MBTI診断とは?16タイプの特徴や受けるメリット・診断方法を解説

「MBTI診断とはよく聞くけど、どんなテストかわからない」「テストを受けてみたけど、活かし方に自信がない」という方は少なくありません。MBTI診断とは性格傾向がわかるテストであり、自分の強みややる気の源、成長の仕方などがわかります。MBTI診断を効果的に活用し、就職や転職に役立ててみてはいかがでしょうか。

この記事では、MBTI診断の基本的な概念や16タイプの特徴、診断方法などについて解説します。

MBTI診断(16パーソナリティ)の基本概念や歴史

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MBTI診断(16パーソナリティ)とは、16のタイプの中から自分の傾向がわかる性格検査です。MBTI診断を自己分析に活用し、人間関係の理解やよりよい職業選択のきっかけにしましょう。

参考:16Personalities「無料性格診断テスト」

MBTIの基本的な概念

MBTI診断で用いられる各パーソナリティの心理構成は、以下の4つの項目から説明できます。

各パーソナリティの心理構成
外向型(E) 心のエネルギーの方向 内向型(I)
感覚型(S) 情報の取り方 直感型(N)
思考型(T) 判断の仕方 感情型(F)
判断型(J) 外界への接し方 知覚型(P)

 

MBTI診断は「心のエネルギーの方向」「情報の取り方」「判断の仕方」「外界への接し方」の4つの項目について、どのような傾向があるかでパーソナリティが決まります。

たとえば、心のエネルギーの方向が外向型(Extraverted)、情報の取り方が直観型(Intuitive)、判断の仕方が感情型 (Feeling)、外界への接し方が知覚型(Perceiving)の人の場合、パーソナリティは広報運動家型(ENFP)との診断となります。

なお、上記4つの項目の解釈は以下のとおりです。

心のエネルギーの方向:日常で考え事をする際の傾向
外向型(E) 他者に話しながら思考を整理したい
内向型(I) 自身の考えを口に出したがらない

 

情報の取り方:見る、聞く、味わう、嗅ぐ、触るの五感の感じ方
感覚型(S) リンゴを見たときに「赤くて丸い、手のひらほどのサイズ」と見たままの情報を捉える
直感型(N) 「農家、アップルパイ、青虫」のように、無意識的に既存の情報から可能性や関連性を見出す

 

判断の仕方:論理的か感情的か
思考型(T) 自分と対象に距離を置いて論理的に考える
感情型(F) 自身を基準にした場合どう感じるかで考える

 

外界への接し方:行動の仕方
判断型(J) スケジュールに沿った行動を好む
知覚型(P) 行き当たりばったりに強く変化を好む

 

参考:J-STAGE「性格の違いをとらえた教育活動」

MBTIの歴史と理論

MBTI診断は、心理学者ユングが提供した心理学的類型論をベースとし、キャサリン・ブリッグスとイザベル・マイヤーズ親子が開発したテストです。自分自身を知る性格検査として、日本には2000年に園田由紀氏により導入されました。近頃ではインターネットサイトで無料診断できることもあり、世界中の多くの人々がテストを受けています。

 

MBTI診断(16パーソナリティ)は、性格の良し悪しや得意不得意を知るだけでなく、診断結果を活用し自己理解を深められるテストです。心のエネルギーの方向や人との関わり方の傾向を理解すると、仕事やチーム活動での自分のあり方がわかります。

MBTIで明らかになる16の性格タイプ

MBTI診断の16の性格タイプには、どのような特徴があるのか気になるところです。それぞれのパーソナリティの主な性格や向いている職業を知り、特徴を理解しましょう。

建築家型(INTJ)

建築家型(INTJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 自信がある
  • スキルを多く持っている
  • 戦略的

 

弱み

  • 独断的
  • 分析しすぎる

 

戦略的思考を好み、複雑な問題でも冷静に解決策を導き出すタイプです。自己の能力に自信を持っているため、大胆かつ革新的なアプローチであっても積極的に取り入れます。ただし、独断的な側面が周囲を驚かせる場合もあるため、他者視点の獲得を行いバランスをとるのがオススメです。

また、建築家型(INTJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • 監督
  • プロダクトマネージャー
  • フォトグラファー
  • 経理

