最終学歴が中卒であることに対して漠然と「やばい」と感じている人は実際たくさんいます。
ですが、具体的に、何がどう「やばい」のか、掘り下げて考えてみたことがない人も多いのではないでしょうか。
今回は、どのような場合に中卒がやばいと感じるのか、世の中の意見を紹介します。そして、中卒の特徴や傾向を掴み、理解を深めていきましょう！
中卒がやばいと感じる瞬間10選 | 世の中の意見を参考にまとめました
「やっぱり中卒ってやばいな」と思う瞬間にはさまざまなものがあります。ここでは具体的に、中卒者たちが「中卒だとやばい」と感じた瞬間を厳選して10個にまとめて解説していきます。
どのようなときに中卒であることが良くないと実感し、やばいと危機感を感じたのかを見てみましょう。
就職先や職種の選択肢が少ない
自分は中卒です。 高校には、行ってはいたのですが半年で退学しました。そしていざ就職しようとすればどこも自分を受け入れてはくれませんでした。 今はスタンドのバイトをしながら就職口を探しています・・・
自分は中卒という肩書をあまり気にはしていませんが、 やはり社会は違います。最低でも高卒という肩書きだけでもないと 本当に就職口なんてありませんし、あったとしても雀の涙です。
中卒であることに対してやばいと思う瞬間として多いのが「就職先が見つからない」とき。
高卒でも厳しいと言われる中で、中卒となるとさらに狭き門になっています。
社会は「中卒」であるという理由だけで、その人の価値を見ようともしないことはとても多く、これが中卒者を悩ませてしまっています。
仕事の給与条件が厳しい
まず、中卒は落とされます 。いくらヤル気があっても向こうは 履歴書の資格と学歴でしか 自分の事は分からないからね。 結局少ない時給で今は飲食店です。 限られた時間しかない中同じ時間働いてお金の差がでます。 それが中卒と高卒の違いです。
※参考：キャスフィ学生コミュニティ「中卒の女子でできる仕事教えてください」掲示板より
中卒となると就職自体が難しいのは前述のとおりですが、さらには給与にまで影響を及ぼします。
高卒、大卒と同じように働いても「中卒である自分だけ給与が少ない」となるとどうしてもモチベーションが下がりがち。「やっぱり中卒ってやばいってことだよな…」と思う瞬間ですね。
資格取得に必要な学歴条件に達しないことがある
現在26歳の旋盤工（航空機の金属加工）です。 技術で今まで食ってきたのでさほど中卒と言う事を気にしてませんでした。 両肩から肘にかけて刺青も入ってます（職人として食う事を貫くため）
ですが最近、国家試験を受けようと考えたのですが、 中卒ではその試験を受ける事すらできないのです。
ですので通信制の学校に通い、高卒（それらと同等の知力）の資格をとってから、 国家試験を受ける、と言うような遠回りをする羽目になりました。 少し後悔してます。
中卒という学歴をどうにか挽回しようとするときに「資格取得」を考える人は少なくありません。
ただ、資格を取得するための条件の中に「高卒」がある場合には資格取得の権利さえ与えられないのです。
「中卒は資格取得にチャレンジさえさせてもらえないんだ…」と悲しい気持ちになってしまいますね。
就職先で出世しにくい
中卒で一番辛いのは 年下の人間にこき使われる事だと思う。 同世代のなかで、下っ端なのは我慢できても 年下にどんどん抜かれるのは辛いぞ。
中卒者でも就職先を見つけることは可能です。もちろん就職のしにくさはあるものの、多くの人が中卒後に社会に出て働いています。
しかしながら、中卒者は就職してもその後出世することがとても難しく、どんどん後輩に追い越されてしまったり、常に同期の中で自分が下っ端でいることに劣等感を感じるケースは少なくありません。
結婚で相手の親御さんに反対される可能性がある
就職だけでなく、恋愛や結婚でも不利になりますよ。 相手の親の立場になってみてください。
自分の娘や息子をわざわざ中卒者と一緒にさせますか？ 仕事もない時代に、中卒で、そんな不安定な一生を子供に送らせたいと思いますか？
学歴が結婚に直接結びつくイメージはないかもしれません。ですが、世の中にはこのように「中卒の人と我が子を結婚させたくない」と考える人も多く存在します。
学歴が中卒であることで、将来的に結婚さえ難しくなると思うと「中卒はそんなにやばいのか…」と悲しい気持ちになってしまいます。
中卒にまともなイメージがない
若い頃は、中卒でかなりバカにされ。あいつはバカと噂を流されたり、女の子にまでも変人扱いされ、世間から全く相手にされない状況でかなり辛い思いをしました。自営業をするようになって経済的にも良くなって、バカにされることも無くなりました。結婚もして娘も成人しました。僕の場合はﾊﾞﾌﾞﾙの全盛期で運が良かったと思います。今からの時代は学歴がないとかなり厳しいと思いますよ。
極端な例ではありますが、中卒であるがためにバカ扱い、変人扱いをされて世の中から差別を受けている人も実際にいます。
