高卒で就職する場合、大卒に比べて仕事が見つからないのではないかと不安に感じる人も多いかもしれません。
しかし、実際には多くの高卒者が就職先を見つけて社会人デビューを果たしています。高卒だから就職が見つからないということではありません。
高卒の就職先には特徴があります。
この記事では、高卒が入りがちな就職先を紹介しつつ、高卒が目指すべきおすすめの業界について紹介します。
この記事を読むことで、
- 高卒者が多く就職している業界
- 高卒者におすすめの目指すべき就職先
について理解を深めることができます。
これから就職活動を始める高卒者にとって、とても役に立つ情報なので就職先を決める際に参考にしてくださいね!
高卒がよく入りがちな就職先ランキングTOP5
高卒者が実際に就職している業種にはどのようなものがあるのかを知っておくことで、「入りやすい」「就職先として目指しやすい」業種を理解することができます。
まずは、データを参考に、世の中の高卒者たちがどのような就職先を選んでいるのかを見ていきましょう。
令和2年のデータによると、高卒を対象にした求人数のTOP5は以下の順位になります。
- 製造業(求人数:138,258)
- 建設業(求人数:66,231)
- 卸売業・小売業(求人数:56,287)
- 運輸業・郵便業(求人数:32,356)
- 宿泊・飲食サービス業(求人数:25,825)
高卒で就職先を探す場合には、「高卒対象の求人」から選ぶ必要があります。
そのため、求人数の多い業種=高卒の就職先になりやすい業種と言えます。
ここでランキングTOP5に入っている職種の詳細について、それぞれ細かく解説していきます。
第1位:製造業
製造業とは、物を作り販売する産業全般を意味します。
経済産業省の定義では以下の通りです。
製造業
一般的に「 工業」と呼ばれているもので、定義としては下記の (1)、 (2)の両方の条件を備えている(事業所の)場合をいいます。
(1)主として新製品の製造加工を行う事業所。
(ここでいう” 新製品”とは、 ”再製品”でないという意味で、再製品とは一度市場に出回った製品を元の状態に戻した製品のことです。また、新製品とは必ずしも完成品だけを意味するものではなく、例えば、鋳放しのままの機械部品なども含まれます。)(2)製造加工した新製品を主として卸売する事業所。
※引用:経済産業省ホームページ
製造業の仕事の特徴をまとめると以下のポイントが挙げられます。
- 工場での肉体労働が多い
- 高卒と大卒とでは業務内容が異なることが多い
高卒は作業スタッフから、大卒は幹部候補生からのスタートなどの違いがある - 高卒でも出世してマネージャーなどへ昇格しやすい業種
製造業の求人は高卒も対象とされていることが多く、高卒者にとっては目指しやすい職種です。
第2位:建設業
建設業は実際に工事現場などで働く現場仕事のみではなく、設計や施工管理などの「肉体労働以外の仕事」も多くあるため、奥が深い業界です。
高卒で建設業に入ると、その多くは現場仕事につきますが、そこから現場のリーダーや現場監督になり、やがて現場を離れて管理をする側の立場になることも多いです。
建設業の仕事の特徴をまとめると、
- 体力仕事が多い
- 自分の仕事が形となり残るため成果が見えやすくやりがいがある
- 年齢を重ねると現場仕事は体力的に厳しくなる
- 建設系の国家資格を取得することで収入UPに繋げられる
高卒で建設業に就職したとしても、その後経験年数を積み国家資格を取得して高年収につなげている人も多いです。
建設業は高卒が入りやすく、さらに出世も目指せる業界であると言えます。
第3位:卸売業 / 小売業
卸売業と小売業は別の意味を持ちますが、業種として似ているためひとくくりにされることが多いです。
それぞれの意味は以下の通りとなります。
卸売業
卸売業とは,主として次の業務を行う事業所をいう。
(1) 小売業又は他の卸売業に商品を販売するもの
(2) 建設業,製造業,運輸業,飲食店,宿泊業,病院,学校,官公庁等の産業用使用者に商品を大量又は多額に販売するもの
(3) 主として業務用に使用される商品{事務用機械及び家具,病院,美容院,レストラン,ホテルなどの設備,産業用機械(農業用器具を除く),建設材料(木材,セメント,板ガラス,かわらなど)など}を販売するもの
