月に20日などの基本となるルールがあるため、何かに時間をかけたくてもなかなかその時間を捻出できないことがほとんどです。

今現在フリーターをしながら、将来の夢や目標のために資格取得など勉強に励んでいる人もいるのではないでしょうか。

自分のやりたいことのために勤務時間を調整できるのはフリーターならではの特権。そして正社員になればほぼ確実に失ってしまうものでもありますね。

 

4.遊びや飲みのお誘いに参加しやすい

勤務スケジュールにおいてある程度の自由がきく点も、フリーターのメリットとして挙げられます。

スケジュールを調整しやすいため、「これは参加したい!」という遊びや飲みの誘いを仕事を理由に断る必要はありません。

正社員は「来週の○日にどうしても時間を作りたい」となっても、その日が仕事の日なのであれば基本的に無理になってしまいます。

それでもなんとしてでも休みを取らなければならない場合は、有給と使う方法がありますが、これもまた企業によっては前もって申請が必要であるなど簡単に取得できないケースも多いです。

フリーターならシフトを他の人に代わってもらうなどの方法が取れるため、どうしても優先したいプライベートの行事にも参加しやすくなります。

プライベートの予定を仕事を理由に断ることが少ない点も、フリーターでいることの大きな魅力とも言えるでしょう。

 

5.食事代は奢ってもらいやすい

世間的には、正社員よりも「お金を持っていない」と思われがちなのがフリーターです。

それもあって、食事代や飲み代を周りの人に奢ってもらいやすい点もフリーターのメリットと言えますね。

同級生のメンバー皆で集まったときには、自然と「正社員をしていて、中でもおそらく一番稼いでいそうな人」が多く払うことになるものです。

このときにまず間違いなく稼いでいると思われないのがフリーター。むしろ「お前はいいよ、俺らが出すし!」と奢られることも多いのではないでしょうか。

若干プライドが傷付く感は否めませんが、ラッキーなことに変わりありませんよね!正社員になれば、「それなりに稼いでるんでしょ」と思われるようになるため、なかなかこの恩恵にはもうあやかることができません。

 

6.お金がない苦労を経験することができる

若いうちにお金がない苦労を知っておくことは必ずしも悪いことではありません。

むしろ、お金がなければこんなにも大変なんだ、と一度どん底を味わっている人は、そこからお金に対する意識がいい意味で変わることが多いです。

フリーターでお金に余裕がある人はほんの一握り、ほぼいないでしょう。ですが、今のうちに低収入を経験してハングリー精神を鍛えておけば、それをバネにしていくことができます。

生活がギリギリであれば、「○○円以上は食費に使わない」、「電気代はこうやって節約する」など、自分の中で節約ルールが出来上がります。

フリーター生活は、限られた収入でいかにしてやりくりしていくかを学べるチャンスであるとも言えるのです!

 

7.良い意味でプライドを捨てられる

フリーターでいることで、周りから「すごいね、あの人!」などと尊敬の目で見られることはまずありません。むしろ正社員としてちゃんと働いていないことで、人から馬鹿にされることさえあるくらいです。

フリーターをしていると、いい意味でプライドを捨てられるのは大きなメリットと言えます。

プライドは非常に厄介なもの。プライドが邪魔をして仕事や恋愛、人生における様々なことがうまくいかなくなることはとても多いのです。

「人にどう思われようが、自分の決めた道を信じて進もう」と思えることはとても素晴らしいことです。

そしてフリーター時代に培った精神面の強さは、この先あなたがどのような道に進んでも必ず役に立つでしょう。

 

経験者が感じたフリーターの7大デメリット

ここからは、フリーターのデメリットについて見ていきましょう。フリーターでいることで、あなたの人生にどのような障害が生まれるのか、こちらも同じく正社員と比較しつつ解説していきますね。

 

1.お金がかかるイベントに参加しづらい

フリーターの収入ははっきり言って多くはありません。20代のフリーターは手取りが10万ちょっとであることが多いため、生活に余裕がないのが難点です。

生活していくのがやっとのフリーターは、誘いがあってもお金のかかるイベントには参加できないことが多くなります。

飲みの誘いがあれば、その都度残金を確認し「今月はちょっと厳しいから断ろう」など、お金がないことを理由に友達との付き合いも減ってしまうことがあるでしょう。

正社員になってすぐに収入が上がるわけではありませんが、月収と別に賞与がもらえたり、年々確実に給料が上がっていったりと収入面でのメリットは確実にあります。

正社員になれば、お金がないことで誘いを断ることは徐々に減っていくのが通例です。

 

2.様々なシーンで見下される

フリーターはメンタルが強くないとなかなか続けていけるものではありません。なぜなら「フリーターでいることで、周りからの見え方は悪く馬鹿にされることが多い」からです

20代前半ならそれほど周りの冷たい視線が気になることはありませんが、20代後半になると「そろそろ正社員になること考えたら?」と親や友達に言われることが増えてきます。