組織化能力や計画的なアプローチにより、上記の職業でプロジェクトをスムーズに進行できるはずです。品質にもこだわる気質のため、フォトグラファーや経理としての活躍も期待できるでしょう。

参考:建築家型(INTJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

論理学者型(INTP)

論理学者型(INTP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 情熱的
  • 客観的
  • 誠実で率直

 

弱み

  • 我が強い
  • 感情を抑え込む

 

自分の興味や信念に情熱を持ちつつも、客観的なデータに基づいて思考する冷静な人物です。仕事や対人関係においては誠実さを大事にしており、他者にも自分に対して同じように接してもらうことを望みます。ただし、他者の意見を受け入れにくい側面があるため、周囲とのコミュニケーション方法を工夫し柔軟性を持たせる努力が必要です。

また、論理学者型(INTP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • 建築士
  • プログラマー
  • 鑑識官
  • テクニカルライター

分析的思考と、客観的なアプローチを活かせる職業に向いています。建築士やプログラマーとして、細かい部分への注意や全体を俯瞰する際に、注意力を活かせるでしょう。鑑識官やテクニカルライターは高い専門性が必要となる仕事ですが、情熱的なスペシャリストとして活躍する可能性があります。

参考:論理学者型(INTP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

指揮官型(ENTJ)

指揮官型(ENTJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 意志が強い
  • 天性のリーダーシップ性
  • 計画的

 

弱み

  • 短気
  • 支配的

 

自信に満ちた存在感を放つ、天性のリーダータイプです。複雑な問題を解決するスキルに秀でており、メンバーや部下から広く慕われています。ただし、自分の考えを押し通し周囲と衝突する場合もあるため、コミュニケーション方法を工夫しバランスをとるのがオススメです。

また、指揮官型(ENTJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • プロジェクトマネージャー
  • セミナー講師
  • 医療分野(医師、看護師、薬剤師など)
  • 監査業務

チームを効率的に率いる能力は、プロジェクトマネージャーとして大規模なプロジェクトを運営する際に役立ちます。また、リーダーとしての影響力は、大衆にメッセージを訴えかけるセミナー講師としても活かせるでしょう。なお、高い集中力と倫理観を持ち合わせているため、医療分野や監査業務での活躍も可能です。

参考:指揮官型(ENTJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

討論者型(ENTP)

討論者型(ENTP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 起業家精神
  • 表現力が豊か
  • 機転が利く

 

弱み

  • 計画性がない
  • 自信過剰

 

常に新たなアイデアを模索する、クリエイティブで革新的なタイプです。型にはまらないフレキシブルな思考力を持ち、難しい課題に対しても仕組みを理解しながら解決に導きます。ただし、計画性がなく自信過剰な面があるため、スケジュール管理が得意な人からのサポートやツールの活用によりバランスをとるのがオススメです。

また、討論者型(ENTP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • ソフトウェア開発
  • 映画プロデューサー
  • 弁護士
  • 建築士

ソフトウェア開発や映画プロデューサー、弁護士のような仕事は、新たなアイデアを検証できる職業です。湧き出る好奇心を刺激しつつ、自身の知性を試す経験ができるでしょう。なお、自立心の高いENTPは、起業家やフリーランスとして個人で活動するスタイルにも向いています。

参考:討論者型(ENTP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

提唱者型(INFJ)

提唱者型(INFJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 協力的
  • 共感力が高い
  • 忍耐強い

 

弱み

  • 引っ込み思案
  • 服従的

 

穏やかに見えつつも、内なる情熱とたくましい精神を持つ人物です。親しい他者とのつながりを重視し、相手をサポートするタイミングを伺っています。ただし、引っ込み思案で他者の意見に流されることがあるため、コミュニケーションや思考方法を習得しバランスをとるのがオススメです。

また、提唱者型(INFJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • カウンセラー
  • 非営利団体
  • ウェブライター
  • 科学者
  • 司書

カウンセラーや非営利団体は、社会的な問題や人の悩みに対して自ら働きかける職業です。人に対して誠実で、状況をよりよくしていくことが好きなINFJにとって、深いやりがいを感じられる可能性があります。また、ウェブライターや科学者、司書は、一人での静かな思考を好むINFJに向いている職業です。

参考:提唱者型(INFJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

仲介者型(INFP)

仲介者型(INFP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 探究心がある
  • クリエイティブ
  • 親切