(4) 製造業の会社が別の場所に経営している自己製品の卸売事業所(主として統括的管理的事務を行っている事業所を除く)
(5) 他の事業所のために商品の売買の代理行為を行い,又は仲立人として商品の売買のあっせんをするもの※引用:総務省統計局ホームページ
小売業
小売業とは、主として次の業務を行う事業所をいう。
(1) 個人用又は家庭用消費のために商品を販売するもの
(2) 産業用使用者に少量又は少額に商品を販売するもの
(小売業は普通その取り扱う主要商品によって分類される場合と,洋品雑貨店,小間物店,荒物店などのように通常の呼称によって分類される場合とがある。)※引用:総務省統計局ホームページ
すごく分かりやすく説明するならば、卸売業も小売業も商品を提供して代金を受け取る部分は同じですが、顧客が異なるということです。
卸売業は顧客が業者であり、小売業は消費者を顧客としてサービスを提供しています。
卸売業と小売業の仕事の特徴をまとめると以下のポイントが挙げられます。
- 接客や販売のスキルが求められる
- 売り上げ向上のための企画力や販促スキルが身につく
- 販売に限らず幅広い業務(店舗装飾や雑務などを含む)を経験できる
- 高卒出身者が多く活躍しており、成果次第で学歴にかかわらず出世しやすい
小売業では消費者との直接のやりとり、卸売業では企業とのやりとりとなるため、仕事内容は同じでも活躍の場が全く異なります。
求人数も多く、高卒が成り上がっていきやすい業種です。
第4位:運輸業 / 郵便業
運輸業・郵便業は、鉄道や自動車などによる旅客や貨物の運送、郵便配達などを行う業種を意味します。
郵便業は郵便配達など身近に感じるものであるためイメージがしやすいものの運輸業については少しイメージがつきにくいかもしれません。
運輸業をもっと細かく分類すると以下のようになります。
- 鉄道業
- 道路旅客運送業
- 道路貨物運送業
- 水運業
- 航空運輸業
- 倉庫業
これら全てをひとくくりにして運輸業と呼びます。
運輸業・郵便業の仕事の特徴をまとめると以下のポイントが挙げられます。
- 体力仕事がメインとなる
- 営業職や管理職などもあるが高卒は主に荷役(貨物の積み下ろし作業)を担当することが多い
- 運送用具を使う技術や操縦免許を取得することで転職時に有利になる
- ドライバーなどの人手不足もあり、就職自体は比較的受け入れられやすい
高卒でも入りやすい就職先である運輸業・郵便業ですが、高卒者は特に体力仕事を課せられることが多く、仕事自体はハードだと考えておいた方がいいでしょう。
第5位:宿泊業 / 飲食サービス業
宿泊業や飲食サービス業は比較的イメージしやすい就職先でしょう。
その名の通り、宿泊に関わる「ホテルや旅館」などの宿泊施設に勤務する宿泊業と、レストランなどに勤務する飲食サービス業は、学歴を問われにくい業種の代表格でもあります。
宿泊業や飲食サービス業の仕事の特徴をまとめると以下のポイントが挙げられます。
- 残業や休日出勤が比較的多い
- シフト制がほとんどで休日や勤務時間が常に不定
- 学歴は出世に影響しにくいため高卒者が出世しやすい
- 体調管理が難しく激務なため離職率が高い
宿泊業や飲食サービス業の離職率については、厚生労働省調べ「新規学卒就職者の産業別就職後3年以内離職率のうち離職率の高い上位5産業」のデータによると第1位となっています。
▼宿泊業・飲食サービス業の離職率(就職後3年以内)
高卒 | 大卒 | |
離職率 | 62.9% | 50.4% |
※参照:新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)
高卒で宿泊業・飲食サービス業に就職した人のうち、なんと6割以上が3年以内に離職しているのです。
高卒が活躍しやすい就職先である宿泊業・飲食サービス業ですが、「続けにくい環境」であるケースも多く、長く続けられない人が多いのが特徴でもあります。
高卒が頭に入れるべき就職先5選
高卒で就職する際に、どのような就職先を選べば良いかで悩んでしまう人はきっと多いのではないでしょうか。