30代になってもなおアルバイトをしていれば、世間の風当たりはさらに厳しいものになります。同級生たちが皆正社員として就職していれば、だんだん話も合わなくなり飲みの誘いが減ってくるのもよくある話です。

このように、同じように毎日せっせと働いていても「所詮アルバイト」と周りから見下される点はフリーターのデメリットと言えますね。

 

3.婚期が遅れてしまう

フリーターのまま恋人との結婚話を進めようとすると、高い確率でぶつかる壁が「親から認めてもらえない」という障害です。

「娘がフリーターなんかと結婚したらあとが大変!」と親の猛反対に遭ってしまい、フリーターであることが原因で結婚できないケースは少なくありません。

正社員であれば、たとえ今の時点での収入が高くなくても、「これからもコツコツ真面目に働いてさえいれば将来は安泰」と思われるため、親から反対されることはほぼないでしょう。

フリーターでいることで婚期が大幅に遅れてしまう点もまた、フリーターのデメリットの一つですね。

 

4.もらえる年金が少なくなる

フリーターのほとんどは国民年金のみに加入しています。今のあなたはまだ年齢的に若いこともあり、将来受け取れる年金について考えることはあまりないかもしれません。

しかし、国民年金だけしか加入していなければ、65歳から受け取れる年金額は月にたったの65,000円!これでは心細いですよね。

正社員になれば、厚生年金に加入することになり、将来受け取れる年金額は国民年金+厚生年金と、大きな違いが生まれます。

フリーターでいることで、将来受け取れる年金が少なくなるのは、大きなデメリットと言えます。

フリーターの年金事情については、こちらで詳しく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね!

 

5.年齢が上がっても年収は上がらない

フリーターは長く続けることでメリットがない点が大きな特徴でもあります。中でも長く続けても収入が上がっていかない点は最大のデメリットとも言えます。

ここで、長く続けることでどのような変化があるかを正社員とフリーターで比較してみましょう。

正社員として長く勤務すると…
  • 給料が少しずつ確実に上がっていく
  • 年数が経つにつれて肩書きがつくなど「出世」できる可能性が上がる

これに引き換え、フリーターの場合は

フリーターとして長く勤務すると…
  • 給料はほとんど上がらない
  • 正社員として就職しにくくなる
  • 周りが年下ばかりになりバイト先の居心地が悪くなる

年収が上がらないだけでなく、フリーターを続けることで得られるのはデメリットばかりであることがよく分かりますよね。

フリーターと正社員の年収比較については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね!

 

6.社会的な信用がない

フリーターをしていると、社会的な信用がない点もデメリットの一つです。

社会的な信用という言葉は少し曖昧なので分かりやすくすると、「この人はきちんと生活していけるだけの経済力があり、安定している」と判断されることが社会的信用があるということです。

フリーターには正社員のように社会的な信用がないため、以下の点で不自由を感じることがあります。

  • クレジットカードを作ることができない
  • 賃貸契約ができない
  • 車のローンが組めない
  • 結婚するときに相手の親に反対される

これらは、フリーターが「不安定で、経済力がない人たち」と見られているために起こる問題です。

引越す際や車を購入する際に、毎回親に保証人になってもらわないといけないとなると、いつまでも自立できていないと思われても仕方がありません。

 

7.一番先にクビになる

フリーターは、クビを切られる可能性が常に一番高いという点もデメリットになります。

もしもアルバイト先の経営が思わしくなく、人件費削減のために誰かをクビにするとしたら、それは正社員ではなくアルバイトでしょう。

アルバイトとして働く勤務先を気に入っていて、何年もそこで働こうと思っていたとしても、それが叶うかどうかは分かりません。

アルバイトという雇用体系は、企業にとったは「使い捨て」にしやすいのです。

 

まとめ

今回の記事では、フリーターのメリットとデメリットを細かく解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。

きっとあなたにも思い当たることが多かったのではないかと思います。

フリーターとしてのメリットは、その「自由度」によるものがほとんどです。

しかし、縛られない自由な働き方ゆえに、その代償もそれなりに大きいのも確かですよね。

 

この記事で分かったこと
  • フリーターは時間的に余裕があり、好きなことに時間を使える
  • 正社員は時間的な自由を手放す代わりに、社会的信用や安定収入を得られる
  • フリーターは短期間で終わらせて、正社員になる道を考えるのが無難

 

フリーターを続けていくメリットがない点については、きっとすでにご理解いただいているかと思います。

これからの人生をさらにレベルアップさせるためにも、そろそろあなたも正社員への道を考えてみられてはいかがでしょう。

 



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