 

弱み

  • 受け身になりがち
  • 型破り

 

仲介者型(INFP)は、新しいアイデアや概念に深い関心を持つ、クリエイティブ性に秀でたタイプです。繊細な感受性は、他者を深く思いやり、相手のために行動する原動力となります。ただし、自分の世界に深く入り込み、他者との折り合いがつかない場合があるため、親しい人への自己開示を定期的に行いバランスを取るのがオススメです。

また、仲介者型(INFP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • アニメーター
  • 設計士
  • 通訳・翻訳
  • 学芸員

創造的な表現や人間の感情に深く関わる仕事において、特に優れた能力を発揮します。共感度の高さを活かし、アニメーターや設計士として顧客の要望を忠実に落とし込めるでしょう。なお、異文化や歴史に深い興味を示すINFPは、通訳や翻訳、学芸員などにおいても活躍する可能性があります。

参考:仲介者型(INFP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

主人公型(ENFJ)

主人公型(ENFJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • カリスマ性
  • 利他主義
  • リーダーシップ

 

弱み

  • 神経質
  • 自尊心がぶれやすい

 

人望が厚く、リーダーを任されることの多いカリスマタイプです。チームをよくしようという意志が強く、他者の能力発揮に携われることに喜びを感じます。ただし、神経質で自尊心がぶれやすい側面があるので、客観視のスキルを身につけて自己成長を図るのがオススメです。

また、主人公型(ENFJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • スクールカウンセラー
  • 教師
  • セールスマネージャー
  • 広報代理店の制作

共感力の高いENFJは、スクールカウンセラーや教師のような人と深く関わる仕事に向いています。また、人のニーズを理解する力にも長けているので、セールスマネージャーや広告代理店での制作でも力を発揮できるでしょう。

参考:主人公型(ENFJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

広報運動家型(ENFP)

広報運動家型(ENFP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 好奇心旺盛
  • コミュニケーション能力に優れている
  • 周囲から人気がある

 

弱み

  • 実践スキル不足
  • 一つのことに集中できない

 

人とのコミュニケーションが好きな、アグレッシブなタイプです。普通では巡り会えないようなチャンスでも、自らの行動力で掴み成長していきます。ただし、人間関係が広い分ストレスを感じやすい側面もあるため、自分の時間を作りながら解決に導くのがオススメです。

また、広報運動家型(ENFP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • 芸術系(作家、音楽家、グラフィックデザイナー)
  • 起業家
  • カスタマーサポート
  • 教員
  • ケースワーカー

新しいアイデアを出すことが得意なので、クリエイティブ系の仕事や起業家として力を発揮します。また、外交的なため大勢の人と接するカスタマーサポートや、マネージャー職なども苦ではありません。社会貢献への意識が強く、教員やケースワーカーなどにも向いています。

参考:広報運動家型(ENFP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

管理者型(ISTJ)

管理者型(ISTJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 穏やか
  • 解決思考
  • 実践的

 

弱み

  • リスクや変化が苦手
  • 無神経

 

物事をストレートに考えるのが得意な、落ち着きのある論理派タイプです。達成したい目標がある場合、最も合理的な方法でクリアしようと考えるため行動に無駄がありません。ただし、コントロールができないものや白黒つけられない問題に関しては、一人で悩まず周囲の人を頼りながら解決に導くのがオススメです。

また、管理者型(ISTJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • データアナリスト
  • 弁護士
  • 医師
  • 銀行員
  • 経理・財務

細かい作業やデータの取り扱いを好むため、専門技術を求められる仕事に向いています。几帳面で細かい部分にまで気を配れるので、責任重大な状況でも難なくパフォーマンスを発揮できるでしょう。なお、ルールや規範を好むため、検査官や品質調査など、管理が伴う業務をオールマイティにこなせる存在です。

参考:管理者型(ISTJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

擁護者型(ISFJ)

擁護者型(ISFJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 信頼感がある
  • 人間観察が得意
  • 真面目で努力家

 

弱み

  • 頑張りすぎてしまう
  • 自己主張が苦手

 

他者への思いやりが強く、決めたことを最後まで貫く情熱的なタイプです。圧倒的な集中力の持ち主で、資格やスキルなど手にしたいと思うものを難なく習得します。ただし、頑張りすぎる性格からストレスを感じやすい側面もあるため、自分だけの決めごとを作ったり頼れる人に相談したりしながら解決に導くのがオススメです。