先ほど紹介したのは、「高卒が選びがちな就職先」です。
ここから先は、「高卒が選ぶべき就職先」について考えていきましょう。
高卒の就職先として選ぶべきは、以下の3つの条件を兼ね備えているところです。
- お給料が良い
- 将来性がある
- 高卒でも規模の大きな企業を狙いやすい
さて、この3つに当てはまるのは一体どの業種なのでしょう。
この章では、この3つの条件に当てはまる5つの就職先を、それぞれの特徴と合わせて紹介していきます。
1.IT業界
IT業界は給与面・将来性・大企業を目指せる可能性の3つ全てにおいて、最も適した業界です。
IT業界には、
- インターネット・WEB業界
(企業のサイトやインターネット広告、SNS広告などのサービス提供) - ソフトウェア業界
(WindowsやMacなどのOSやアプリ開発) - ハードウェア業界
(PCやキーボード、家電などのハード製品の企画から販売)
など幅広い業務内容があります。
キャリアアップした際に目指すことができる職種としては、
- システムエンジニア
- プログラマー
- ITコンサルタント
- IT営業
などがあり、同じIT業界でも職種のバリエーションが豊かであるため、業界内でさまざまな職種を経験しさらなるキャリアアップを果たすことが可能です。
IT業界を目指すにあたり代表的な必要スキルについては以下の通りです。
- コミュニケーションスキル
- 論理的思考
- プログラミングスキル
- マネジメントスキル
- 顧客対応スキル
IT業界と聞くと、もくもくと個人個人で業務にあたるイメージですが、実は連携プレーはとても重要です。
そのため、業務をこなす上で必要となるスキル以外にも、コミュニケーションスキルは必ず求められる重要なスキルとなるのです。
2.製造業界
製造業界は高卒が入りやすくかつ、出世の可能性も高い業界です。
高卒は大企業を目指すのが難しいところがありますが、製造業に関しては大企業でも高卒の採用枠を用意していることが多いの魅力的ですね。
製造業界の特徴は、一般従業員からでもリーダーや主任、係長そして課長などのキャリアアップが目指せる点にあります。
製造業に就き、作業系の仕事からスタートした後にキャリアアップした際に目指すことができる職種としては、
- 品質管理
- 生産管理
- 技術開発
- 製造部のリーダー
などが挙げられます。
作業系のお仕事から、デスクワーク中心の管理や開発に携わる仕事へのキャリアアップができれば、体にかかる負担も減り製造業で長く勤務しやすくなるメリットもあります。
製造業を目指すにあたり必要なスキルについては以下の通りです。
- 製造業で使われる機材や材料などに関わる専門知識
- 危険物取扱者・フォークリフトなどの資格
これらの資格がなければ製造業が目指せないわけではありませんが、資格や知識があることで就職が有利になるため、身につけるに越したことはありません。
3.建設業界
建設業界は高卒が高収入を狙うにあたり、検討する価値のある業界と言えます。
建設業界の特徴を語る上で外せないのが、仕事内容が肉体労働メインでハードであるということ。そのため、肉体労働が苦手な人にとっては就職先の候補から外したくなるのも納得です。
しかし、それでも建設業界をおすすめする理由としては、
- 施工計画や安全管理などのマネジメントメインの仕事もある
- 事務職や管理職は実質的な肉体労働を伴わない
- 給与水準が業界全体として高い
建設業の職種は、大きく肉体労働系の仕事と頭脳労働系の仕事に分けられます。
肉体労働系の仕事は主に現場仕事となるためイメージが沸きやすいものの、頭脳労働系の仕事に関しては何の職種があるか分からない人が多いことと思います。
頭脳系の仕事には、
- 建築設計
建物のイメージを図面に書き出す仕事 - 積算
発注者の要望に合わせて材料費・人件費などの予算を出す仕事 - 施工管理
工事の工程作成、図面通りに仕上がっているかの確認などを行うリーダー職
建設業界を目指すにあたり必要なスキルや資質については以下の通りです。
- コミュニケーションスキル
- ストレス耐性
- 体力
建設業界を目指す場合には、まず肉体労働に関わることが多いこともあり、体力と精神力は人並み以上に持ち合わせている必要があります。
