高卒におすすめ！正社員就職しやすい職種とは？

高卒で就職を希望している人のなかには、「やりたい仕事が見つからない」「自分に向いている仕事がわからない」という人もいるかもしれません。そこで今回は、高卒でも正社員として就職しやすい、おすすめの職種について解説していきます。

高卒が採用されやすい職種とは？

やりたい仕事や自分に向いていそうな仕事が見つかっていない人は、まずは高卒が採用されやすい職種に応募することを考えてみるといいでしょう。高卒が採用されやすい仕事には次のような特徴があります。

学歴不問

応募条件に「学歴不問」と記されていたら、基本的に、高卒だからと不利になることはありません。むしろ応募が歓迎されているということなので、面接にも自信を持って挑めます。

人手不足の業界、職種

慢性的に人手不足とされている業界や職種も、応募を歓迎されやすいです。建築業界、医療・福祉業界、飲食業界、運送・流通業界などはその筆頭。職種であれば、どの業界でも営業職は人手が不足していることが多いです。また、介護など体力が必要な仕事も、若い人は歓迎されやすいです。

教育体制が整っている企業

従業員の教育体制が整っている企業は、知識や経験がなくても「一から覚えてしっかり働こう」というやる気があれば歓迎してくれます。なかには、働きながら資格を取ることを応援してくれる企業もあるので、キャリアアップを目指したい人にもぴったりです。

高卒におすすめの仕事

続いては、高卒におすすめの仕事をより具体的に解説していきます。

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公務員

公務員といっても幅広いですが、地方公務員の行政事務や学校事務、警察事務、消防官などは、基本的に学歴不問です。ただし、公務員試験に合格することが必須です。景気に左右されない仕事であるため、安定を望む人には特におすすめです。

参考：高卒で公務員になるための方法は？

介護スタッフ

少子高齢化の時代においては、介護スタッフのニーズがますます増していくことが考えられます。特に、体力がある若い人材は戦力となることから、ほとんどの職場で歓迎されるでしょう。長時間労働や夜勤が大変なことはデメリットですが、施設利用者などから喜ばれるのは大きなメリット。「いつもありがとう」の言葉や笑顔に癒されることは多いでしょう。

参考：介護職の仕事内容ややりがいは？

コールセンター

コールセンターのアルバイト募集は時給が高めなことから、学生時代にアルバイトとして仕事したことがあるという人も多いかもしれません。お客さんからかかってきた電話に対応するインバウンド業務、コールセンター側からお客さんに電話するアウトバウンド業務ともに、座ってできるぶん楽とはいえ、時にはクレーム対応が必要なことも。ただし、正社員として経験を積むと、スタッフのマネジメントや全体の管理を担当する立場となるため、アルバイト時代とは違ったやりがいを感じられるでしょう。

事務員

体力に自信がない人、その場その場で考えて行動をすることが得意でないなら、コツコツと地道に作業する事務員の仕事がおすすめです。一般事務から医療事務までさまざまな仕事がありますが、いずれの場合も、根気強く作業を続けられる人が向いているといえます。

IT業界

アプリやホームページを作った経験がある人、パソコン操作が好きな人なら、楽しく仕事に取り組める可能性が高いでしょう。システムエンジニアからwebデザイナーまでさまざまな職種がありますが、いずれも成果物で勝負することになるため、常に研鑽を続ける姿勢が問われます。

参考：高卒でIT業界に就職するには？

配送ドライバー

自動車の免許取得が必須ですが、運転が好きなら、比較的楽しく働けるでしょう。また、デスクワークと違って、常に周囲に人がいるということがないので、人間関係に悩まされる心配も少ないでしょう。

営業職

学歴不問での募集が多い営業職は、若いうちからスタートするメリットが大きいといえます。商品やサービスを売れば売るほど評価されるので、早い段階で経験を積んでコツをつかんでおくことがおすすめです。

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販売・接客・サービス業

人と接することが好きなら、ホテルマンやショップ店員、受付などの仕事が向いています。外国人が多く利用する宿泊施設やカフェなどなら、働きながら英語でのコミュニケーションスキルをつけられるのも魅力です。ただし、仕事によっては長時間立ちっぱなしになるため、それなりに体力も気力も必要。また、シフト制による不規則な生活が辛いと感じる人もいるかもしれません。

製造業

接客が得意でないなら、工場などでのものづくりに従事するのもおすすめです。ただし、他部署との連携は必要なため、コミュニケーション能力は不可欠。メリットとしては、基本的に工場の稼働時間が決まっていることから、残業や夜勤などはほとんどないことが挙げられます。

飲食業

居酒屋やレストラン、カフェなどの飲食店であれば、学歴不問で特別なスキルも必要ありません。一流シェフの店などは別ですが、チェーン店や個人が営む喫茶店などであれば、料理を任せてもらえることもあります。そのため、将来結婚したときのために簡単な料理を仕事しながら覚えたい人などにはメリットが大きいでしょう。または、店舗経営についても教えてもらえる職場なら、そこで得たノウハウを活かして、将来自分の店を持つという可能性もあり得ます。

参考：飲食業界で売上の高い企業TOP20をチェック

建設作業員

土木作業員やとび職、大工のほか、左官、植木職人なども建築作業員に含まれます。男性の仕事場というイメージを抱いている人も多いかもしれませんが、元大工で現在お笑い芸人として活躍されている女性もいますし、これからは建築現場で活躍する女性がますます増えそうです。

農業

人手不足、後継者不足の農家は全国にたくさんあります。しかし、農業に従事しようと思ったら、今住んでいる場所によっては引っ越しを余儀なくされるでしょう。また、自然が相手の仕事のため、思い通りにいかないこともしばしばですが、無事に育ったものがお客さんの手に渡って相手を笑顔にできたときには、これまでに経験したことのないうれしい気持ちになれるでしょう。

将来「ここに就職してよかった」と思うためには？

一般的に高卒におすすめの就職先としては、上記に紹介したものとなりますが、「誰にとってもおすすめ」というわけではありません。なぜかというと、人によって向き不向きがありますし、誰もが楽しく取り組める仕事などは存在しないからです。そのため、「自分がやりたい仕事」「自分に向いている仕事」に出逢えることがベストですが、現状はそのいずれもないという場合、一度仕事から意識を離して、「将来どんな自分になりたいか？」を考えてみることがおすすめです。

「5年後にこのくらいの年収を稼いでいたい」という数値目標が見えたら、年収重視で仕事を探すのもいいでしょう。「10年後までに、趣味で作っているアクセサリーを販売するだけで食べていけるようになりたい」なら、まずは小売業界に就職してノウハウを身につけるのもいいですし、アクセサリーのパーツを安く仕入れられそうな問屋とコネクションを持てる会社を探してみるのもいいかもしれません。「仕事を通してどんな人に出逢いたいか」「どのくらい稼ぎたいか」「どんな業界とつながりたいか」などは特にイメージしやすいので、ぜひゆっくり考えてみてくださいね。