また、擁護者型(ISFJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • 学芸員
  • IT管理者
  • 教員
  • テクニカルサポート
  • アカウントマネージャー

一人での作業が苦ではなく細やかな視点で仕事ができるISFJは、学芸員やIT管理者、テクニカルサポートのような職業での活躍が可能です。また、教員やアカウントマネージャーのような仕事は、他者の反応を見ながら適度な軌道修正が求められます。他者のニーズに敏感なISFJが取り組むと、保護者やクライアントから人気が高い人材となれるでしょう。

参考:擁護者型(ISFJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

幹部型(ESTJ)

幹部型(ESTJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • スケジューリングが得意
  • 整理整頓ができる
  • 信頼感がある

 

弱み

  • 融通が利かない
  • 批判的

 

幹部型(ESTJ)は、計画性や面倒見のよさから天性のリーダータイプと評される人物です。チーム運営のアイデアもよく思い浮かび、周囲からはコミュニティになくてはならない存在と思われています。ただし、自己や他者に厳しすぎる側面があるため、時間に余裕を持ったり信頼できる人からサポートを受けたりしながらバランスをとるのがオススメです。

また、幹部型(ESTJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • CEO(最高経営責任者)
  • コーチ
  • ホテル支配人
  • 裁判官
  • 財務

エネルギッシュなESTJには、CEOやコーチのような成果を求められる仕事での活躍が可能です。また、すでに決まっているルールを自在に操るのが得意なので、財務や裁判官、ホテル支配人など、構造化された仕事でも活躍できます。

参考:幹部型(ESTJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

領事官型(ESFJ)

領事官型(ESFJ)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 共感力が高い
  • 計画性がある
  • 自信があり実践的

 

弱み

  • 対立が苦手
  • 承認欲求が強い

 

周囲によく気配りができるうえ、気になることには果敢にチャレンジする快活なタイプです。周囲からの信頼を集め、新しいことを始める際には多くの人から応援を受けます。ただし、人からの批判を気にしやすい傾向にあるので、関わる人を選んだり考え方を工夫したりしながら解決に導くのがオススメです。

また、領事官型(ESFJ)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • デザイナー
  • 編集者
  • 人事担当
  • 心理カウンセラー

几帳面な側面があるESFJは、デザイナーや編集者のような細かい部分に気を配る仕事に向いています。また、人事担当や心理カウンセラーのような、人との深い関わりが求められる仕事でも活躍が可能です。ESTJの社交的で純粋な姿勢は、関わる人の気持ちをほぐし率直な心情を引き出します。

参考:領事官型(ESFJ)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

巨匠型(ISTP)

巨匠型(ISTP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 自立心が強い
  • 楽観的
  • 多角的な視点を持つ

 

弱み

  • 用心深い
  • 社交性にかける

 

巨匠型(ISTP)は、落ち着いた見かけとは裏腹に興味や関心のあることには果敢に挑戦するタイプです。マイペースでリラックスした雰囲気から、ISTPの周囲の人も気を張らずにふるまえます。ただし、人との関わりに苦手意識を持つ場合は、自分が快適だと感じる範囲内で他者との交流を楽しむのがオススメです。

また、巨匠型(ISTP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • エンジニア
  • 技術者(飛行機、電気システム、空調機械)
  • 検査官
  • 鑑識官

分析力が高いため、複雑なシステムの理解が求められるエンジニアや、技術者として力を発揮します。また、検査官に求められるルールの暗記や、鑑識官に必要な多角的な視点での考察は、ISTPの得意分野です。

参考:巨匠型(ISTP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

冒険家型(ISFP)

冒険家型(ISFP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 魅力的
  • 想像力豊か
  • 好奇心旺盛

 

弱み

  • ストレスを感じやすい
  • 数値化されたスキルを求められる環境が苦手
  • 長期的な計画が苦手

 

好奇心旺盛かつクリエイティブで、自身の世界観を生きる魅力的なタイプです。他者にも偏見を持たないので、周囲の人々もリラックスして過ごせます。ただし、単調な作業は気が乗らず後回しになることも少なくないため、便利なツールを使用し自分の時間を作るのがオススメです。