さらに、チームワークが求められるためコミュニケーションスキルが求められるのは言うまでもありません。
4.不動産業界
不動産業界は、個人の住居からオフィスや商業施設などのさまざまな土地や建物を取り扱う仕事です。
業務内容は多岐にわたり、業界内でもさまざまな会社に分類できます。
例えば、不動産業界には一例として以下の会社があります。
- 不動産開発・販売事業会社
土地を取得して建物を建設し販売もしくは賃貸する事業を主に担う - 不動産賃貸事業会社
個人や企業に向けて賃貸マンションやオフィスビルの貸し出しを行う - 不動産管理事業会社
マンションなどの建物を所有者の委託を受けて管理するメンテナンスを担う - 不動産投資事業会社
不動産が生み出す収益を証券化して投資するビジネスを担う
仕事内容の幅が広く不動産に関わる多くの知識を身につけることができるのが不動産業界で働くメリット。
実力主義の会社が多く、学歴や勤続年数に関わらず成果を上げればそれに見合った評価をしてもらえるためやりがいがあります。
不動産業界を目指すにあたり必要なスキルについては以下の通りです。
- メンタルコントロールスキル
- 営業力
- コミュニケーションスキル
- 管理業務主任者資格
- 宅地建物取引士資格
- 不動産鑑定士資格
資格に関しては、「あれば有利」であり、必須ではない場合も多いです。高額な不動産売買に関わる不動産営業は、特にストレス耐性が求められると言われています。
5.宿泊業
宿泊業もまた、高卒が入りやすく高卒でも大卒に負けずに出世しやすい業界の一つです。
宿泊業界の特徴は、学歴をあまり重視しない業界であるために、高卒でも大企業就職を目指しやすい点にあります。
仕事内容はハードで、勤務時間やスケジュールが不規則なため体調管理が難しい点は否めませんが、逆に言えば非常にやりがいのある仕事であるとも言えます。
キャリアアップした際に目指すことができる職種としては、
- ホテルや旅館のゼネラルマネージャーや支配人
- 旅行業に転職
- コンシェルジュやソムリエなどの専門分野におけるスペシャリスト
などが挙げられます。
宿泊業を目指すにあたり必要なスキルについては以下の通りです。
- 顧客対応スキル
- 語学力(主に英語、TOEICなどが一般的)
- 顧客満足度を上げるための観察能力や広い視野
宿泊業は実際に働きながらスキルを身につけていく部分が多いため、就職する際に求められるスキルは多くありません。
しかし、語学力があることはメリットになりますし、丁寧な言葉遣いや美しい所作ができる人ほど面接の際に与える印象はよくなります。
高卒で就職するメリット
高卒で就職するメリットはいくつもあります。進学を選んでも選ばなくても後悔しないよう、まずは高卒で就職するメリットを把握しましょう。
大卒よりも早く自立できる
社会人として周りより早く自立できることは、高卒で就職する大きなメリットの1つ。進学する人に比べ、早くから社会人経験を積むことができます。10代から自分の力で稼いだお金で生活費をまかなったり、趣味や好きなことにお金を使ったり生活していくことで、若いうちから自立することができるでしょう。
同年代より早く社会人経験を積める
大学へ進学した人が就職するのは、高卒で働き出した人の4年後です。高卒で就職した人なら4年後は、さまざまな仕事を経て社会人として大きく成長しているでしょう。同年代と比較して早い時期から社会人の経験を積めるため、実力を身に付けられるのは高卒就職ならでは。
実力・経験値を活かして早く出世・転職しやすい
社会人になると、学歴ではなくどれだけの結果を出したかという実績が重要になります。高卒で早く社会に出ることで、さまざまな経験をし実力を身に付けておけば、早く出世できたりより良い企業に転職する可能性が高まるでしょう。
学費がかからない
文部科学省が発表した2021年度学生納付金調査結果によると、地域内の学生が初年度に納付する金額は、国公立の場合、平均約70万円~80万円、地域外の学生だと約90万円~100万円。私立大学の場合、これらの倍以上、支払う大学もあります。