人それぞれに進むべき道を見つけて苦しい状況を打破しているケースは多いものの、そこには努力と精神的強さが必要になります。
「中卒＝まともじゃない」というイメージを固定観念として持っている人が実際にいるのです。「高校を出ていないだけでそこまで言われるのか」と思うかもしれませんが、それと同時に「中卒ってそんなにやばいんだ…」という気持ちにもなってしまいます。
学歴に絡む話題で自己肯定感が下がる
私も中卒ですが就職時には、何も無かったのに入ってから１週間ぐらい立った頃に中卒は人間のグズとか、ｷﾁｶﾞｲとか言われたり、精神科へ通えとか言われたりされましたよ。おまけに中卒なんて死ねば良いとも言われたりされましたよ。
世の中には肩書きだけで人を判断する偏見の強い人がいるものです。中卒者たちを「クズ」などと呼び、心ない暴言をぶつける人たちに悩まされ、辛い思いをしている中卒者は少なくありません。
また、このような扱いを受けているうちに、だんだんと自分の価値を自分で認められなくなり、「自分はダメな人間なのかもしれない」と自己否定をしてしまい、心を病んでしまう中卒者もいます。
中卒という学歴を諦める理由にしやすい
中卒です。前はこれでもいいと思ってました。でも、最近人生の夢ができたのですが、その夢を中卒という自分の学歴であきらめてしまいそうです。
中卒者の中には、「人間関係に嫌気が差した」、「勉強が苦手でやりたくない」などの理由で高校進学を諦めてしまった人たちがたくさんいます。その時の判断に後悔はなくても、後になって何か達成したい目標ができたときに、「中卒の自分にそんなことができるわけがないのかも」と不安になり諦めてしまうケースもあります。
一度諦めてしまった経験は、自分の挫折経験として深く心の中に根付いてしまい、それが原因で新しいチャレンジさえ諦めてしまいやすくなるのです。
勉強に対する苦手意識がある
中卒.高卒の低学歴って勉強から逃げたクズなんだから
努力してきた高学歴様の指示に従って
社会の底辺で這いつくばって生きていくしかない。
勉強から逃げて中学卒業後は仕事についたという方ももちろんいます。
その場合はやはり、大卒の方に比べて就学期間が短いため、勉強方法が分からないままに社会に出たからこそ、勉強への苦手意識があります。
中卒だから頭が悪いのではなく、自分に合った勉強方法を見つけるために必要な勉強時間をこなせてないわけです。
就職すると学生時代よりも勉強することが山ほど出てきます、出世したいなら普通の人よりももっと勉強が必要。
もし起業したいと考えているのなら、より自分自身で考えなければいけない機会が増えるのでさらに勉強する力が必要になってきます。
このように、自分に合った勉強方法をどれだけ早く見つけられるかで人生をコントロールできるかが決まってきます。
中卒で仲間意識を持ってしまう
中卒って世間からしたらだらしない奴、甘えてるなど言われますが、私の友達も中卒ばかりでもみんな世間から文句を言われながら一生懸命働いています。私の友達も中卒ばかりでもみんな世間から文句を言われながら一生懸命働いています。高卒の友達より社会に出るのが早いぶん背伸びをし生きていかなければならないんです。やっぱり、友達も少なくなります。 だけど私は生きるために頑張ります。
※参考：キャスフィ学生コミュニティ「高校中退」掲示板より
中卒者たちは必然的に高卒の友達を作りにくくなってしまい、同じ中卒の人たちと仲良くしてしまいがち。
これ自体が悪いことではありませんが、中卒者の中でも「どうせ中卒の俺らはやばいんだから、何やってもだめなんだ」と信じ込んでいるネガティブな思考の持ち主たちとばかり付き合うと、向上心を保つのが難しくなります。
これはデータ上の話になりますが、学歴が低いと諦めやネガティブ思考が増えてしまうという話もあります。
低学歴の集団の中でしかコミュニティを持たない人は、ポジティブな影響を受けにくい傾向にある事実があることは頭に入れておきましょう。（あくまでもデータ上の話です）
中卒でもこの投稿にあるように「世間の偏見に負けず頑張ろう！」と向上心を持つ人たちの中に身を置くことで、ポジティブな影響を受けることができ、強く前向きに生きることができるのです。
中卒だと学生時代のコミュニティーが中学以降作れないため、自分自身が身を置くべきだと考える環境は見極めなければいけません。
まとめ
中卒者たちが「中卒の自分ってやばいんじゃないか」と思う瞬間について、口コミを参考にまとめてみました。世間から「中卒＝だめな奴だ」という見られ方をすることも多く、だんだんと自分自身が中卒であることを悔やんだり恥じたりすることがあります。
しかし、中卒者の中には、逆境をバネにして中卒後に自分の進路を定め、そこに向かって進み成功を収めていく人もたくさんいます。
あきらめず、自分を信じて未来をポジティブに計画しましょう！きっと道は開けていくはずです。