また、冒険家型(ISFP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • 芸術系(作家、音楽家、グラフィックデザイナー)
  • シェフ
  • 科学者
  • 作業療法士
  • マーケター

クリエイティブな発想力を持つISFPは、アート分野やシェフのような仕事で活躍が可能です。また、科学者や作業療法士のような多角的視点を求められる仕事にも向いています。なお、人の考えを敏感に察する力は、特定のターゲットに向けて発信するマーケターのような仕事への応用が可能です。

参考:冒険家型(ISFP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

起業家型(ESTP)

起業家型(ESTP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • 感覚が鋭い
  • 実践的
  • クリエイティブ

 

弱み

  • 衝動的
  • 短気

 

リスクを恐れず感覚の鋭さを武器に行動する、まさに経営者のようなタイプです。他者へのフォローも惜しげもなく行うので、周囲から厚い信頼を寄せられています。ただし、発想が大胆すぎると周囲に受け入れられない場合があるため、判断の前に一度冷静になる工夫をしてバランスをとるのがオススメです。

また、起業家型(ESTP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • ビジネス
  • 緊急対応(消防士、救急救命士、警察官)
  • クリエイティブディレクター
  • 建築プロジェクトマネージャー

リスクや予測不可能な事態にも動じないため、ビジネスのほかにも消防士や救急救命士、警察官のような緊急対応が求められる仕事での活躍が可能です。また、他者のユーモアセンスを受け入れることも得意なので、アート分野のディレクターポジションでも能力を発揮するでしょう。

参考:起業家型(ESTP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

エンターテイナー型(ESFP)

エンターテイナー型(ESFP)は、主に以下のような性格特徴を持ちます。

強み

  • クリエイティブ
  • いかなる状況でも前向き
  • 観察力が高い

 

弱み

  • 傷つきやすい
  • 長期的目標に集中できない

 

明るく楽しい雰囲気をまとう、まさにエンターテイナーのようなタイプです。楽観的に見えますが人のことをよく観察しており、空気を読んだ対応ができるため周囲から信頼されています。ただし、人との対立や長期目標の作成は苦手な傾向にあるので、課題を分解して処理するくせをつけるのがオススメです。

また、エンターテイナー型(ESFP)は以下のような職業に向いていると考えられます。

  • パフォーマー
  • 美容師
  • 営業
  • プランナー(イベント、旅行)

人を楽しませることが好きなESFPは、歌やお笑いなどを披露するパフォーマーとしての活躍が可能です。人のニーズを感じ取る注意力は、美容師や営業、プランナーなどの対人スキルが求められる仕事でも活かせます。持ち前の社交性により、顧客との長期的な信頼関係を築くエキスパートとして活躍できるでしょう。

参考:エンターテイナー型(ESFP)の適職とは?強みや弱みを活かす方法も解説|MBTI・16パーソナリティ

MBTI診断を受けるメリット

MBTI診断を受けるからには、結果を効果的に活用したいところです。MBTI診断を受けると、日常生活や仕事で活かせる理由を理解しましょう。

自分を客観的に見つめられる

MBTI診断を受けると、自身の性質を客観的な視点から見つめられるため、転職や就職の自己分析に役立てられます。就職活動で自分に向いている職業を探す際、性格特性の客観的な理解が必要です。しかし、自分を第三者の目から見てもらう機会は、日常になかなかないでしょう。

MBTI診断を利用すると、他者からの見え方や周囲と比較した自分の特性を把握できます。自分の性格タイプに基づいて、どのような職業や業界が適しているか、または避けるべきかを分析するのに有効です。自分に合った職業が見つかると、キャリアの方向性を明確に定められます。

強みや弱みがわかる

MBTI診断では、各パーソナリティごとに異なる強みや弱みを明らかにできます。優れている部分を伸ばせば、得意分野のさらなる成長につなげることが可能です。また、苦手とする部分をカバーする方法を知れば、今よりも社会で生きやすくなります。

MBTI診断を上手に活用すると、個人のポテンシャルや成長の可能性がある領域の特定が可能です。自身の特性を最大限活かせるような戦略を立てると、成果を挙げる速度が加速し満足感の高い社会人生活が実現できます。