進学した学生の中には国から奨学金を借りたり、アルバイトで稼いだお金を学費にあてる人もいますが、学業との両立が難しくギリギリの生活を余儀なくされることもあります。高卒で就職すると、こうした費用を心配することなく、安定した収入を得ることができるでしょう。
参考:公立大学基礎データ
高卒で就職するデメリット
次に高卒で就職するデメリットも見ていきましょう。メリットはもちろん、デメリットも理解してよりよい就職活動にしましょう。
同年代よりプライベートな時間が少ない
高卒で就職すると、進学した学生に比べて自由な時間が少なくなることも理解しておく必要があります。進学した学生は季節ごとに長期休暇があることで旅行や自分が好きなことに時間を費やすことができます。ですが、働いていると学生ほどの長期休暇や自由な時間を確保するのは難しくなるでしょう。
大卒求人にエントリーできない
学歴が理由で就ける仕事が限られてくることはデメリットの1つです。転職したいと思ったときに、応募要件に大卒とある求人にはエントリーしても書類選考の段階で不合格になってしまうでしょう。このように、高卒という学歴では、応募できる仕事の選択肢が狭くなることは理解しておく必要があります。
参考:高卒が就職しやすい業界・職種リスト公開!高卒のメリット・デメリットから就活の進め方まで徹底解説
平均の初任給が大卒より低い
厚生労働省の調査によると、学歴別の初任給は以下の通りとなっています(男女計)。令和元年の初任給を学歴別にみると、男女計では全ての学歴で前年を上回っています。
大学卒 210,200円
高専・短大卒 183,900円
高校卒 167,400円
参考:令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況:1 学歴別にみた初任給
実績や結果に応じて報酬が得られる営業職などにつくと、これよりも多く稼ぐことは可能です。ですが、スタートでは高卒の給与が1番低くなってしまうことを理解しておく必要があります。
平均の生涯年収が大卒より低い
独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した統計によると、高卒の賛成の生涯賃金は2億5,880万円、大卒は3億3,030万円です。高卒と大卒とでは、約7,000万円の差があります。あくまで平均的な数値のため、必ずしも当てはまるとは言えませんが、学歴によって収入に差が生まれてしまうことは現実です。
参考:ユースフル労働統計 2021 労働統計加工指標集
高卒でも就職先に困らない対策
高卒での就職先選びを失敗せずに進めるには、何に気をつければ良いのでしょう。
この章では、高卒で就職先を考えるにあたり重要となるポイントを3点紹介します。
この3点をおさえていれば、あなたが就職先を選ぶ際に悩んだり迷ったりと困ることはありませんよ。
将来的にやりたい仕事を軸に考える
あなたがこの先就職先として選ぶ業種自体が、あなたが将来的にやりたいと思っている仕事に繋がっていることはとても重要なポイントとなります。
例えば、将来的にIT企業でSEとして働きたいのに、今一旦宿泊・サービス業を就職先として選んでしまったら、その後IT企業に転職する際に有利になるとは考えにくいですよね。
つまり、「就職先=将来的にやりたい仕事と何かしらの関わりがある」と考える必要があります。
将来的にやりたい仕事と現状検討している就職先がリンクしているかどうかは、以下のように考えることで見えてきます。
- 将来やりたい仕事に就くために必要なスキルは何かを知る
- 今検討している就職先で得られる予定のスキルは何かを考える
- ①と②のスキルがマッチしているかどうかを判断する
この手順で考えることで、あなたの検討中の就職先が、あなたが将来的にやってみたいと考えている仕事に直結するかどうかは簡単に判断することができます。
これを考えずに今の時点で安易に就職先を決めると、転職するときにも結局「やってみたい仕事」を選ぶことができず、いつまでも遠回りをし続けることになってしまいます。
将来やりたい仕事に必要なスキルを知る
将来やりたい仕事のイメージがまとまったら、その仕事に就くために何のスキルが必要なのかを知っておくことが肝心です。
必要なスキルは職種によって様々です。
例えば、
- 営業職に就きたい!
(コミュニケーション能力・ヒアリング能力などが必要) - プログラマーになりたい!
(プログラミング言語知識・コミュニケーション能力などが必要)
というように、目指す職種によって必要なスキルが必ずあるものです。
これを正確に把握した上で、そのスキルを取得できる就職先を選ぶことができれば、その後の転職であなたが憧れていた「やりたい職種」にスムーズに移行することが可能になります。
職種ごとに必要なスキルを知りたいけれど、その調べ方が分からないという方には、ぜひリバラボインターンシップの無料カウンセリングを受けてみられることをおすすめします!
必要なスキルが身に付く環境を選ぶ
あなたがやりたい仕事に何のスキルが必要なのかがはっきりと理解できたら、ここからは必要スキルを実際に身につける方法を考えていく必要があります。
スキルを身につけるには、スキルが身につく環境が必要です。
必要スキルが分かっても、そのスキルを身につけることができる就職先を見つけることは簡単ではありません。
なぜなら、必要スキルを身につけることを最優先して就職先を探したとしても、その就職先に運良く就職が決まるとは限らないからです。
必要スキルを確実に身につけたいあなたにぜひおすすめしたいのが、リバラボインターンシップです。
インターンシップとは、企業でインターンとして働きながらスキルや実績を身につける制度のこと。
リバラボインターンシップは学歴にハンデを抱える方を対象に、リバラボで働きながら高収入を稼ぎ、スキルと実績を身につけて、優良企業に逆転転職できるサービスです。
リバラボでは、地方からも上京してくる方も少なくないので、おしゃれな社宅も完備しており、東京での生活に不安を抱えている方でも問題なく利用できます。
スキルを確実に身につけ、目指している業種への逆転転職にチャレンジできるリバラボインターンシップについては、こちらをご覧ください。
高卒で就職する前にやりたいことを見極めましょう
高卒で社会に出るにあたり、就職先を選ぶのは非常に大切なこと。
今選ぶ就職先で何のスキルや実績が身につくのか、そしてそのスキルや実績があなたが本当に「将来的にやりたい仕事」のためになるのかを正確に見極めましょう。
高卒が就職しがちな職種と、高卒が就職先として検討してみるべき職種は異なります。
これから就職先について考えるなら、今回紹介した「高卒が就職先として頭に入れておくべき就職先」で紹介した職種の中から候補を探してみられることをおすすめします。
高卒で、就職先を探し将来的にやりたい職種に就くための流れとしては以下の通りとなります。
- 将来的に何の仕事に就きたいのかを考える
- 将来的に就きたい仕事に何のスキルが必要なのか知る
- 必要なスキルを身につける(就職もしくはインターン利用)
- その後の転職で目指している職種にチャレンジ!
高卒でも夢を叶えて大きな成功を収めている人は数多くいます。
あなたもその一員になるべく、今から行動を起こしましょう!