人との関わり方がわかる

MBTI診断を受けると、他者との関わり方についても考察を深められます。周囲との関わり方について、他者のまねをしても同じような結果を得られなかったという経験がある人は少なくないでしょう。人との関わり方も各パーソナリティごとに特徴があり、コミュニケーションスタイルが異なるためです。

MBTI診断で自分の特性を知ると、他者との違いに気づくきっかけにもなります。他者との関わりにおける傾向を洞察すると、職場やチーム内でのスムーズな関係構築が可能です。異なる性格タイプの人への理解も生まれ、社会での対人関係の円滑化を目指せます。

MBTI診断の日常での実践的活用

MBTI診断の活用の幅は、職業選択や性格特徴の理解だけにとどまりません。職場や個人生活での効果的な活かし方について、ヒントをご紹介します。

職場での活用

MBTI診断の結果は、職場での実践的な業務においても役立てられます。職場において、努力しているのにもかかわらず、思うように成果が出ないと感じる人は珍しくありません。多くの場合、努力の方向性が間違っていたり、ささいなことに気を取られたりして、成果が出にくいというパターンがほとんどです。強みと弱みは人によって異なるため、優れている部分を意識して伸ばすことでよい評価を得やすくなります。MBTI診断の結果を活用し自己分析に活かすと、仕事の成果や働きやすさにつながるでしょう。

個人生活での応用

MBTI診断は、個人生活において自己理解を深めたり、他者との違いを認識したりする場合にも活用できます。以下は、人によって異なる代表的な要素です。

  • 勉強の仕方
  • 興味関心の方向性
  • ものの見方
  • エネルギーややる気の源
  • 人間関係の保ち方

たとえば、広報運動家型(ENFP)は人との関わりでやる気を起こすのに対し、擁護者型(ISFJ)は一人の時間がエネルギーの源です。MBTI診断で得られた結果を考察すると、上記の傾向の理解がより深まります。自身の取り扱い説明書を作るような気持ちで、診断結果を洞察しましょう。

診断方法と回答のポイント

MBTI診断を受けるなら、より正確な結果を残せるような方法で行いたいものです。診断方法や回答のポイントを理解し、MBTI診断をより効果的に活用しましょう。

12分以内に93問に答える

MBTI診断には93問の質問が用意されており、12分以内で答えるようにします。したがって、1問ごとに約7秒ほどで回答しなければなりません。

MBTI診断は、パーソナリティをより正確に診断するために、多くの質問が用意されているテストです。制限時間が設定されているのは、実際に質問内容の状況に直面したときの判断力や思考力が問われているためと考えられます。サイト上にはタイマー機能がないため、各自で12分を計測し解き進めましょう。

直感的に中立を避けて答える

正確な診断結果を得るには、直感的に中立を避けて答えるようにします。MBTI診断では、1つの質問につき「同意する」「同意しない」の7段階の回答が用意されており、中立を選ぶことも可能です。しかし、中立を選びすぎるとパーソナリティを判断できる要素が少なくなり、正確な診断を得られません。

12分の制限時間を考慮しても、質問には直感的に正直な回答を心がけるほうがよいでしょう。

MBTI診断の注意点

MBTI診断はあくまでも統計上の結果なので、参考程度の利用にとどめましょう。客観的な性格理解に便利なMBTIですが、結果がすべての人に平等に当てはまるわけではありません。また、診断を受ける人のその日の気分や、置かれている状況によっても結果が異なります。結果が想定とは異なっても、活かせる情報やそうでない内容を取捨選択して自己分析を行うのがオススメです。

言い換えれば、定期的にMBTI診断を受けて結果の変化を考察することもできます。1年ごと、もしくは就職や転職など環境が大きく変わった際に診断すると、価値観の変化や成長度を測ることにもつながるでしょう。

MBTI診断による自己分析を就職や転職に活用しよう

MBTI診断(16パーソナリティ)を受けると、16のタイプの中から自分の性格傾向がわかります。性格を知るだけでなく、行動や思考パターンから自身に合う職業や人間関係の構築方法、勉強の仕方などの考察も可能です。

MBTI診断の結果を分析し、就職や転職時に有効活用しましょう。

また、当サイトでは、MBTI診断の各パーソナリティごとの解説記事を用意しています。当記事の内容よりもさらに詳しく考察しているので、診断を受けた人は自己分析に活用してください。

参考:オススメの転職エージェントと転職サイト9選を比較|自分に合った選び方も解説



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